看護士が語る、コロナ最前線。

   ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

おはようございます。

北海道では桜前線の到来にびっくりしながら

当地においては、桜の花は気が付けば若葉の季節に移ろいを感じたりしている。

紫外線が気になる季節へと、季節の変化に身構えたりもしている昨今。

 物流ドライバーにまで歯科や検診など「来ないで」との差別があるなんて考えられな

いほどのささくれた実態にどうなっているのか?

これでは障碍者の理解が進みにくいのもなっとく!

 あなたの命は食べることも、医療に頼ることもないのか…?

命のがけっぷちにいたとしたならどうする?

 

 ニュース報道に院内感染の多さに驚き「どうなっている」と疑問符の募る日々に納得

の現場補王国。

マスクも防具服も使いまわしと設備の整わないうちに受け入れ

職員まで家族感染を恐れホテル北区の環境の中での対応に

現場の切実さがしみいるものでもあります。

   サンケイ寄りの引用。

軽症者死亡「こんな急変するなんて」 看護師が語るコロナ最前線 (2020年04月29日)

     新型コロナウイルスの陽性患者を受け入れている首都圏の病院に勤務する3

0代の女性看護師が産経新聞の取材に応じた。容体が急変して死亡する患者、日に日に

減る防護服、医療崩壊の懸念…。今、最前線で何が起きているのか。(大渡美咲)

感染リスク順に病棟区分け

 「いずれ自分の病棟でも患者を受け入れることになると覚悟していた」

 3月下旬、女性が勤務している一般病棟で4月から新型コロナウイルスの陽性患者を

受け入れると告げられた。感染拡大に伴い、国や都道府県が指定する感染症指定医療機

関だけでなく、一般の病院での受け入れや療養が始まっていた。もともと入院していた

患者は別の病棟に移され、コロナ病棟にはスタッフが急遽(きゅうきょ)補充された。

 病棟内は、感染リスクの高い順にレッドゾーン、イエローゾーン、グリーンゾーンに

分けられた。院内感染防止のため、防護服にゴーグル、ウイルスを通しにくいN95マ

スク、手袋を着用しての勤務が始まった。

 「患者は1人1部屋で厳格な感染対策がとられている。最近は家族単位で入院してい

る人もおり、家庭内の感染が増えていると感じる。主に検温や食事の配膳など必要最低

限の看護に限られるが、防護服にゴーグルをつけたものものしい状態で勤務している」

人工呼吸器「いつもより早く」

 受け入れているのは発熱している人など比較的症状が軽い患者。人工呼吸器が必要に

なる症状が出れば大学病院などに移す。ただ、入院後に急激に症状が悪化して死亡する

人もいた。

 「びっくりした。こんな風に容体が急変するなんて。症状がほとんどなく、2時間前

まで酸素が必要なかったのに、急に人工呼吸器が必要になる患者もいた。先生たちは呼

吸器をつける基準を『いつもより早く』と気をつけている」

 自身の感染リスクも常に不安だ。防護服やマスクなどの医療資材は日に日に不足して

きている。

 「当初は1日に1つだったマスクも今は3日で1つ。1回ごとに使い捨てていた防護

服も備蓄がなくなってきて1日1枚になった。もし防護服やマスクがなくなったらと思

うと本当に怖い」

 患者は家族も自由に面会できない隔離された環境に置かれる。1人1部屋の病室にあ

るのはテレビのみ。ストレスをためる患者も少なくなく、患者との向き合い方の難しさ

を痛感しているい。

 「(病棟は)40~50代の若い方が多く、症状が良くなってくると隔離されている

ことにストレスを感じてくるようになる」

 患者は症状が改善したとしても、検査で2回陰性にならなければ退院できない。1回

目が陰性でも2回目に陽性になる人もおり、精神的なダメージははかりしれないようだ

 「検査2回で退院する人は少ない。症状がなくなって検査し、陽性になると患者の気

持ちの落ち込みは大きい。ちょっとしたきっかけできつい言葉をぶつけられたこともあ

った」

「看取りすらできない」

 患者の容体が急変して死亡しても、家族には電話連絡のみで死後も会わせられない。

これまで死後処置は専門の職員や業者が行っていたが、感染防止のため、遺体を包む透

明の「納体袋(のうたいぶくろ)」に入れて棺に納めるまでの処置を看護師が担う。

 「患者が亡くなった場合、今までは家族の方々と一緒に体をふいたり、お別れの時間

をつくったりしていた。今は看取(みと)りすらできない。遺体を棺に入れる経験もな

かったので、かなりショックだった。気持ちの切り替えが難しく、本当に悲しい」

 コロナ病棟の担当になってからは家族への感染を避けるため、自宅には帰らずに病院

が用意したホテルで生活する日々が続く。

 「屋外で感染している人が多いと聞くので、(ホテルの)外に出ようとは思えない。

私も隔離されているような暮らしだ。何か必要なものがあれば、家族がいない時間帯に

取りに戻って、誰にも会わないようにしている」

 陽性患者を受け入れてから間もなく1カ月。感染のリスクと隣り合わせの状態に不安

は強い。医療従事者に感染が広がれば医療崩壊につながりかねない、と危機感も強めて

いる。ウイルスと戦う最前線にいるからこそ、切実に訴える。

 「収束はまだまだ先。(国民は)とにかく家にいてほしい。感染することで、自分だ

けでなく、家族や医療現場の人に感染させるリスクがある。今は我慢して家にいるのが

一番安全だと思ってほしい」