北朝鮮違法操業に対策強化求める!
ご機嫌いかがでしょうか。
視界ゼロのみこばあちゃんです。
昨年末イカが、すーぱーから消えたにゅーすが報道されたような気がします?
また同時に北朝鮮からの漂流戦がたくさん来ていることも報道されていました。
やっとここにきて海上保安庁が出動いただけることになったようです。
少ない資源に頼る漁師の死活保全のためにも
未来の漁師の育成のためにも、国はもっと早い動きがほしかったものです。
北朝鮮にまっとうな話など通用しない中で、日本の漁船が
撤退を余儀なくされることの内容にしてほしいものです。
北朝鮮に対する政治的な配慮も必要不可欠。
読売より。
能登半島沖で北漁船急増、19隻には放水も実施 (2018年06月01日)
北朝鮮漁船(左)に放水する巡視船(5月下旬、海上保安庁提供)北朝鮮漁船(左)に放水する巡視船(5月下旬、海上保安庁提供)
海上保安庁は1日、日本海の排他的経済水域(EEZ)内にある能登半島沖の漁場「 大和 ( やまと ) 堆 ( たい ) 」周辺で5月下旬から北朝鮮漁船が急増し、1日朝までに計112隻に退去警告を行ったと発表した。
警告に従わなかった19隻には放水も実施。イカ漁のシーズンに入り、さらに増える恐れがあるとして、監視を強めている。
同庁によると、大和堆の周辺海域では5月20日頃、巡視船が北朝鮮の木造漁船を今年初めて確認。その後も多い日で数十隻が見つかっている。いずれも全長5~10メートルほどの木造漁船で、船体のハングルなどから、北朝鮮籍と断定した。
同庁は複数の巡視船を派遣し、EEZ内で違法操業しようとした漁船を見つければ、大音量で警告するほか、電光掲示板などでも退去を促している。
(ここまで333文字 / 残り388文字)2018年06月01日 19時23分Copyright © The Yomiuri Shimbun
産経より。
大和堆で監視活動、海保が開始 北違法操業 (2018年5月25日 07:04)
日本の排他的経済水域(EEZ)にある日本海の好漁場「大和堆」付近での北朝鮮漁
船による違法操業問題で、海上保安庁が現場海域に複数の巡視船を投入し、本格的な監
視警戒活動を開始したことが24日、分かった。6月のスルメイカ漁期に向けて水産庁
の漁業取締船と連携、初動を重視して対応する。
出発拠点となる新潟港(新潟市)には21日、第1管区海上保安本部(北海道小樽市
)と8管(京都府舞鶴市)管内の大型・中型巡視船5隻の集結が確認された。
現場海域では5隻程度が活動しているとみられ、これまで各巡視船で対応方針や手順
を共有するなど準備を進めていた。
昨年に続き2年目の取り締まりとなる今年は、日本漁船の自由な操業と安全の確保が
課題となる。日本漁船は例年通り、6月上旬に大和堆に出漁するとみられるが、昨年は
北朝鮮漁船から妨害を受けるなどして現場海域を離れざるを得なかった。
今シーズンは、大和堆北西側で、EEZの基準となる北朝鮮との地理的中間線付近を
取り締まりの最前線に設定。昨年と同様に退去警告をした上で放水を実施して排除に当
たるとみられる。
海保や水産庁は昨シーズン終了後も大和堆周辺の監視を継続。5月中に周辺海域で確
認された北朝鮮漁船は数隻で退去警告して排除したという。水産庁は海保に先立って取
り締まり態勢を強化、5月に入り漁業取締船の隻数を増やしている。
大和堆周辺で違法操業する北朝鮮の木造船=2017年9月中旬(海上保安庁提供)
昨年11月以降、日本海沿岸には突如として木造船の漂着や漂流が相
次いだ。青森県内では計12隻が漂着し、船内や付近で身元不明の計1
2遺体が収容さ
れた。
全国で確認された漂着・漂流は104件。船体のハングル文字や「朝
鮮人民軍」のプレート、遺留物などから木造船の多くは北朝鮮籍とみら
れている。
12月には、北海道の無人島に漂着した北朝鮮船の船長らが、発電機
を盗んだとして逮捕された。
その船内からは、ある海域を含む海図が見つかった。「大和堆(やま
とたい)」だ―。
■ ■
日本海のほぼ中央に位置する大和堆は、日本の排他的経済水域(EE
Z)内にある。周辺より水深が浅く、スルメイカだけでなくカニ、エビ
類の好漁場とし
て知られている。1970~80年代の不漁時に登場した中型イカ釣り
船が漁場として
開拓してきた。
近年のイカ不漁は太平洋側に来遊する「冬生まれ群」の資源減少が要
因。それに比べて日本海の「秋生まれ群」は資源が割と安定しており、
八戸港にとって
中型イカ釣り船の水揚げは頼みの綱となっている。
ところが、2016年秋に突然、北朝鮮の船が大和堆に殺到してきた
。全国いか釣り漁業協会によると、数百隻の小型木造船に加え、燃料や
食料を提供する
母船を確認。日本のEEZ内での明確な違法操業だ。
しかも、日本船の集魚灯の下に集まったスルメイカが目当て。いくら
離れても、北朝鮮の船が次々と寄ってきたという。同海域では八戸所属
の23隻を含め
日本の約70隻が操業する。木造船との衝突や、流し網がスクリューに
絡まるのを恐れ
、撤退せざるを得なかった。
17年秋のシーズンも同様で、第67源栄丸(八戸所属)の大橋社漁
労長(70)は「仕方なく、大して漁がない別の漁場へ向かうしかなか
った。かなりの
ダメージだ」と悔しがる。
9月下旬、漁場を知り尽くした中型イカ釣り船の船主は「11月にな
れば海がしけるので、小型船は大和堆まで漁に出られないだろう。それ
までの我慢だ」
との見通しを口にした。
その予想通り、10月下旬以降の海は台風の通過もあって大荒れとな
った。「転覆した木造船が何隻も漂っているのを見た」。第71八重丸
(同)の橋本文
昭漁労長(65)は証言する。
漂着船の船内からはイカ釣り漁具が見つかっている。生存者の証言か
らも、11月以降に日本沿岸に漂着した船の大半は、大和堆で操業して
いた北朝鮮のイ
カ釣り船とみて間違いない。
それにしても、なぜ北朝鮮船が突如現れたのか。食料確保に迫られた
国内事情に加え、函館頭足類科学研究所の桜井泰憲所長(67)はイカ
の南下ルートの
変化が一因と指摘する。水温変動で朝鮮半島近くから日本寄りに変わり
、それを追うよ
うに「どんどん沖合に出てきた」との見方だ。
北朝鮮の漁師もイカに翻弄(ほんろう)され、嵐にのみ込まれたのだ
ろうか―。
◇
資源量が急減する中で、外国船に荒らされる頼みの漁場。資源保護の
重要性が増す局面で「日本だけ漁獲を抑えても仕方ない」(イカ釣り船
主)との不満も
くすぶり始めた。だが、外交交渉が通じない相手だけに協調の道筋は見
えない。橋本漁
労長は「海上保安庁が違法操業を徹底的に取り締まるべきだ」と憤る。
スルメイカは1年の短い寿命故に、資源量はその時々の海洋環境に左
右されるのが宿命。そこに、隣国との難しい国際問題という新たな要素
が加わった。
今また急速に数を減らしつつあるスルメイカは、私たちに何を告げよ
うとしているのか。
(第1部終わり)
日本の排他的経済水域(EEZ)にある日本海の好漁場「大和堆(やまとたい)」周
辺で、北朝鮮漁船による違法操業が5月下旬に複数確認されたことが31日、分かった
。水産庁が同日開いた水産政策審議会資源管理分科会で明らかにした。
会合で、全国いか釣り漁業協会の山下久弥理事が「北朝鮮漁船が何隻出ていたのか詳
しく説明してほしい」と求めたのに対し、水産庁の担当者が「5月末から北朝鮮の船が
ぽつぽつ出始めている。われわれはそれを集中的に排除している」と回答した。実際に
何隻確認したかは明らかにしなかった。
水産庁は5月上旬から、大和堆周辺に昨年同時期を上回る数の取締船を配備。海上保
安庁の巡視船とも連携し、数隻の木造の北朝鮮漁船に放水するなどして退去勧告をした
という。
6月3日には、多くの日本漁船がこの水域でのイカ釣り漁開始を予定しており、水産
庁は警戒を強めている。