80歳過ぎたら やたら医者にかかりたくないもの。
ご機嫌いかがでしょうか。
視界ゼロのみこばあちゃんです。
おはようございます。
山々は深緑の中 静かに見守ってくれてもいます。
花暦を 知らん顔をして通り過ぎています。
みこちゃんはひと月3万円の食費を計画しています。
これは医者に行かないための予防策でもあります。
お一人暮らしの調味料はもったいないので
砂糖大好き人間でしたがこれも卒業!
だいぶ人間改造もしました。
お医者にはかからないことが希望です。
えって生きる気力を奪ってしまうケースもある」。
80代を元気に超えるために、やってはいけない3つの治療法や、
5つの病気予防法について専門医に解説いただいた。
☆過度な治療が体の衰えを生む
食生活の改善や運動のようなアクティブに取り組むべきことがある一方、
80代を迎えたら控えるべきこともある。
高齢者専門の精神科医で、『80歳の壁』(幻冬舎新書)の著書がある
こころと体のクリニック院長・和田秀樹さんは、
「治療のしすぎ」に注意すべきと警鐘を鳴らす。
「体力や身体機能が衰えてくる80代は、
手術をはじめとした大規模な治療が、かえって生きる気力を奪ってしまうケースが、
少なくありません。
特に、がんの治療は80歳を過ぎたら、必ずしも必要ではない。
そもそも、通常はがんが、1センチ大の腫瘍になるまで、10年かかるといわれている
うえ、
年をとればさらに進行が遅くなり、転移もしにくくなります。
一方で、手術や抗がん剤治療などが、体に与えるダメージは大きく、
高齢者であれば、それによって食欲や体重が大幅に落ち、
もとの生活ができなくなる可能性が高い。
痛みがあったり、生活に大きな支障をきたさない限り、
何もせずにがんと共存していくのも、ひとつの選択肢です。
また、こうしたQOL(クオリティー・オブ・ライフ:生活の質)を第一に考え、
その人に合った病気との向き合い方を、一緒に考えてくれるかかりつけ医を
健康な体のうちに見つけておくことも大切です」(和田さん・以下同)
高血圧の治療も同様だ。
「動脈硬化は、どんなに健康な人でも、加齢とともに必ず起こります。
実際、病理解剖をしていたとき、80歳を超えて動脈硬化のない人はいませんでした。
しかも、年を重ねてすでに収縮している血管の血圧を下げてしまえば、
かえって血液が滞って、脳に酸素や栄養が行き渡らなくなります。
その結果、頭がぼんやりして意識が飛んだり、認知症のような状態になることは、少な
くない。
高齢者は、むしろ血圧を高めにコントロールした方がいいのです」
控えるべきは、治療だけではない。
在宅医療で多くの高齢者を診療してきた、たかせクリニック理事長の髙瀬義昌さんは、
80代を健康に過ごすために、60歳を超えた後は、のむ薬を減らすことを推奨する。
「特に、うつや不眠の症状で、処方されるベンゾジアゼピン系の精神薬は、
副作用が強く、せん妄が起きたり、認知機能が低下したりするため、控えた方がいい。
また、どんな薬であっても、年を重ねるほど副作用が出やすくなるため、
60歳以降は、なるべく薬に頼らずに生活することを意識してほしい。
不眠なら運動量を増やして日光を浴びるなど、生活習慣の改善で対処するのがベストで
す。
特に年を重ねるほど『熟眠できない』という理由で、睡眠薬を服用する人は多いですが
、
そもそも高齢者は4~5時間の睡眠でも充分。
“遅寝遅起き”で問題ありません」(髙瀬さん)
☆80歳を超えたら、やってはいけない治療 ●がん治療
そもそも、がんの進行は遅いうえ、年を重ねるほど、その傾向は顕著になる。
一方で、手術や抗がん剤など治療による体への負担は大きく、食欲の減退や体重
の減少につながる。
80歳を過ぎてからは、治療しないことを選択肢に入れることも検討したい。
●血圧のコントロール
年を重ねれば、どんな健康な人であっても、動脈硬化になる。
収縮した血管の血圧を下げようとすれば、血流が滞り認知機能の低下にもつなが
る。
血圧値を気にするのは、80歳までに。
●薬ののみすぎ
健康な体で80代を迎えるためには、60代の頃から薬ののみすぎに、気をつけ
て生活するべし。
特に向精神薬は、副作用も強く依存性も高い。
そもそも高齢者になれば、睡眠が浅くなるのは当然の傾向。
日光に当たるなど自然治癒を心がけたい。
80才を超えたらやってはいけない治療 80才を超えたらやってはいけない治療
☆病気予防の「5か条」を実践
体に負担をかける治療や無駄な薬は避けるべきだが、
80歳を超えて健康に生きるために、必須の医療もある。
髙瀬さんは、高齢者の生死を分ける重病を遠ざけるための「予防5か条」を提案する。
「肺炎・骨折・帯状疱疹・脳卒中・脱水は、80歳を超えたら命取りです。
これらは事前に、しっかり予防することを意識してほしい。
まずは65歳になったら、誤嚥(ごえん)性肺炎などを予防する、
肺炎球菌ワクチンを接種してほしい。
かかりつけ医に相談して、『ニューモバックス』と『プレベナー』の2種類を受けてお
くといいでしょう。
肺炎球菌による肺炎は、高齢者に多く、重症化しやすい。
新型コロナウイルスによる感染よりも、亡くなる人が多い、恐ろしい病気です」(髙瀬
さん・以下同)
帯状疱疹も年を重ねてから罹患すると、後遺症として神経に痛みが残るリスクが上昇す
る。
水痘ワクチンを接種することで、罹患率が大幅に低下するうえ、万が一かかってしまっ
ても軽症で済む。
一度接種しておけば、5~8年は効果が持続します」
一度寝たきりになれば、あっという間に筋力が低下してしまう高齢者にとって、骨折対
策は不可欠だ。
「骨がもろくなれば、それだけ骨折リスクが上がるため、骨粗しょう症の予防は重要で
す。
特に女性は、閉経後にホルモンの分泌量が減少すると、一気に骨がもろくなります。
のみ薬や注射によって予防ができるため、早いうちから医師に相談してほしい」
早期対策が必須なのは、脳卒中や心筋梗塞といった血管病も同様だ。
「これらの病気は、いかに早期に発見できるかが、明暗を分けます。
最近では、首の頸動脈の硬化度を、超音波で調べられるようになり、
昔に比べて、心臓まわりの血管系の検査も、
痛みや体への負担がほとんどなく検査できるようになっています。
一度、人間ドックで検査することを推奨します。
家族に血管系の病気罹患者がいる人や、糖尿病や脂質代謝異常症の人は、特に気をつけ
てほしい」