ステージ4の希少がんと生きる坂井政治部記者

   ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

おはようございます。

 災害ごみの処理は災害のたびに課題になっていても事態の進展はない!

 これは環境省が動いてくださることこそいちばん。

災害県だけでは処理できないときのマニアルも国レベルで動くことでスムースに行くのでは…

 災害のたびに同じ光景に出くわさないで済む学びもいるのでは…。

 当地も先週の木曜日より大地が渇くことはありません

今朝も小雨が降り続いております。。

  職場で、気を失うほどの痛みの中

やっとの思いで我が家についた記者が

病院で受けた希少がんステージ4の診断は

余命の宣告を受けたようなものだった。

 あれから3ねん、いろんな治療、最終的には腹膜の転移まで受け入れながら

いろんな抗がん剤治療の副作用と戦い続けながら

政治部記者として現役であり続けながら今をお迎えの気持ちの安ど感はいかばかりであ

ろうと妄想させていただきました。

 当事者はもとより、家族のお苦しみもいかばかりであった過労と推測させてもいただ

きました。

血液すーちの異常なしとはいえ、腹膜に飛び散っている悪性腫瘍と

常に共存しながらの生存には、言葉にならない不確かの中を生存することを

受け入れながらの日々に心を傾けながら「よくぞ」この日を迎えましたねの言葉の一語

です。

病気の進行にも、医者の診断を疑うこともなく

信じる姿勢こそ今の坂井記者の生存の一助になってきたのではなかろうかと

 併せて労働環境に恵まれた、産経新聞にも深い敬意を感じてもいます。

【希少がんと共に生きる】腫瘍マーカーに一喜一憂 年を重ねる重みを感じ

 小腸が破れ、がん細胞が腹膜に散る腹膜播種(はしゅ)という症状を抱えている筆者

は、定期的にコンピューター断層撮影(CT)検査を受け、がん細胞が大きくなったり

、他の内臓などに転移したりしていないかを調べている。血液検査では腫瘍マーカー

確認している。

  10月1日、年内最後のCT検査のため、国立がん研究センター中央病院(東京・

築地)に向かった。CT検査の結果、小康状態が保たれていることが確認できた。そし

て驚くべきことに、担当医から血液検査の結果がこういう表現で伝えられた。

 「オール黒字ですね」

 30項目にわたる血液検査の結果はすべて基準値内に収まっていた。平成29年1月

からこの病院に通院して以降、こんなことは初めてだった。特にCEAと呼ばれる腫瘍

マーカーは常に基準値を超えていた。その都度、担当医は「お酒を飲んで数値が上がる

こともありますから」と説明し、不安を払拭してくれた。

 実際、腫瘍マーカーの値はあくまで「参考」にすべきものであり、がんなのに陰性の

結果が出る「偽陰性」、がんではないのに陽性の結果が出る「偽陽性」となることは多

いとされる。とはいえ、ステージ4の患者心理からすると、気にしないわけにはいかな

かった。

 抗がん剤治療を29年1月から2年間続け、今年から休薬している。休薬により、再

びがん細胞が暴れ出すのではないかという恐怖心と向き合いながら、毎日を過ごしてき

た。そんな中、CEAが基準値内に収まり、しかも「オール黒字」の快挙。喜びひとし

おだった。

 それからほどなくして、9月に受けた会社の生活習慣病健康診断の結果が返ってきた

。さまざまな項目について、異常を認めない「A」から精密検査が必要な「FF」まで

9ランクに分けられていた。思わず目を疑った。CEAの項目が「FF」だったのだ。

 数値を見ると基準値をわずかに上回っているだけだったが、それでも「FF」になる

ということは、数値にもっと敏感になれということなのか-。そんなことを思いながら

検診結果を何度も見つめた。正直、怖かった。

 ただ、がん細胞が腹膜に無数に散っている以上、基準値内に収まっているほうが不思

議で、基準値を超えているのが当たり前ともいえる。腫瘍マーカーの数値に一喜一憂せ

ず、担当医を信頼して治療を進めるのが理想的な患者像だと、今は改めて思う。

 その担当医とは、腹膜の腫瘍が大きくなった場合や転移した場合の治療方法について

、すでに話し合いを始めている。CT検査などで目立った腫瘍が見つかった場合、腹部

に小さな穴を開けてカメラなどを挿入する腹腔鏡検査で詳細に調べ、腫瘍が1つだけな

ら手術で切除し、複数あって取り切れない場合は抗がん剤治療を再開する方針だ。

 腹膜播種のため、どこにどういう形で何カ所にわたって転移するかは、予断を許さな

い。

 過去、プラチナ製剤の「オキサリプラチン」を点滴投与し、錠剤の「ゼローダ」を服

用した。これを「XELOX(ゼロックス)療法」と呼ぶ。同療法の副作用で、休薬し

てもなお、両足のつま先はしびれたままだ。

 このため、抗がん剤を再開する場合は、これまでとは異なる治療法を行う方向だ。具

体的には、前胸部などの皮下にポートを埋め込み、「5-FU」と呼ばれる薬をカテー

テルで約2日間、投与し続けるらしい。この医療機器を体につけたまま、普段通り日常

生活を送ることができる。

 あの吐き気や飲食するときの喉の違和感、冷気に当たったときの顔や手足への痛みな

ど、抗がん剤の副作用は思い出すだけでもぞっとするが、ポートを使っての「5-FU

」投与は従来の治療法より副作用が軽いという。

 体にポートを埋め込むこと自体に抵抗を感じるが、これ以上しびれが強く出るようで

は、日常生活に支障を来しかねないため、やむを得ないと思っている。

 私事で恐縮だが、10月23日で49歳を迎えた。当時46歳だった平成28年12

月に小腸がんの手術を受けた。あと約2カ月で3年となる。

 所詮3年ではあるが、発覚時に人生が終わったと絶望の淵に立たされた身としては、

今生きていることが実に感慨深い。がん患者になり、年を重ねることの重みを感じてい

る。

(政治部 坂井広志)