地方の循環型経済目指すためには。

地域経済の循環 地産地消でお金流出防げ

     ご機嫌いかがでしょうか。 

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 地域の活性化は地方にあっては課題そのものです。

地場産業がなかなか整いにくいのも現状です。

 あるといえば老人施設ばかりです。

 田舎においては土地も十分ありますし、住居費もかなり安いです。

買い物は車がないと暮らしにくいネックもあります。

 このたび、市長の肝いりで

野菜工場が稼働の運びになろうとしています。

雇用者は550人くらいとされています。

 企業誘致もほしいところですがなかなかです。

 なんせ、平成の大合併においても

引受先がなくて、合併ができないくらいの債務市であります。

今治さながらと言った現状です。

 老人施設ばかりあるとなんだか息がつまりそうな気さえします。

 若者が定着すべき労働企業がないことは

あまりにも寂しいことです。

豊かな大地と晴れの日が多いいことを利用した

 せめて野菜くらいは流通コストのない実現が果たせないものかと思います。

    山陽新聞より。

企業開発が求められるところです。

4月に開校する真庭市の北房小学校で、地元産材を使った学習机や椅子、書架などがお目見えす

る。

真庭地域は林業や木材業が盛んだ。地域の木を地元業者が製品化することで、地場産業の裾野拡

大を狙う新たな試みである。学校の備品としてこれまで使っていた東京の事務機メーカーなど

の製品が地元産に代わるため、外部に流出していたお金が地元に回ることになる。

このため市は、発注の形態を変えた。通常、学校の備品は一般競争入札で納入業者を選ぶが、今

回は市内の林業関係者でつくる官民組織・真庭システム協議会との随意契約で、メンバーの事

業者が請け負う形とした。市はこうした手法を定着させたいという。

4月に開設するこども園の建物や、今夏オープン予定の市立中央図書館の家具などでも地元産の

木材を多用する。

真庭市は2015年度からの第2次総合計画で、地域内の経済循環などを高める「回る経済」を

政策の柱に打ち出した。地元の製品や特産品の販売などで域外からお金を稼ぎ、域外に流出す

るお金はなるべく抑えて、域内の経済循環を高める。地域に回るお金を増やすことで域内の雇

用を増やすことにもつながる。各自治体に求められる地域戦略といえる。

域内の経済循環を高めるためには、消費者に選ばれることも重要だ。最近、スーパーなどで売ら

れている「瀬戸内茶」というペットボトルの緑茶飲料がある。真庭、美作市産という地元の茶

葉を使っている。

備前市の茶葉販売会社が大手に対抗できる価格設定で売り出し、日常的に消費されることを意図

している。県内産を地元で消費することで物流コストを抑えるとともに、賞味期限が短くても

よいため添加物がなくても済むという。

青果や精肉、鮮魚、菓子、酒などあらゆるコーナーで、地元の商品を重点的に売り出す地場スー

パーが島根県にある。地元産品の割合を計画的に増やし、7年間で当初の8%から2倍の16

%まで引き上げた。市場を通さず取引する企業や農家を増やしてきた。さまざまな商品の“地

産地消”を進めることで、地元にお金を回す。

燃料代などとして域外へのお金の流出が多いエネルギー分野は、自給できれば経済循環を高める

効果が大きい。岡山県西粟倉村は再生可能エネルギーによる自給率100%を目指す。小水力

発電や温泉施設へのまきボイラー導入、太陽光発電などを組み合わせていく。真庭市も大規模

な木質バイオマス発電などにより自給率アップを図っている。

自分の周りでお金がどう動いているか。これまで身近な経済循環にあまり目が向けられてこなか

った。自治体の公共調達や人々の日々の支出などで、地元の産品を優先する「地域ファースト

」をもっと徹底していきたい。