何気ない一日がありがたい・

  ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

おはようございます。

春の世界はまるで花のその見たい…

雲雀が朝もやの中から見える風景はそれはそれは神秘そのもの

このような世界は、はるかかなたの風景でしかない…

残された私のキャンパス、どのような風景になるのやら…

おばあちゃんと孫との何でもない風景も 失われつつあるのが現状なのかも。

青空のもとには 今も銃撃戦が展開っしているものを

【朝晴れエッセー】軽食・3月3日

高校生になる息子は、試験前になると帰宅途中に私の実家で勉強してから帰るのが日課になっている。

学校で勉強して帰るのは気が進まないし、家に帰ればダラダラとしてしまうという話を聞いた実家の母が、それなら帰りに寄って使っていない部屋で勉強すればいいと言い出したのがきっかけだ。

そんなことするかなと思っていたが、息子は祖母の提案を案外あっさりと受け入れた。自宅と駅の間にあり、自然と足が向いたのかもしれない。何はともあれ、勉強してくれるなら〝良し!〟と思った。

そんな習慣が付いてから数日後、帰りが遅くなる息子の食欲があまりないことに気付いた。もともと小食とはいえ、食べ盛りの男子高校生がこの時間でこの量だけ?

どうやら祖父母宅で軽食を食べているらしい。最初はおにぎりだけだったが、日に日に色々なものが出てくるとか。

後日、母に確認すると、おなかを空かせて帰ってくる孫を不憫に思い、おにぎりだけのつもりが、あれもこれも出しているうちに軽い食事になってしまったとのこと。夕飯に響くのでほどほどにと伝えたが、「わかった!」と言いつつ、今日は何を出そうかなとうれしそうだ。

思えば息子が小さい頃は頻繁に遊びに行っていたが、大きくなるにつれ学校や部活動などで忙しくなり、最近ではめっきり行く回数が減っていた。寂しい思いをしていたが、帰りに息子が寄ることで祖父母ともに楽しみが増えたと喜んでいる。

息子に出される軽食の量は、孫に対する祖父母の愛情の量なのである。

高木真紀(45) 埼玉県志木市