ピロる菌感染、除菌は大切!

      ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 おはようございます。

 空は鉛色の北風の吹き抜ける寒い日です。

 人間の機能が正常であれば、なんと生体機能の生存に感心させられ感謝でもあります

 築60年もの家ではどうでしょう…?

補充工事は必須です。

今の建築であれば建て替えもいるのでしょうか?

60代に至るまで故障もなく消化機能は衰えることなく元気♪

近頃、呑み込みが悪く、咽頭に腫瘍でも…?

それとも食堂性逆流円カモなどと妄想中

そのような症状ができても医者に行こうとは思いません。

迎えが来たなら素直に応じようと気持ちは穏やかです。

でも「痛い」だけはなぜか苦手です。

「がんの痛みは針山に寝ているようなもの」と叔父から聞かされたことがあります。

 わが家系は大半が消化器系のがんで亡くなっています。

 ピロリ菌の検査を受けたこともありませんが、小さなころピロリ菌に感染していたな

除菌しない限り生息しているなんて驚きですね。

安胃は、胃酸で無菌状態と思いきやピロリ菌が生息しているなんてびっくりびっくり!

 ピロリ菌は抗菌薬で除去できるのであれば、苦しむことはないのかもしれません!!

ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)感染は、胃の炎症(胃炎)、消化性潰瘍(かいよ

う)、ある種の胃がんを引き起こす細菌感染です。

この感染はヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)と呼ばれる種類の細菌により引き起こ

されます。

ピロリ菌感染の症状が現れる場合、消化不良と上腹部の痛みや不快感などがみられます

診断は多くの場合、呼気試験と観察用の柔軟な管状の機器(内視鏡)で胃を調べる検査

(上部消化管内視鏡検査)の結果に基づいて下されます。

治療には抗菌薬を用います。

細菌の一種であるピロリ菌の感染は、胃炎や消化性潰瘍の原因として世界で最も多くみ

られるものです。この感染は非常に多くみられ、年齢とともに増加します。60歳までに

約50%の人が感染します。この感染は、黒人、ヒスパニック系やアジア系の人に多くみ

られます。

ピロリ菌は、便、唾液、歯垢(しこう)に認められます。ピロリ菌は人から人へと広が

る可能性があり、特にこの細菌に感染している人が排便後にしっかり手を洗わないと感

染しやすくなります。感染している人の便に汚染されたもの(タオルなど)に触れた後

に口を触った場合も感染することがあります。キスなどの濃厚な接触によって細菌が広

がることもあるため、家族内や介護施設などの管理施設に生活している人の間で集団感

染する傾向があります。

胃の内面には、胃から分泌される強酸性の胃液にさらされないように保護する粘液層が

あり、ピロリ菌はこの保護粘液の中で増殖します。その上、ピロリ菌はアンモニアを作

り出し、アンモニアはピロリ菌を胃液から保護するのに役立つとともに、ピロリ菌が粘

液層を破壊して貫通させるのを可能にします。ピロリ菌に感染しているほぼすべての人

に胃炎がみられ、胃炎は胃全体に広がっていることもあれば、胃の下部(胃前庭部)だ

けの場合もあります。ピロリ菌感染は、ときにびらん性胃炎の原因になり、おそらく胃

潰瘍も引き起こす可能性があります。ピロリ菌は、胃酸の分泌を増やし、胃酸に対する

正常な胃の防御機能を損ない、毒素を産生することで、胃潰瘍が形成される一因になり

ます。

症状 

ピロリ菌感染による胃炎があっても、ほとんどの人は症状が生じませんが、症状が生じ

る場合は、消化不良、上腹部の痛みや不快感など、胃炎の典型的な症状が起こります。

ピロリ菌感染による胃潰瘍がある場合は、上腹部の痛みなど、他の原因による胃潰瘍

同様の症状が起きます。

診断 

血液検査、呼気試験、または便検査

ときに上部消化管内視鏡検査

ピロリ菌は、血液、呼気(吐いた息)、または便のサンプルを用いた検査で検出できま

す。しかし、ピロリ菌感染症が根治した後も、血液検査では最大3年まで陽性が続くこと

があるため、治療が成功したことを確認するために呼気試験がよく行われます。

ときに医師は観察用の柔軟な管状の機器(内視鏡)を用いて上部消化管内視鏡検査を行

い、胃の内面からサンプルを採取して顕微鏡で調べます(生検)。

予後(経過の見通し) 

ピロリ菌感染による消化性潰瘍が1年以内に再発する可能性は、抗菌薬による治療を受け

ていない人で約50%以上です。この割合は、抗菌薬による治療を受けた場合、10%未満

まで低下します。また、ピロリ菌感染を治療することにより、他の治療で効果がなかっ

胃潰瘍が治癒することがあります。

ピロリ菌感染が長期に及ぶと、胃がんのリスクが高まります。

治療 

抗菌薬とプロトンポンプ阻害薬

ピロリ菌感染は抗菌薬で治療する必要があります。ピロリ菌感染に対して最も広く行わ

れている治療法では、胃酸分泌を減少させるプロトンポンプ阻害薬(消化性潰瘍の治療

に用いられる薬剤)と、アモキシシリンとクラリスロマイシンなどの2種類の抗菌薬を併

用し、1日2回、14日間使用します。

広く行われているもう1つの治療法として、次サリチル酸ビスマススクラルファート

似た薬)、テトラサイクリン(抗菌薬)、メトロニダゾール(抗菌薬)、プロトンポン

プ阻害薬を組み合わせる方法があります。しかしこの治療法では、計4種類の薬を1日最

高4回、14日間服用することが必要となります。十二指腸潰瘍や胃潰瘍がある人はプロト

ンポンプ阻害薬を4週間以上服用します。

ピロリ菌はウレアーゼをだして、胃の中の尿素を分解してアンモニアアルカリ性)の

バリアを作り、胃の表面まで移動することができます。

胃の中には、食べ物の消化を助け、食べ物の腐敗を防ぐために、胃液が分泌されていま

す。胃液には、金属でも溶かしてしまう強い酸(塩酸)が含まれているため、胃の中は

強い酸性(pH1~2)で、通常の菌は生息できません。

ピロリ菌が活動するのに最適なpHは6~7で、4以下では、ピロリ菌は生きられません。そ

れなのに、なぜピロリ菌は胃の中で生きていけるのでしょうか?

秘密はピロリ菌がだしている「ウレアーゼ」という酵素にあります。この酵素は胃の中

尿素を分解してアンモニアを作りだします。アンモニアアルカリ性なので、ピロリ

菌のまわりの胃酸が中和され、生息できるのです。

オリンピック競技にたとえるとすれば、ピロリ菌の動く早さは、金メダル級

イラスト

ピロリ菌は、べん毛を使って前後に移動します。

ピロリ菌はべん毛をスクリューのように回転させながら、らせん状の本体を回転させて

移動します。

スクリューを逆回転にすればバックもできます。

ピロリ菌はべん毛を1秒間に100回転くらい回転させて、自分の10倍ほどの長さを移動し

ます。この移動の速さは、人間で言うと100mを5.5秒で泳ぐほどの猛スピードですから、

オリンピックなら間違いなく金メダルです。

べん毛は、胃の中でも酸の弱そうなところを探すセンサーの役割をしているという説も

あります。べん毛の先端についている袋のような膜には、べん毛を胃酸などから守る役

割があると考えられています。