ミコばあちゃん 胃ろうについて。
ご機嫌いかがでしょうか。
視界ゼロのミコばあちゃんです。
暗闇の中、明日の予報が大きくずれてくれることを願わずにはいられない。
恐ろしいほどの寒気団のようで、積雪量もおおいいように報道されている。
夜になって激しいほどの寒風が吹き荒れてもいる。
ミコばあちゃんがご存知のお方で、確か86歳くらいのお方で、外出時にはお出かけバックの中
に、封筒に入れた「延命治療はしないでください」と書かれた一文を
いつも大事そうに忍ばせておられたおかたがおられた。
年末になると娘さんが、それを新たに書き直して持ち歩くことを進めておられたという。
だからと言って意思表示が、完全に受け入れられるとは限らない。おそらく、自分の意思が反映
されるためには、このようなことも不可欠にも思える。
また近所のお嫁さんは、お姑さんが遺漏の選択を求められたとき、
ちょうどご主人が急死され半年足らずであったことや ヨメの立場として、遺漏の選択を求めら
れたときは、命を断ち切るかのような選択はとても言葉には出ないと
我が家に来て泣き崩れておられたことが印象的であった。
おばあちゃんは、遺漏五年たつが今なお、お元気である。
お嫁さんも毎日、お顔を見せに行かれてもおられる。
医師の伝達ができなくなる前に、ぜひとも「えんめいちりょう」の
一文だけは書き残しておきたいものである。
アサヒコムよりの一文です。
胃ろうにする?しない? 「心のふたがとれた」とき
■老いの現場を歩く:3(マンスリーコラム)
神奈川版の連載「迫る2025ショック」の取材で最も考えさせられたのが、口から食べられな
くなった患者の家族が、胃ろうをつけるかどうか悩んだプロセスを描いた「胃ろうの選択」(
2014年9月掲載)だった。取材しながら、常に「自分自身なら……」「自分の親なら……
」ということを考えていた。
〈迫る2025ショック・第7部胃ろうの選択〉
〈自宅で穏やかに…は難しい?望まぬ延命、不本意な最期〉
〈病院も家もだめ…安らかに死ねない時代が来る?〉 〈介護とわたしたち〉
胃ろうは、加齢や脳梗塞(こうそく)などの後遺症でのみ込み(嚥下=えんげ)機能が落ちて食
べられなくなった患者向けに、胃に直接穴を開けチューブで栄養を入れる方法だ。全日本病院
協会の10年度の推計によると、全国の胃ろう造設患者数は約26万人。元々は、障害のため
口から食べられない子どものために開発された人工栄養法だった。日本では、介護保険が始ま
った00年前後から高齢者に急速に使われるようになった。鼻からチューブで栄養を入れる方
法などに比べ患者の不快感が少なく、長時間使用できるメリットがあるからだ。
ところが「平穏死」「自然死」をテーマにした書籍が話題になった10年ごろから、「老衰で死
期が迫っている患者に安易に造るケースがある」などと批判が高まってきた。一方で胃ろうに
して栄養補給しながら、のみ込みの訓練をすれば、口から食べられるようになる可能性もある。
一度つけた胃ろうは、口から食べられるようにならない限り、外すことは極めて難しい。栄養が
摂取できなくなれば、死に直結するからだ。ただ将来、口から食べられるようになるかどうか
の予測は医師でも難しく、患者・家族は選択に悩むことが多い。
連載の取材で私は、悩んだ末に胃ろうをつけた家族と、つけなかった家族の両方に取材すること
ができた。その二つのケースを紹介したい。
■「夫婦の時間、取り戻せた」
まず、胃ろうをつけた家族のケースから――。横浜市神奈川区に住む大垣佐智子さん(81)は
、胃ろうをつけた夫、進さん(享年82)を約3年半にわたり在宅介護した。
進さんは、こんな経緯をたどっ…