不整脈とは

  ごきげんいかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

おはようございます。

里の山ざわめきながら守られていることにもありがとうです。

バックには「好きになった人」が流れていま

寒気の中を居座ってもいます。

健康な日々にそれなりに感謝です。す。

この月は割りとストーブを 使ってもいます。

不整脈には「怖いもの」と「怖くないもの」がある☆☆

健康診断の心電図検査で、「不整脈が認められる」と指摘され、

ドキッとしたことがある人もいるのではないでしょうか。

しかし、特に自覚症状もないため、安易にとらえ、

そのまま病院へいかず、放置している人も多いと思います。

しかし、不整脈を放置すると、さまざまなリスクがあります。

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不整脈とは、心臓のリズムが乱れること

不整脈とは、簡単にいえば「脈が乱れること」。

心臓は1日に約10万回、ポンプのように収縮と拡張を繰り返し、

全身へ血液を送り出しています。

通常、この収縮と拡張は、規則正しく行われていますが、

ときにはそのリズムが乱れることがあります。

これが「不整脈」です。

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不整脈はほとんどすべての人に認められる

24時間記録する心電図検査を行うと、

脈拍の乱れを自覚していない人を含めて、ほとんどすべての人に不整脈を認めます。

一生のあいだで、不整脈が出ない人は、いないといっても過言ではないでしょう。

不整脈が引き起こす問題のひとつは、症状です。

突然、脈拍が早くなったり、遅くなったり、乱れたりして不快感を自覚します。

いきなり心臓が信じられないスピードで速く打ち始めると、

「死ぬかもしれない」と恐怖を感じることがあるかもしれませんが、

生命の危険性という点では、その不整脈の多くは心配いりません。

しかし、なかには逆に、症状は軽微でも、

もしくはほとんど症状がなくても命を危険にさらしたり、

脳梗塞心不全という重篤な合併症を引き起こしたりする「怖い不整脈」が潜んでいる

ことがあります。

☆命を危険にさらす「怖い不整脈」に現れる3つの予兆

いったい、「怖い不整脈」とはどのようなものでしょうか。

「怖い不整脈」には多くの場合、予兆として

1.動悸

2.息切れ

3.めまい

が現れます。

特に、心電図で、異常を指摘されたことがあり、

なおかつ、気を失ってしまうようなめまいがある場合は、要注意です。

その場合、命を脅かす「怖い不整脈」につながる可能性があります。

ここでは、命を脅かす「怖い不整脈」のなかから代表的なものを4つ、紹介しましょう

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☆☆以前は「ポックリ病」と呼ばれていた致死性の不整脈☆☆

☆突然死を引き起こす「ブルガダ症候群」

「ブルガダ症候群」とは、突然、夜間眠っているあいだなどに、

頻拍発作を起こす致死性の不整脈です。

40代以降の中高年男性(特にアジア人)に多く、

以前は「ポックリ病」といわれていました。

発作を起こすと、心臓が痙攣状態になって、

体に血液を送ることができなくなり、意識を消失し、

場合によってはそのまま死に至ります。

怖い不整脈の予兆として「動悸」、「息切れ」、「めまい」があると前述しましたが、

このブルガダ症候群の恐ろしいところは、

そうした予兆がまったくなく、突然発作を起こす場合があるということです。

ただし、ブルガタ症候群の人は、発作前に安静時の心電図で、

すでに異常がみられることがあります。

検診等で「ブルガタ型心電図」と指摘される人が、それに当たります。

また、この「ブルガタ型心電図」を有し、なおかつ近親者に突然死した人がいる場合は

将来、突然死に至るブルガタ症候群の可能性もあり、注意が必要です。

必ず医療機関を受診しましょう。

すでに失神発作を引き起こし、ブルガダ症候群であると診断された人、

もしくは失神発作はないものの、極めて高い可能性で、

将来失神発作を引き起こす可能性が高いと判断された場合は、

「植え込み型除細動器(ICD)」による治療の適応があります。

☆子どもに多い「QT延長症候群」

「QT」とは、心電図波形の一部分のこと。

この部分が異常に延長し、失神や突然死を引き起こす疾患を「QT型延長症候群」とい

い、

初回のイベントは、学童期から思春期に多く認められます。

運動中、精神的に緊張したとき、

また目覚まし時計や電話のベルの音などの音刺激を誘引として、

失神や眼前暗黒感を認めます。

多くの場合、遺伝によって発症し、

日本では2500人にひとりの頻度で発症するといわれています。

運動制限や薬物によって治療されますが、

それらを行っても失神発作を引き起こすようならば、

「植え込み型除細動器(ICD)」の適応です。

☆☆「怖い不整脈」の種類と「発症しやすい人」の特徴☆☆

☆心臓病の既往がある人は要注意「心室頻拍(しんしつひんぱく)」

心室頻拍」とは、心臓の下部にある2つの心室を発生源とする不整脈のこと。

正常な心拍数は、毎分60~100回ですが、

心室頻拍になると毎分100回以上になります。

心室頻拍の持続時間が長いと、動悸、息切れ、めまい、ふらつき、失神などの症状が起

こり、

最悪の場合、意識消失や突然死を起こすことがあります。

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[図表2]

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心室頻拍は、心筋梗塞や心筋症などの基礎疾患を持つ人に起こると

突然死を引き起こすことがあります。

心室頻拍のきっかけは、心室性期外収縮ですが、

この心室性期外収縮は、自覚しにくいという特徴があるため、

心筋梗塞や心筋症の既往のある方は、24時間記録する長時間心電図等を実施して、

心室頻拍そのもの、もしくは心室頻拍に移行するような心室性期外収縮がないか調べま

しょう。

もし、心室頻拍の恐れがある場合は、失神等の既往がない場合でも、

突然死を予防するため、植え込み型除細動器(ICD)による治療が、

行われることがあります。

☆高齢社会で増加傾向にある「心房細動」

「心房細動」とは、右心房と左心房に無秩序な電気信号が多数発生することにより、

両心房が細かく震え、機能しなくなってしまう状態のことをいいます。

ブルガダ症候群や心室頻拍と異なり、

心房細動そのものによって、死に至ることはほとんどありませんが、

心房細動になると、脳梗塞心不全の発症リスクを5倍高めることがわかっており、

注意が必要な不整脈です。

この心房細動のリスク要因は、3つあります。

1つ目は基礎疾患(心筋梗塞、心筋症、高血圧など)、

2つ目は飲酒の習慣、

3つ目は加齢です。

つまり、歳を重ねれば、誰にでも心房細動が起こるリスクがある、ということです。

実際に、高齢化社会の日本で、治療が必要な不整脈として

患者数が最も多いのが、この心房細動です。

心房細動の初期は、発作的に不整脈が起こりますが、

進行すると、一日中ずっと心房細動が続く「持続性心房細動」となっていきます。

治療には、抗凝固薬などによる薬物療法のほか、

カテーテルアブレーション(心筋焼灼術)があります。

☆☆経過観察で大丈夫・・・心配無用の「怖くない不整脈」☆☆

このように、命を危険にさらす「怖い不整脈」がある一方で、

経過観察でも大丈夫な「怖くない不整脈」もあります。

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☆もっとも一般的な「心室性期外収縮」と「心房性期外収縮

期外収縮の「期」は「予期」の期で、

心臓が予期されたタイミングから「外」れて、早めに打ってしまうので、

期外収縮と呼んでいます。

通常心臓の収縮は、洞結節という「発電所」で発生した電気信号に

心筋が反応することで起こります。

しかし期外収縮になると、洞結節ではない部位から電気が発生して、

信号を送ることがあります。

そのため、通常の脈よりも早い段階で、心臓の収縮が起こってしまうのです。

期外収縮には2種類あり、「心室性期外収縮」と「心房性期外収縮」です。

これらは、不整脈心室で起こっているのか、

または心房で起こっているのかによって名称が異なります。

期外収縮は、健康な人でも生じる不整脈であり、年齢とともに増加します。

まったく症状がなく、健康診断の心電図検査で、初めて指摘される人もいますし、

「心臓がドキッとする」、「突然、胸が苦しくなる」などの症状を自覚して気づく人も

います。

また、期外収縮が起きる瞬間に、不整脈とは全く無縁そうな「咳」が出る人もいます。

これは、狭い胸郭の中で、心臓の動きが一瞬大きくなり、

物理的に気管支を圧迫するために起こります。

多くの場合は加齢のほか、カフェインの過剰摂取、大量飲酒、

睡眠不足、疲労、ストレスなどが原因となります。

☆☆自分だけで「勝手に判断」するのは危険☆☆