みんなで仲良く貧乏生活も…
皆様ご機嫌いかがでしょうか。
視界ゼロのみこばあちゃんです。
おはようございます。
バックには「待ちましょう」が流れています。
これから草取りですが
今日もひと汗かきそうです。
蒸し暑い日はピークを知らないくらい津図いております。
内輪生活には苦難が続きます。
牛の肥料費に農民はhパクパクです。
それなのにコープの牛乳に値下げもありびっくり!!
値下げは都会のスーパーには見られますが
田舎の「ジジババ」スーパーではほんのひとかけに驚きですが
人口の症客数を考慮したなら
年々少なくなる人口が経済も冷やさざるを得ない現状を
受け入れるしかないのだと納得もしています。スーパーが存在しているだけの意味合い
も考慮したいものです。
います。シンガポールは、PAP(人民行動党)による事実上の一党独裁です。
つまり、ランキング上位国に共通するキーワードは、「小国」「金融」「移民」。1人当
たりGDPを見る限り、この3点が国家が経済的に成功する条件と言えるでしょう。
アメリカとドイツは参考になる
となると、悩ましいのが日本。日本のように1億2千万人もの人口を抱える「大国」が、
ルクセンブルクやシンガポールと同じやり方をするのは非現実的です。日本経済は、為
す術がなく、お先真っ暗なのでしょうか。
ここで参考にしたいのが、日本と同じく「大国」で、20世紀に製造業を中心に隆盛した
アメリカとドイツです。日本がどんどん順位を下げているのに対し、アメリカは10位以
内(6位、6万9231ドル)、ドイツは20位以内(18位、5万0795ドル)を長く堅持していま
す。
アメリカとドイツに共通し、日本と異なるのは、次の3点です。
① 移民の受け入れ。総人口に占める移民の割合は、アメリカ15.3%、ドイツ18.8%と高
水準です。両国とも近年は移民増加の弊害に悩まされていますが、長い目で見ると移民
が経済を高度化させました。
② ものづくりの革新。アメリカ・テスラの電気自動車やドイツの「インダストリー4.0
」のように、アメリカ・ドイツの製造業は、大胆にITを取り入れてものづくりを革新し
ています。
③ IT・金融など成長分野でのクラスター形成。アメリカのシリコンバレーやドイツのフ
ランクフルト金融市場のように、IT・金融など成長分野でクラスター(産業集積)の形
成に取り組んできました。
日本経済を復活させるには、この3つの改革に取り組むことが必要でしょう。
では日本は今後、ランキング上位国に倣って改革を進めることができるでしょうか。個
人的には、日本が自らの判断で大きな改革に踏み出す可能性は低いと思います。政府・
国民の「豊かさ」に対する考え方が、上位国と日本では根本的に違うからです。
豊かさと平等は二律背反の関係
多くの上位国では、「経済成長による豊かさ」が事実上の国是になっています。少しく
らい国民の経済格差が広がっても、失業者が出ても、国全体が経済成長すれば、豊かに
暮らす国民の絶対数が増えます。
一方、かつてシンガポールで優秀な子供を増やすために大卒女性による出産が奨励され
たように、上位国の政府は「国民の平等と融和」をあまり重要視していません。
そして、上位国の国民は、こうした政府の国家戦略を支持しています。抑圧的な政治体
制に不満はあるようですが、政府の目論見通り国民の暮らしはどんどん豊かになってい
ます。
それに対し日本では、政府も国民も「国民の平等と融和」をまず目指します。「経済成
長による豊かさ」は、さほど重要な目標ではありません。極端に言うと「格差がある、
ギスギスした豊かな社会より、みんなで仲良く貧乏に暮らす方が良い」と考えています
。
しかし、このままの凋落が続けば、日本はいったいどうなるでしょう。いまは過去の蓄
積によって何とか生活できていますが、やがて世界からヒト・モノ・金が集まらなくな
り、「みんなで仲良く貧乏に暮らす」ことすら難しくなるでしょう。
政府も国民も、1人当たりGDPの推移を直視し、その背後にある「豊かさと平等はトレー
ドオフ(二律背反)の関係にある」という事実にしっかり向き合う必要がありそうです
。
「仲良く貧乏」を選んだ日本は世界に見放される 日沖 健