100均の曲がりかど

  ご機嫌いかがでしょうか。 視界ゼロのみこばあちゃんです。

おはようございます。

関東地区は梅雨入りです。

朝の空気はすがすっがしい。

朝を大切にしたいものです。

深い緑に小鳥の声が甲高くけたたましい…

社会の中で100円ショップはもはやみんなの生活の中に浸透してきた。

この材料費 物流コストなど考慮すれば

限界の水位まで来ているのではとだれもっが理解するのでは…

100円ショップが、曲がり角を迎えている。

ロシアのウクライナ侵攻や円安で商品の原価が高騰し、低価格を維持するのが厳しくな

っている。

100円より高い商品にシフトする大手もあるが、

物価高で消費者の節約意識は高まっており、100円が売りの業態を変えるのは難しい

商品を製造する企業のコスト吸収の努力も限界で、

「事業を続けるのが、きつい」とため息が漏れる。 

(石田剛) 【グラフ】100円ショップの市場規模  

陶器やガラスの食器、色とりどりのマニキュアやアイシャドー、生花、アウトドア用品

・・。

2 日に東京・銀座の100円ショップ「ダイソーマロニエゲート銀座店」を訪れると、

約1000平方メートルの売り場に、約2万3000種類の商品が並んでいた。

東京都江東区の女性会社員(23歳)は、

「安いものを探し回らなくても、ここに来れば、何でもそろう」と話した。  

この店舗は、高級ブランド店が集まる通りに近い商業施設の6階に入る。

ダイソーのブランド価値を高めようと、グローバル旗艦店として4月にオープンした。

「100円の商品をもっと充実させたい。

物流の効率化などコストの抑制策は、まだある」。

運営する大創産業広島県)の平本良弘商品本部長は意欲を語る。  

100円ショップ業界は、安くて幅広い品ぞろえで、拡大してきた。

帝国データバンクの調査では、大手5社の2021年度の国内店舗数は8410店と、

10年間で約1・5倍に増えた。

総売上高も9555億円と、約1・6倍に伸びた。

「商品の多くは、100円ショップ用に製造されており、

大量発注や製造法の工夫で、原価を抑えている。

独自の商品調達ルートを築いたのが、業界の強みだ」。

小売業に詳しい分析広報研究所(東京)の小島一郎チーフアナリストは、指摘する。  

だが、事業環境は厳しさを増している。

熊本県内のメーカーは、100円ショップ向けに、ばんそうこうなど衛生用品を製造す

る。

原油高騰などで、石油が原料の粘着剤からガーゼ、包装紙まで全ての材料が、

この1年10~15%上がった。

納品価格引き上げの交渉は、難しいといい、

担当者は「大量の注文を失うのが怖い、製造側の立場は弱い。

結局、コスト増加分は自分たちで、負担することになる。

現場は、どんどんきつくなっている」と語る。

?

業界では、商品の多くを中国や東南アジアで生産するが、

人件費高騰に円安が、追い打ちをかける。

中国で製造委託したスマートフォン用イヤホンを納品する東京の企業の担当者は

「想定以上の円安がきつい。

安い材料や塗料で、コストを抑えてきたが限界だ」と明かす。

100円ショップの運営企業も価格帯を広げている。

大創産業は、原価の高い商品を200~1000円で販売し、全体の商品の約1割を占

める。

2018年からは「300円ショップ」を展開しており、

2022年度に計画する国内の新規出店350店のうち、約4割を300円ショップに

する。

「ワッツ」や「フレッツ」を展開するワッツ(大阪市)も、

200~1000円の商品数を徐々に拡充し、全体の1割に当たる約2000種類に増

えた。  

ただ、記録的な物価上昇で、100円ショップの存在意義は高まっており、

大手各社は、100円が中心の商品構成は崩さない方針だ。

「あくまで100円ショップなので、100円より高い商品が増えると、

お客さまの抵抗感も増える。

今の1割程度が、いいバランスではないか」と、ワッツの担当者は語る。

セリア(岐阜県)は、全商品100円均一の戦略を変えていない。

分析広報研究所の小島氏は「小売業は、お得感を出すイメージ戦略が重要だ。

100円ショップの看板は強力で、簡単には下ろせないだろう」と話している。・・