オリンピックのための多様性と調和
ご機嫌いかがでしょうか。
視界ゼロのみこばあちゃんです。
おはようございます。
夜も26度を 下がることはなく寝苦しい夜が怖いほどです。
バックには「夜明けのスキャット」が流れています。
身も心も浄化されるみたいです。
雑草も昆虫までも懸命に生きているようです。 大阪選手のことは以前も書きましたが国際人としての受け止めもある中
彼女なりに幼いころから、いろいろ悩みのるつぼの中で
過ごしてきたのではなかろうかと想像する。
いっぱい言葉にならない少数者としての悩みも苦しみもあったはず…
不死鳥のように登場し、大阪選手に日本人としての期待も当然化のように騒いだのも日
本
日本差別も根強く未熟な日本人が「多様性と調和」など語れるだろうか…
もっともっと大人になってほしい
国際人としての大阪選手のバックグランドはあまりにも幼稚としてしか見て取れない私
です。
「多様性と調和」の五輪が今の日本を浮き彫りに ブルームバーグ
東京五輪の開会式では、米プロバスケットボールNBAの八村塁選手が日本選手団の男子旗
手を務め、テニス4大大会で4勝した大坂なおみ選手が聖火リレーの最終走者として聖火台
に点火した。2人とも異なる人種の両親の間に生まれた世界的アスリートだ。
「多様性と調和」の実現にはまだ道遠し
「多様性と調和」を基本コンセプトとして掲げる大会で、八村、大坂両選手は新しい日本の
顔としてスポットライトを浴びたが、世界で最も人種的に均質的な国の一つである日本が
変化を受け入れるには、まだ道のりが遠いことを思い起こさせる契機にもなった。
外国生まれの住民や両親の人種が異なる日本国籍保有者はこの数年間で徐々に増加して
いるが、五輪大会は日本人のアイデンティティーとその進化を振り返る機会となっている
。人種が単一ではないアスリートが日本代表として活躍し、メダルを獲得する選手も出て
いる。
五輪男子テニスのダニエル太郎選手は7月31日のインタビューで、日本が「多様性の推進を
うまく進めてきたと思う」と述べながらも、過去1年間にこの分野での日本政府の至らない
点の一部が五輪を機に浮き彫りになったとも指摘した。
日本人の母と米国人の父の間に生まれたダニエル選手は、自身のバックグラウンドを理由
に、周りの不寛容に悩まされたアスリートの一人で、子供時代にからかわれた経験もある
。
「日本に住んでいて、銃を持っているかなどと聞かれ、そのようにからかわれたことはショ
ッキングだった」と振り返る同選手は、適合するために自身の振る舞いを変えるほうが容
易だったと認めながらも、同様のバックグラウンドを持つ将来の世代にとって、そのよう
な方法は答えにならないとも理解していると話した。
?
大坂選手の敗退に多くの批判の書き込み
人口の減少と高齢化に対応するため、改正出入国管理法などを通じ、日本政府は外国人労
働者の受け入れを増やそうとしている。2020年末時点で人口の約2%が外国籍だ。
日本国内の反移民・反マイノリティー感情は表面的には気づきにくいかもしれないが、現
実に存在し、よりあからさまに現われる時もある。大坂選手がシングルス3回戦で敗退し
た後、ソーシャルメディア上では、同選手には日本を代表する資格がないなど多くの批判
の書き込みが見られた。
奈良女子大学の石坂友司准教授(スポーツ社会学)は、「これまで日本の人たちはダブル
といわれる人たち、移民で国籍を変えた人に対してあまり歓迎してこなかった」歴史があ
ると指摘。それでも大坂選手が聖火台への点火者に選ばれたことは、今までそういう選択
をできなかった点を踏まえれば、「多様性というのはどういうことなのかという、それすら
考えてこなかった日本にとっては大きい一歩だと思う」と話した。
八村選手も、子供時代には他人との違いを理由に常に隠れようとしている自分がいたが、
スポーツを通じて自身の進む道を見つけたと語っている。日本の男子バスケットボール
チームが同じグループのスペインやアルゼンチンなどの強豪に勝つと期待している人は
ほとんどいないため、同選手へのプレッシャーは大坂選手ほどは強くなかった。
両親の人種が異なるアスリートが日本で受け入れられた例もある。2004年アテネ大会の
陸上男子ハンマー投げで金メダルを獲得し、ヒーローとなった室伏広治スポーツ庁長官は
父親が日本人、母親がルーマニア人だ。
7月29日に男子柔道100キロ級で金メダルを獲得した東京出身のウルフ・アロン選手は母親
が日本人、父親が米国人。決勝戦で勝利した後に記者団に対し、「東京の下町で日本人とし
て育ってきたので、そこまでそういう部分を考えてやってきたわけではない」とした上で、
「日本代表として金メダルを取ったということがまず一番だ」と語った。
社会が前進するのに何が必要か考える上で良い機会に
?
あと1週間で閉幕する東京五輪が、多様性促進の大会になるとの願いがどの程度かなうの
かはまだ分からない。
東京五輪・パラリンピック組織委員会は大会前に相次ぐスキャンダルに見舞われた。開幕
の数カ月前に女性蔑視とも受け取れる発言で森喜朗氏が会長を辞任。開幕の直前には開
会式の楽曲制作を担当していた小山田圭吾氏が学生時代に障害のある生徒らに対し、いじ
めを行っていたことを巡り辞任した。
それでもテニスのダニエル選手は、五輪が人々の態度に持続的な変化をもたらす機会にな
ると期待している。「最終的には、社会が前進するのに何が必要か考える上で良い機会に
なるだろう」と語った。
原題:Olympic Diversity Push Highlights Japan’s Struggles With Change(抜粋)
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著者:竹生悠子、森来実人です。