カイロの化学。

  ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

おはようございます。

 雨はそれぞれに、またその時々で 、人々にいろんな思いを届けてもくれます。

 見えなくなったことで、今では大地のにおいにも気持ちが向かうみこちゃんです。

 幼いころは「雨よ雨降れと願ったものです。

仕事が休みの母は、家にいて、おやつを作ってくれたり、繕い物をしながら

何気ない話を繰り広げられる夢のような世界観が大好きでした。

 アメリカのバイデン大統領は、WHOに再加入し世界協調を発信

 カイロといえば古代から使われてきた歴史もあります。

 このカイロ、ごみの際どちらに捨てれば?

 地区町村によってさまざま…

当地は市に尋ねると燃えるゴミで処理されているようです。

 みこちゃんは登校前に焚火で石を温めてそれをポケットに忍ばせて

幸せ気分で登校したものです。

 今では日常茶飯事のように、背中に足のつま先にと使い捨てカイロは

寒さ対策としての必見ともなっています。

 だけれどその袋の中身は何だろうとそれを科学することもなく使っています。

鉄は錆びますが、鉄の棒を水に浸して観察すると、水の中に浸かった部分より、空気と

の境界部分で最も錆びついていることがわかります。このように、鉄は水の助けにより

空気中の酸素と反応して、最終的(鉄の酸化物は色々な形が知られています)には酸化

第二鉄(Fe2O3)とります。これが赤褐色の錆です。

少し脱線しますが、この赤褐色の酸化第二鉄は弁柄(べんがら)と呼ばれ、人類になじ

み深い顔料(着色に用いる粉末で水や油に不溶のもの)です。身近なものでは、漆の椀

、化粧品、神社や仏閣の彩り、樹脂、インキ、フィルムの着色剤をはじめ、道路や遊歩

道の赤アスファルト舗装、鉄骨の錆止め塗装、赤レンガなど、また、磁気テープ、テレ

ビ、電話、コンピューターのエレクトロニクス材料に使われています。

この鉄の酸化反応は基本的に発熱反応(鉄1原子当たり96Kcalの発熱)ですが、錆びるス

ピードが極めて遅いため熱として感じることはありません。しかし、この錆びるスピー

ドを速くすると熱として感じることができます。使い捨てカイロはこの原理をうまく利

用したものです。

市販の使い捨てカイロは、外袋は空気を通さないプラスチックで、内袋は空気を通す不

織布(繊維を熱・機械的または化学的な作用によって接着または絡み合わせる事で布に

したもの、布は繊維を糸にして織ったもの)で作られており、内袋の中には鉄、水(鉄

の錆を促進する)、活性炭(微空間に酸素を取り込む)、食塩(鉄の酸化を速める)、

高分子吸収剤(食塩水の保持)、バーミキュライト(観葉植物の保水土、微空間に水を

保水しサラサラにする)が入っています。

このように市販のカイロにはいろいろなものが入っていますが、これは酸化反応が一気

に起こると熱すぎるし、ゆっくり起これば暖かくなりませんので、これをコントロール

するためです。