老いることは日々戦いの毎日。

   ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

おはようございます。

 当地は4時から雨模様となりました。

 秋は朝晩の気温が静かに静かに押し寄せて

どこか肩ではあーはー息している自分からゆとりの環境を受け入れている自分にどこか

気持ちのゆとりと秋の夜長を どこか意識するようにもなっている。

高騰していた野菜たちがスーパーにおいてその値動きが落ち着きつつあるという。

でも葉物野菜は30円ほど高いのでは…

大根一本120円は実にありがたい。

栗は一般には買いづらい価格で栗ご飯は一回食べられればありがたい…

 田舎には家の屋敷に柿を たわわに実らせ、それが西日を浴びて

そのオレンジと高い澄み切った青空のコントラストが実によく似合う風景

「柿の木坂の家」の詩そのもの…

残り少ない健康年齢だからこそ、味わい深く

過ごせるこの余暇時間をいただけた人生の最終章

、わがままいっぱいに過ごせてる今の幸せかみしめてます。

 最近五つの内蔵畸形の中、懸命に命の日々の戦いを過ごして

おられる「ママのブログ」にであり

、秋空を想像しつつ深呼吸できている自分に

ただただありがとうと合唱…

わがままが言えるなら、この透明感のある秋空を

一度でよいから視界にとらえられたならどれほどよいかと想像してみたりしてます。

人から見れば、不幸の最たるヒトととらえられるかもしれないけれど

 今の私は幸せで人知れず満腹な日々でもあります。

日々、闇夜の暮らしの中で、果てしないほどの目標の光は

私の心の中の灯台守。

 年を重ねることは、健康もお金も人の愛も少なくなっていく過程にあって

味が分からなくなったり、食事内容が見えなくなったことで

その味わいまでも損なっていく過程を受け入れなければならない人生も数多くある。

 その最たるものが入れ歯ではないのだろうか?

誰もが異物感を感じそれに慣れなくて、ご苦労されている人もきっとあるはず。

食欲の減退が、さらなる合併症を生み

きっと、健康の階段を転げ落ちたりもする危うさも浮上…

自分に合う入れ歯を求めてお医者の梯子は通常パターン。

歯の健康はひとえに楽しめる食欲までも約束してくれ

健康キープの一丁目

 若いころ、味が判らなくなったり、紙を食べているような触感であったりと

想像だにもしなかった高齢化

それを一つ一つ自分の中で租借しなければならない残存機能との戦い

これも高齢ゆえのハードル。

 いままで自分の歯でなんでも食べられていた母の奥歯が抜けそうだ。抜けたら選択肢

は入れ歯しかないが、高齢になってからは慣れるのが難しいという。食欲旺盛、食べる

ことが生き甲斐の母にとって、のっぴきならない大問題に頭を抱えている。

奇跡が続いた3年間 先延ばしにしていた大問題

「もう奥歯の歯根はなくなっていて、歯は奇跡的にくっついているだけ……」

 歯科医から告げられて恐れおののいたのはもう3年前のこと。実はこの“奇跡”、どう

いうわけかいまも継続中だ。母は要介護になった7年前の時点で、おそらく10年以上は歯

科に行っていなかっただろう。私の世代まではまだ、歯科は“痛くなってからしぶしぶ

行くもの”だった。高齢者にとって口腔ケアほど大事なことはないと知ったのは、介護

の取材を始めてからだ。

「私は毎日歯を磨いているし、痛いところもないわ!」と言い張る母を近所の歯科クリ

ニックに連れて行き、診察の結果、歯科医に言われたのが冒頭のせりふだ。歯周病がか

なり進み、歯磨きが行き届いていないとも言われた。

「本当ならすぐに抜歯して入れ歯を入れるべきところなんだけど、高齢になると入れ歯

に慣れるのが結構大変。いま食事が楽しめているなら、歯のお掃除をしながら見守りま

しょう」

 と、言ってくれた女医さんが女神様に思えた。母の生活に寄り添ってくれることに感

謝しつつ、とりあえず入れ歯問題にも蓋をして、幸か不幸か3年もたった。

「腫れも出てきているから、そろそろ限界かも」と、先日の診察で女医さんもため息。

この3年、確かに食事も楽しんだが、入れ歯問題のハードルはさらに上がったのだ。

やはり大切なのは「食べる」こと

 入れ歯は装着具合に慣れるのが大変で、毎日着脱して自分の歯と同じく磨かねばなら

ないという。きっと母には無理だ。何度も試した補聴器も結局、使えなかったのだ。で

も奥歯が抜けてしまうと食べられるものも限られるだろう。

 もう40年近く前、施設に入った祖母(母の実母)を見舞い、ペースト状の食事を口に

運んでやりながら泣きそうな顔をしていた母を思い出した。あのときの祖母はいまの母

と同じくらいの年のはずだが、認知症で会話もままならず、ほぼ寝たきりだった。

 しかし現在、新型コロナ流行下でなければ、母は「おいしいものを食べに行こう!」

という勢いだ。まだ先がある。

「先生、入れ歯がうまくできなかったらどうなるんでしょう。もしかしてペースト?」

 思い詰めて尋ねると、女医さんは笑って言った。