暖かい気持ちにさせられました♪
ご機嫌いかがでしょうか。
視界ゼロのみこばあちゃんです。
おはようございます。
バックには「フジヤマのまま」が流れています。
残暑厳しい日が続いております。
太陽が輝くこの時期が懐かしく思える日が来てほしいもの。
みこちゃんはわがままから独身を貫きました
「死は最大の遺産である」とのお便りにみこちゃんのしゅぎょうのなさを。
憂いています。
長年にわたる結婚生活加えて病床にある御方に
それが言葉にできる人に感動しました。
素敵な奥さんに出会えてよかったですね。
【朝晴れエッセー】告白・8月27日
夫がパーキンソン病を発症して15年たつ。関節や筋肉の固縮から徐々に体を動かすこ
とができなくなる進行性の難病だ。
レビー小体型の認知障害もあるので、幻視や幻覚から夜中に奇声を発することもある。
スプーンを使って食べることも思うに任せなくなった。食材を食べやすい大きさにカッ
トしたり、ない知恵を絞って日々のメニューをあれこれ考えるのが私の仕事だ。
先日のお昼ご飯のときのこと。ベッド上の補助テーブルの上に大好きな牛丼を置いた途
端、急に夫の目がトロンとして、なにやら焦点が合わなくなってしまった。
まずい。一日の中でも症状には常に波があるのだが、これは最悪時のサインで、実はこ
のところ頻繁なのだ。
仕方なく自力で食べさせることは諦めた。せっかく作ったご飯を前に、私はちょっと悲
しくなりながら、少しの間、夫の顔をぼんやりと見つめていた。そのとき、ふっと私の
口をついて出てきた言葉。
「ねえ、私と結婚してよかったと思う?」
突然、夫の目にパッとした光が戻った。そして私の顔をのぞき込み、はっきりと
「思っているさ」。
驚いて見返していると、打ち上げ花火が散っていくように、瞬く間にまたどんよりとし
た認知症特有の表情に戻っていった。
数秒間の出来事だった。このところ意思の疎通ができないことも増えていた。
結婚して50年近く、一度も聞いたことのなかった質問だったのに、瞬間、覚醒して「
告白」してくれた夫に感謝感激。
ありがとう、おとうさん。私もですよ。だから結婚生活も50年を迎え病床にありながら