見えないとは…。

  ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

おはようございます。

吹き渡る風は季節風そのもの。

 運動しすぎた足首の痛みが少し緩和されたことで

氏神様に散歩を計画し夜20時過ぎに勢いよく出発。

 これは白状デビューでご迷惑になるとの配慮

白状の音がカッチカッチと乾いた音を刻む…

 まずは階段をまさぐるようにして探り当てる

階段には落ち葉が絨毯のように風に舞い上がってもいて

ガサゴソごソと踏みしめながらやっと頂上にたどり着き、一息深い呼吸一つ。

幼いころからホームグラウンドのように慣れしたしんだ土地で

自信もないわけではなかった。

たけれども、視力ゼロからお宮は大掛かりな修復工事がなされ

様子が一変していて、脳内マップはほとんど入れ替わっていた。

150段の階段を100歩ほど前進すると前には木の階段が7段ほどあり、そこには大きな

さい銭箱が設置してあったはずだけど、 そこには大きな建物が行く手を阻んでいた。

まずは元の階段に戻ろうとしたが、あちこちぐるぐるしたことでそこはたちまち新世界

が繰り広げられていた。

 階段は果てしなくはるかかなたにとその認知能力を失ってもいた。

 吹き渡る風がわさわさと、森林の小枝を揺り動かし

漆黒の闇の中での冷えとかじかむ手、それに不気味な山の音が

否応なく不安のスイッチが身を知事ませる。不気味な音で 

大声を出してご近所のご支援にすがりたくも思ったけれど

 何年か前ご近所の認知症の方が「おーいおーい」と叫び続け

24時ころにいたいとして翌日に発見。

その時も出向く人は一人もありませんでした。

それが人の縁でもあります。

 情けない思いをするのも嫌で一人無我夢中で探り当て

150段の階段にたどり着いた時には、精神も身も心もグタグタ。

やっとの思いで我が家のドアに手をかけた時には大粒の涙がほほを

伝っていました。

「思わず知れず「お母さんありがとう、見守ってくれていたのね」と

声が震えて止まらない。

それは長時間になるとイノシシの餌食になるに違いなかった。

  鎮守の森はイノシシのお宿で、そこを拠点に公園、畑など毎晩のように

大暴れする道筋でもあったからです。

 視界ゼロは生命保険の査定は死亡そのもの!!

 本当に実感させられ、再認識もしました。

慣れ浸しんだ動作は可能ですが、新世界は皆無そのもの。

健康に留意しながら人のご縁に感謝しつつ終焉を迎えたいものです。

 今日のスタートメニュー

天丼[生協)、豆腐わかめ旬菊の味噌汁。

野菜サラダ、おから、千枚漬

ヨーグルトバナナ

今日が少しでも穏やかでありますように…