ご機嫌いかがでしょうか。
視界ゼロのみこばあちゃんです。
おはようございます。
今年のヒガンバナは、開花が遅れていました。
これはひとえに温暖化による影響でもあり、これからもこのような植物の異変はどんどん起きることでしょうか?
今日のスタートは、蒸し暑さが舞い戻ったかのような、秋のはざまを実感しております。
東京では9月のこの時期、インフルエンザが流行しているようです。
今やがんの早期発見は、医学の日進月歩による進歩のおかげで
「もはや恐れることはない」までと言って過言ではない程の
完治者は多く存在しておられます。
がんの志望者は二人に一人までともいわれていますが
なんと検診率が低いのかとあきれてしまいます。
実兄も、従妹も、がんのステージは3くらいでしたがどちらも今なお、元気に活躍でき
ている幸せはひとえに医学の進歩のおかげの一言に尽きます。
坂井産経記者ステージ4の生き抜く死生観も
たくましい元気力を読者に発信し続けておられます。
わが義義理の姉のお母さんも94歳で乳がんの手術を受け
百歳の今も元気に庭の草取りもできています。
手術に際しては、お医者さんも「お歳だからどうしますか?」の問いに
本人が、家族の反対を 押し切って手術した経緯もあります。
今では、跡取りのお嫁さん65歳が胃がんの手術をし
おばあちゃんの食事作りができているからこそ
元気でいられると、励ましあって暮らしております。
義理の姉が、暮らしのサポートを 名に彼と担っても来ています。
当事者の苦痛と戦う姿勢はむろんのことですが
兄は、歩みを止めたら、あくる日はないくらいのつもりで
暮らしているといっていました。
検診による発見はラッキーと思ってぜひとも受けるべきだと思います。
低い日本の検診受診率
平成28年に実施された「国民生活基礎調査」によると、日本のがん検診受診率は、男性
においては、胃がん、肺がん、大腸がん検診の受診率は4?5割程度であり、女性において
は、乳がん、子宮頸がん検診を含めた5つのがん検診の受診率は3?4割台となっています
。
特に子宮頸がん、乳がんについては、検診受診率が低い状況にあります。
がん検診の受診率
※胃がん、肺がん、乳がん、大腸がんは40歳以上、子宮頸がんは20歳以上を対象。
産経記者のがん闘病からの引用。 【希少がんと共に生きる】宮川典子議員が残
してくれたこと がん検診推奨は使命 (2019年09月22日)
それは突然のことだった。12日夜、山梨県を地盤とする自民党の宮川典子衆院議員
(40)=比例南関東ブロック=が乳がんで亡くなったことを知り、ショックのあまり
言葉を失った。宮川氏はがんであることを公表しておらず、筆者(48)も知らなかっ
た。それだけに「死去」しかも「がん」という二重の意味で衝撃を受けた。
筆者の記者生活は甲府支局からスタートした。今から約25年前の話だ。山梨県は自
民党の金丸信元副総裁、中尾栄一元建設相、堀内光雄元通産相らを輩出し、当時は保守
王国といわれていた。以来、山梨県関係の国会議員には、身近に感じながら取材に当た
ってきた。
だが、宮川氏とは接点がなく、面識はないに等しかった。そんな彼女が自民党本部で
「記事、いつも読んでいますよ。頑張ってください!」と励ましてくれたことがあった
。
筆者は平成28年12月にステージ4の小腸がんの手術を受け、その後約2年間にわ
たり抗がん剤治療を続けた。「いつも読んでいる」というその記事が、罹患(りかん)
して以降、産経ニュースで掲載を続けている連載「希少がんと共に生きる」のことを指
しているのは、すぐに分かった。
声をかけられた当時は抗がん剤治療中だったため、吐き気、倦怠(けんたい)感、手
足のしびれなどの副作用に悩まされていた時期でもあった。仕事に復帰しても、今ひと
つ軌道に乗り切れない自分にいらだつこともあった。
そんなときに、話しかけてくれたことにうれしく思い、感激した。その後、すれ違う
たびに言葉を交わすようになり、「元気ですか」と気にかけてくれた。いつから乳がん
に罹患したのか知る由もないが、がんの苦しみを分かっているからこそ、わざわざ話し
かけてくれたのではないかと思っている。
「がんは治る時代になった」とよくいわれる。医療技術が進歩し、新薬が次々と登場
する中、そういう側面があるのは否定しない。しかし、それでも日本人の死因の1位は
がんだ。「ステージ4」と言われただけで、生きた心地すらしないものだ。自分のこと
で精いっぱいというがん患者は少なくない。ましてやほかのがん患者を励ますのは、並
大抵のことではない。
生前、宮川氏は子宮頸(けい)がんを患ったことのある三原じゅん子参院議員に「党
本部の女子トイレにがん検診推奨のステッカーを貼ってもいいですか」と聞いてきたと
いう。それが三原氏にとって最後の会話になった。がん患者を少しでも減らしたいとい
う思いだったに違いない。
参院選公示前の6月、候補者の総決起大会に顔を出していた。だが、関係者によると
、8月中旬ごろ、後援会幹部が入院先の都内の病院に向かったところ、面会謝絶で会う
ことがかなわなかったらしい。
人知れず闘病を続けていた宮川氏を激励することができなかったのは悔やまれる。自
民党は衆院山梨1区について、宮川氏と中谷真一氏をコスタリカ方式で交互に公認して
きた。大病を抱えていることが知られてしまうと、選挙区で公認が得られなくなってし
まう-。そんな懸念があったのかもしれない。
がんがこの世からなくならない以上、早期発見、早期治療こそが生存率を高める確実
な方法だ。だが、日本の受診率が高いとはとても言えない。
平成28年に実施された厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、日本のがん検
診受診率は、男性は胃がん、肺がん、大腸がん検診で4~5割程度、女性は乳がん、子
宮頸がん検診を含めた5つのがん検診で3~4割程度にすぎない。
罹患してから3年目を迎えているが、がん検診をまめに受けていれば、小腸が破れて
無数のがん細胞が腹膜に散るという悲惨な事態は避けられたのではないか、という思い
は強い。
腹膜に散ったがん細胞は、CT(コンピューター断層撮影)検査では分からないほど
ミクロレベルに縮小した。だが、腹膜播種(はしゅ)が治ることはまれというのが、専
門医の共通した見解だ。がん細胞が少しずつ大きくなっているのではないかと、おびえ
ながら生きていくのは、なかなか辛いものがある。そんな経験をしたからこそ、がん検
診の推奨を使命として、宮川氏の遺志を継いでいきたい。
「よろしく頼むよ!」
そんな声が聞こえてきそうだ。
(政治部 坂井広志)