ちょうちょ、あさきまだら。
ご機嫌いかがでしょうか。
視界ゼロのみこばあちゃんです。
おはようございます。
8月に入り猛暑の連日、大地、畑はぱさぱさ状態で
地割れもしているほど雨がなく、太平洋高気圧の上にさらなる高気圧と
雲も寄せ付けないほどの青空いっぱいの改正に負けてなんていられません。
カリフォニア州では、温暖化により、熱波と落第により、東京分を飲み込むほどの
面積が焼き尽くされ10万人以上の避難者も出ているとか…
先日のニュースで、クーラーのない自室の布団付近で、64歳の病人の脂肪が
報道され、コロナよりも怖い熱中症…
近頃は、ちょうちょに接する機会も少なくなりました。
あさきまだらの報道に寄せ、職場の仲間が結婚にょりもちょうちょに魅せられ休み
を
取っては海外
それもカトマンズとは驚き、与那国島もちょうちょの追っかけには
その素晴らしさもさりとて、人生をかけるほどの
対象の先にちょうちょだなんて現実派のみこちゃんには想定外のお話…
その中であさきまだらの話も登場していたことを思い出す。
あさきまだらは、八ヶ岳に初夏から時には秋半ばまで見られることができ
この小さくて可憐な羽で日本列島を縦断し、沖縄、台湾となんと
2500キロの旅をするのだからあきれ返ります。
自然界に興味を持てば不思議はさらなる不思議にとてんかい
今更のように彼女の心理に触れる思いでもあったりもした。
八ヶ岳に長期滞在する好条件のスポットがこの地に良い環境を生んでいるのでしょう
。
あさきまだらは、フジバカマの蜜が好物とか…
あさきまだの色を言葉で表現することは誠に難しく
浅葱色というのは“ねぎの葉の色”を表わすもので、淡い水色から濃い青、緑色に近い
ものまで幅広く含むようで、文献を調べても 色見本のない時代の言葉ですから、一色
に限定することはできないのです。まあ、「薄い青」が共通の色認識でしょうか。最近
のテレビでいえばNHKの大河ドラマ「新選組」 で隊士が着ている服の色、といえばとお
りがいいかもしれません。これとて「推定」でしかないのですが。蝶の写真をみて薄青
色の透き通りそうな部分の色というしかありません。
この色の言葉が生まれた背景は、江戸時代参勤交代で江戸に上ってきた地方の侍が、普
通何度も染めて出す藍色を1、2回で済ませた安い「浅葱木綿」を羽織の裏地に したの
で田舎侍を馬鹿にして「浅葱裏」と呼んだことからきているそうです。ネギにちなんで
「萌葱色(もえぎいろ)」というのもあります。ネギが芽を出すころの鮮やか な黄緑
色をさします。アツモリソウ(敦盛草)の下りで書きましたが、一の谷で討たれた平敦
盛は平家物語によると、この「萌葱匂い」の鎧を着ていました。
なぜこんな遠距離旅行をするのか
アサギマダラを有名にしたのはその渡りのすごさです。春から夏にかけては本州等の標
高1000メートルから2000メートルほどの涼しい高原地帯を繁殖地とし、秋、気
温の低下と共に適温の生活地を求めて南方へ移動を開始し、遠く九州や沖縄、さらに八
重山諸島や台湾にまで海を越えて飛んでいきます。海を渡って1000キロ以上の大移
動です。台湾・陽明山まで飛んだのはこれまで5個体が確認されていますが、これなど
2100キロの飛翔になります。
また逆に冬の間は、暖かい南の島の洞穴で過ごしています。新たに繁殖した世代の蝶が
春から初夏にかけて南から北上し、本州などの高原地帯に戻るという生活のサイクルを
きちんと守っているのです。季節により長距離移動(渡り)をする日本で唯一の蝶なの
です。