母。

  ごきげんいかがでしょうか

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

おはようございます。

バックには「酒場一人」が流れています。

少しずつ体にエンジンがかかり始めました。

 みこちゃん30歳の時 惜しまれるように亡くなった母は どんなに忙しくても人のた

めに編み物 ミシンを起用に使って

何かとプレゼントしていました。

農家の経験もない中 草もはやしていなくて

いつ寝ているんだろうと不思議でもありました。

 お花も50歳過ぎから習い始め

良く差しメモしていました。

胃悪いとあんなに病院にも言っていたにもかかわら ず

!!習字が大好きでまったく予想外の疾患で命を取られるなんてびっくりです。

だから みこちゃんは医者嫌いになったのかもしれません。

 これも母が 見守ってくれているのだと解釈しています。

【朝晴れエッセー】母・5月27日 (2022年05月27日)

先月83歳になった母は元気だ。今でも黒い髪は、これまで一度も染めたことがなく、

健康で薬も服用していないことが自慢だ。最近は「終活、終活」と言ってはせっせと片

付けをしている。

子供たちは皆遠方に住んでおり、3年前に定年を迎えた私が実家のある隣の県に単身赴

任で再就職し、月に一度、車で2時間かけ、亡くなった父の墓参りと、母の様子を見に

帰省している。

「あんた、これ使うんな?」。まただ…。母はご近所さんからのいただきものや銀行、

商店などで配られる景品類を取っておいては、私が帰省したときに持って帰らせようと

する。「そんなん、要らんで。だいたい終活しよると言いながら何で使いもせんものを

もろうてくるんかなあ?」と言っても、「もったいないやん」と言う。

戦前生まれで、瀬戸内の島で育った母はものを大事にする。買い替えればいいような壊

れた置き時計なんかも、器用に自分で直して使う。

ものを大切にするという母の性格は分かっているので「ありがとう」と言ってもらって

もいいのだが、毎度毎度のことに「お母ちゃん、みんなから都合よく不用品回収に使わ

れとるだけやで」と、心にもないことを言ってしまっては、言い過ぎたと後悔する。

過去、ご近所さんが火事で焼きだされたときに母がストックしておいた衣服、生活用品

などを提供して、今でも感謝されている。要は世話好きなのだ。「まあ、人の世話がで

きるほど元気でいればいいか」と思うようにしよう。

岩原傑(58) 徳島市