実家帰り…

  ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

おはようございます。

バックには「虹のかなたに」のぴ羽の曲が流れています。

すっきりとした芽吹きの新緑が目にもまぶしい。

山々はカサコソとざわめ言えています。

 アジフライ一匹170円の値上げにはびっくりです。

食用油の値上げは7%とか…

 親の家で「上げ膳据え膳」はよく聞かされています。

良いサイクルで回ればよいのですが…年老いた母が一泊するにも 布団の出し入れから

 食事の支度とその甥の負担は計り知れないものがあります。

 その思いやりはどうなっているのかと「はてな」マークでもあります。

お互いが気配りのある暮らしが求められます。

【朝晴れエッセー】実家・5月3日

「ゆっくりできた?」と私。「うん。『上げ膳・据え膳』でありがとう」と娘。

娘は嫁いで22年。産後以外での泊まりは今回が初めてである。車で5分くらいのとこ

ろに住んでいるし、家業のスポーツクラブ(器械体操)の手伝いで時々会っているので

、用事が済めば遅くなっても泊まることなく帰っていた。

それが今回は理由(わけ)があり泊まった。夫婦で別々の老人介護施設に勤めているので

、このコロナ禍はどちらかが県外からの人に接触すると、10日間くらいまでは別々の

場所で過ごさなければならないらしい。今までは婿殿は実家で、娘は子らの世話もある

ので自宅でと、やり繰りをしていたが、今回2日間はどうにもできず、娘は〝里帰り〟

となった。

私の場合、家族連れで里帰りすると、母は人数分の布団を日に当てぬくぬくにしてくれ

ていた。私も同じことをして初泊まりの娘を待った。夜勤から帰った娘と朝食を取り、

私が片付けをしている間に娘はこたつでうとうと…。背中に毛布を掛けてやり、しみじ

み50歳の娘の顔を見て思った。「親ってすごいなあ。子が幾つになってもいとおしく

思えるんだ」と。母を思い、自分を思い、娘もいつかはこうなるんだ…。この幸せの繰

り返しにうれし涙が浮かんだ。

私には、実家帰りを楽しみにしている40歳の末娘もいるので「ゆっくりしにおいで」

と言える実家の親としての喜びがまだまだ続く。

滑川ゆう子(75) 茨城県北茨城市星から取り入れ