両親の介護は突然ではなく自然の流れ!!
ご機嫌いかがでしょうか。
視界ゼロのみこばあちゃんです。
おはようございます。
朝の冷え込んだ空気に、今日もよろしくと布団の中でつぶやく…
発達障害の長男を殺害した熊沢容疑者の妻が
、おっとのようぎにたいし
夫の刑罰の釈亮の中でこうも述べておられる!
「息子をまともに生んでやれなかったことに申し訳ない」と残骸の念で
また両親も苦しまれたご様子が徒労されてもいました。
親は子供には最大の理解者でもあると思います。
子供以上に親の愛は海より深いものかと思われもします。きってもきれないのが親子関係
! 親の介護はむしろ当たり前ととらえたいが
今の社会構造はそうはなっていない現実が
当然化のように2000円問題まで浮上する始末…?
介護は誰にも避けてと売れない課題でもある。
自分も老いて介護の主人公になるサイクルを
なぜ自分のこととして受け止められないのか?
介護の両親を、むしろお荷物的に扱うこと自体無神経。
やがて訪れる自分の自己否定につながる人間破壊。
「終わりよければすべてよし」と思考を めぐらせたいもの
みこちゃんは両親を当然との思いでみとってきました。
見取りが終えた頃にはわが貯金はゼロの経験もしてきましたが
今もって後悔はありません。
むしろ両親と再会できることを夢見てるくらいです。
家族は、たくさんの家族が思いやりの中で過ごすことで
負担ではなく当然と思え愛しい存在こそが家族の理想郷…。
東洋経済寄りの引用。
親の介護問題から目を背け続けた56歳男の後悔 -
「介護は突然、自分の身に降りかかってきた」
斉藤和茂さん(仮名、56歳)はそう振り返る。3年前の正月、お盆以来半年ぶりに埼玉県
の実家を訪れると、父(当時88歳)の様子が明らかにおかしかった。足元はおぼつかな
く、トイレに行くにも壁伝いで何とかたどり着く状態。失禁することもあった。すでに
自分で身の回りのことができなくなったため、母が「デイサービスに行こう」と誘うと
、「年寄り扱いするな」と怒鳴り、頑として行こうとしなかった。「お前はもういらな
い、出ていけ」と母に暴言を吐き、気に入らないことがあると暴力を振るった。警察を
呼び、場を取りなしてもらったことも一度や二度ではない。
「これほどひどい状態だと思っていなかったので驚いた。と同時に、実家に戻って介護
をすることになったら仕事ができなくなるなと慌てたのも事実」(斉藤さん)。正月明
けに実家近くで母が通いやすい特別養護老人ホームを探し、希望に近い新築の施設を見
つけた。「申し込みは100人を超えていたようだが、警察を呼ぶほどという父の様子を話
したからか、入居の優先順位が高まったようだ」。
父の意思を確認せず施設に入れたことを後悔
同年2月にはその施設への入居が決まったが、父にどう伝えればいいのかわからなかった
。車で施設まで連れていこうとして、「ちょっと外に出てみないか」と声をかけても父
は無言。何も伝えられないまま日が過ぎた。
入居前日の夕食時にも結局切り出せず、「デイサービスでさえ行かなかった父だから、
明日は大騒ぎになるはず。どうしても嫌と言ったら諦めようと考えた」(斉藤さん)。
当日の朝、父の部屋をのぞくと、ベッドのシーツ、枕カバーが取り外され、掛け布団と
ともにきれいに畳んであった。斉藤さんの顔を見ると父は一言、「でかけるぞ」と言っ
た 。「施設に入居することの覚悟を決めたように感じた。涙が出るほどつらかった」(
斉藤さん)。仕事や子どもの進学など、自身の生活を優先して話を進めたことに今も後
悔が残る。
父は入居直後、ほかの入居者とけんかするなどトラブルが続いた。息子の斉藤さんを父
の弟の名で呼び、「家に帰りたい」と訴えたこともあった。「父は不本意だったと思う
が、施設に入った以上、そこで生活しなければと我慢させたのでは」(斉藤さん)。?
入居から2年が経とうという頃、認知症初期の険しい表情がなくなり、徐々に食が細くな
っていった。ある日、会いにいくと、父は「もう、いいよな」とつぶやいた。それから
はほぼ食事をせず、1カ月後に亡くなった。
斉藤さんは父の介護をこう振り返る。「突然、介護が自分事になったと感じたが、実際
にはじわじわと始まっていたはず。怖いからギリギリになるまで目をつぶっていた。父
の変化から目を背けず、希望を聞き、元気な頃から家族で話し合いをしていればよかっ
た」。
半数近くが仕事との両立に悩み
『週刊東洋経済』は10月21日発売号で「介護大全」を特集。介護経験者のリアルな声を
もとに、介護の資金繰りやサービス、施設選びなど、悩みや不安の解消策を検証した。
同号ではメールマガジンを通して、親の介護に関するアンケート調査を実施(3640人が
回答)。そこで現在、親を介護している人に苦労を尋ねたところ、精神的、身体的な負
担が大きいと答えた人が多かったほか、半数近くが仕事との両立に悩んでいることがわ
かった。
また介護未経験者に将来の介護の不安を聞くと、6割以上が費用面への不安があると回答
。さらに仕事との両立、家族の役割分担への心配も大きいことが明らかになった。
アンケートには、親の介護に直面した人たちの切実な声が寄せられた。とくに多かった
のが、在宅介護や遠隔介護の悩み。身体面や精神面の負担以外にも、時間のやりくりや
実家までの交通費など、現実的な課題を多く抱えることがわかった。5年間、東京と岐阜
で遠距離介護を続けた自営業の男性は、「平日に働く日数が半分に減り、収入は大きく
落ちこんだ。でも今親孝行しないでいつするかという気持ちで続けた」と振り返る。
さらに介護の役割分担をめぐり、夫婦や兄弟・姉妹関係に影響が出ているという声も多
く届いた。50代の男性は「母の介護を妻としているが、わがままな母なので妻もストレ
スがたまっている。結婚生活40年以上が経ち、夫婦関係がぎくしゃくしている」という
。
家族介護者を支援するNPO法人UPTREEの阿久津美栄子代表理事は、「親の介護は本来、家
族の共同作業。だが夫婦のどちらかにその認識が足りず、義父母の介護に無関心であれ
ば、夫婦関係に亀裂が入り、最終的に”介護離婚”に至るケースもある」と話す。
2030年に75歳以降の後期高齢者は2288万人に
親の介護に向き合う人は今後、さらに膨らむことが確実だ。内閣府『高齢社会白書』(2
018年)によると、75歳以降の後期高齢者人口は2030年に2288万人と最初のピークに。そ
の後も高齢化率は増加の一途をたどる。
超高齢社会を迎える中、政府は施設より在宅での介護を推進しており、今後より多くの
人が、親の介護にどう向き合うかが問われるようになる。介護はある日、突然訪れるこ
とケースが多い。「その日」に備え、知識を蓄え、家族で十分に話し合っておくことが
不可欠だ。
『週刊東洋経済』10月26日号(10月21日発売号)