中国もデルタコロナが包囲網を 突破したのか??

  ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

おはようございます。

大量の雨は半年以上の雨ともいわれ湿った空気が居座り続けています。雨ごいもしないのに、1週間間以上雨は降り続いています。

この雨で空気が一層されたの

か?

おいしいなしが食べられる喜びもあろうというもの。

 にほんのでるたころなも2万人の急速度で襲ってきています。

デルタ感染者一人に対し5人から9人も感染者が増えるともいわれています。

もはや若者に緩やかな高速など通じない時点にまで迫っているのでは…

 中国から発生したコロナがデルタコロナとして中国に猛威を振るっているという。

 我々もメディアからのニュースだけですけど…

デルタ株が中国の「封じ込め策」を突破した衝撃 The New York Times

新型コロナウイルスとの戦いで、中国ほど勝利に自信を見せている地域はないように見

えた。

人口14億の中国は昨年、ウイルスを短期間で一掃し、春には世界に先駆けて制限を解除

した。人々はマスクを外し、プールパーティーに押し寄せた。ここ数カ月は複数の省で

散発的に感染が拡大し、政府が対策を強いられているが、数千人を検査・接触者追跡に

動員。さらにこれら地域をロックダウン(都市封鎖)することで感染を抑え込んだ。

しかし、そうした手法の効果は、どんどんと失われてきているように見える。

中国は今、武漢市で最初に感染が広がった昨年以来で最大の危機に直面している。感染

力の高いデルタ株が全土に広がりつつあるためだ。デルタ株は急速かつ無症状で感染を

広げることから、当局も流行を抑え込むのは従来株よりもはるかに難しいと認めている

世界では、感染者が猛烈に増え続けている。パンデミックが始まってから感染者が1億人

に達するのに1年以上を要したが、2倍の2億人到達には半年ほどしかかからなかった。

デルタ株の突破力、中国が世界に与える教訓

中国の感染者数はアメリカなどに比べればまだ少ないとはいえ、南京、武漢、揚州、張

家界などで感染が新たに広がったことで、中国が採用する「ゼロコロナ」モデルの限界

が露呈するようになってきた。「権威主義的な体制がパンデミックの封じ込めに疑いよ

うのない成功をもたらした」とする中国共産党の主張が揺らぐおそれもある。

中国政府は6月に広東省で広がったデルタ株の感染を抑え込んだが、今回の感染規模はこ

れまでよりもはるかに大きい。デルタ株による現在の感染拡大が7月21日に始まってから

の感染者数は483人と、今年1?5月の累計感染者数をすでに上回った。8月3日の午後現在

、感染は中国にある31の行政区(省や自治体)のうち15にまで広がっている。

「ここまで多くの省に広がってしまうと抑制は極めて難しい」と、イェール大学で公衆

衛生学を専門とするチェン・シー准教授は指摘する。「世界のほかの地域にとっては衝

撃だろう。なにしろ、中国のような強力な国家(による厳格な対策)でさえデルタ株に

突破されたのだ。その教訓はとても重い。私たちは警戒を緩められる状況にはない」。

中国の孫春蘭(スン・チュンラン)副首相は7月下旬、デルタ株の流行は「意識や考えの

緩み」のせいだとし、当局に対策強化を促した。「一瞬たりとも気を緩めることはでき

ない」と孫氏は語った。

中国の専門家はイスラエルとイギリスに注目

中国の公衆衛生専門家からは、封じ込め戦略を見直す時期が訪れたとする声があがるよ

うになっている。新型コロナ対応で中国政府の顧問を務める張文宏(ジャン・ウェンホ

ン)氏は最近発表した論文で、イスラエルやイギリスに近いモデルに従うことを提案し

た。イスラエルやイギリスのようにワクチン接種率が高い地域では、感染との共存が人

々に受け入れられている。

今のところ中国は、これまでどおりの厳格な対策から軸足を移そうとはしていない。政

府は全土を対象に不要不急の移動を行わないよう国民に指示した。張家界市と株洲市で

は540万人が外出を禁じられている。7月に死者の出る洪水に見舞われた鄭州市は、感染

が増加したことから住民約1300万人がウイルス検査の行列に並ぶ羽目となった。

デルタ株による現在の感染拡大が最初に始まった南京市では、何百万人もの住民が4回目

の大規模検査に参加しなければならなくなっている。

アメリ外交問題評議会のグローバルヘルス担当シニアフェロー、ヤンゾン・ファン氏

は、中国の「封じ込めを基本とする」戦略は、とりわけ新たな変異株が出現し続けてい

る中では長期的に機能しなくなると話す。「とんでもなく費用のかかる戦略だからだ」

それでも中国はリスクを伴う方針転換には乗り気でないようだ。武漢市ではデルタ株の

感染者が3人見つかっただけで、住民1200万人の全員検査が開始された。5人の感染が確

認された北京市では、23都市からの列車が運休になった。

中国政府にとっての課題のひとつは、デルタ株に対する中国製ワクチンの効き目がほか

のワクチンよりも弱いことだ。政府によれば、中国の接種回数はすでに約16億9000万回

に達している。保健当局は現在、免疫の弱い人や高齢者に3回目の追加接種を行うことを

検討している。

デルタ株による現在の感染拡大は、7月10日に南京に到着したモスクワ発のフライトと関

連づけられている。このフライトの乗客7人がデルタ株に感染していたためだ。7月20日

には、空港清掃員9人が検査で陽性となり、感染は南京空港を訪れた人々の間で急速に広

まった。

南京空港に乗り継ぎで2時間滞在した後、張家界市に飛んだ女性とその娘、12歳の少女の

全員が検査で陽性となった。常徳市で広がった集団感染も、張家界市に出かけた別の観

光客3人と結びつけられている。これら観光客はリバークルーズに参加していた。このリ

バークルーズから少なくとも6カ所、約27人に感染が広がっている。

当局の初期対応に怒る住民

南京市に住むハン・シャオイーさん(23)は、南京で広がったデルタ株の感染について

、政府の初期対応に怒りを感じていると話した。混雑した地下鉄やバスで市民が通勤し

続けるのを当局が許したからだという。

営業の仕事をしているハンさんは最近、4回目の検査を受けるために仕事を休んで何時間

も行列に並ばなければならなくなった。「これが始まったとき、本当に暗い気分になっ

た。パンデミックはどこか遠くに行ったと思っていたので」とハンさん。「いきなりパ

ンデミックのど真ん中に引き戻された気分です」。

(執筆:Sui-Lee Wee記者、Elsie Chen記者)

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