日ロ外交に進展なし!

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 安倍総理と、ロシアのプーチン大統領がウラジルストクで22回目の首脳会談を

開いた。  総理は外交の成果を得意げに誇張して語る傾向があり

国民に見えない成果の検証はベールの中でしかない。

 北方領土問題は進展するどころか、軍事拠点まで気づき

全く進展どころか後退しているようにも感じさせる実態がある

 プーチン大統領は【領土問題が短期で解決できると思うのは稚拙ダ】と言う!

領土問題はロシアの法律に伴う進展でなければならないとも表現している。

だがともに良い方向性で話し合う用意があるとごまかされ続けている

実情が安倍外交の内容です。

 今回23回会談の内容は

 首相が、交渉の突破口と期待する四島での共同経済活動については、温室野菜の栽培

観光など5項目の実施に向けてのロードマップ(行程表)で合意した。

 日本は四島を不法占拠したロシアの法制度の下で活動できない。四島への「特別な制

度」の導入を求めているが、ロシアは拒んでいる。活動の基盤が整わないまま行程表を

作ってどうする。

4島返還に、温室野菜、観光問題の支援が

結び付くなどと考えること自体譲歩に次ぐ譲歩ではないか??

ロシア目線外交に成果はあるが日本にとってはデメリットの要求に

こたえているにすぎない!

 プーチン氏に不信が募る理由はほかにもある。10日から択捉島で予定されていた元

島民の墓参は、ロシア側の「調整がつかない」という理由で中止された。

 そのうえ、軍事演習という露骨な力の誇示をぶつけてきた。

 安倍首相のウラジオストク訪問は、11日からの「東方経済フォーラム」出席のため

だ。だが、ロシアは同日から、日本海オホーツク海も含む極東で兵力30万人を動員

し、1981年以来、最大規模の軍事演習「ボストーク(東方)2018」を始めた。

中国、モンゴル両軍も初参加した。露中両国の軍事的接近は極めて危うい。

  

 ロシアとのガスパイプライン計画も、北方領土問題とセットでなければこの計画は

noでありたいものだ

  

     アサヒコムより。

日ロ首脳会談 誇張排し冷徹な視座を (9月12日)

 安倍首相は政権5年9カ月の実績の一つとして、外交を掲げる。その看板と実態がか

け離れているのがロシアとの関係だ。

 平和条約の交渉が進んでいるかのような発言は、誇張が過ぎる。現実から遊離した説

明は国民の理解を妨げるうえ、国際的な疑念も招きかねない。

 安倍首相は今週、プーチン大統領と通算22回目の会談をした。今回も、北方四島

の共同経済活動を実現させる明確な道筋は開けなかった。

 「我々の新しいアプローチは日ロの協力の姿を確実に変化させている」。首相はそう

語ったが、実際は2年前の合意以降、交渉は滞り続けている。

 理由は明白だ。活動をめぐる考え方そのものが異なるからだ。ロシア側は、ロシアの

法律が適用されるとしている。人々の往来の仕組みも、四島に限らず、サハリン州と北

海道全体が対象だと主張している。

 日本側は四島だけに適用される特別の制度をめざすが、溝は深い。そもそも仮に共同

経済活動が実現しても、領土問題の打開につながるわけではない。

 ロシアは、択捉、国後の両島に地対艦ミサイルを配備した。先月は択捉島に新鋭の戦

闘機が飛来していることがわかった。四島を戦略上の拠点とし、着々と軍事力強化を進

めている。

 ロシア極東ではきのうから、冷戦後で最大規模の軍事演習が始まった。4年ごとに行

われてきた演習に今回は初めて中国軍が参加する。中国との戦略的関係を誇示し、米国

を牽制(けんせい)する意図があるのは明らかだ。

 ロシアは米欧と緊張した関係を続けている。2014年にウクライナクリミア半島

を一方的に併合し、批判を浴びた。米大統領選への介入疑惑や、英国での元スパイ毒殺

未遂疑惑などでも対立を深めている。

 そんななか、日本は主要7カ国の一員としてロシアに制裁を科しつつ、プーチン氏を

持ち上げる首脳会談を重ねてきた。法の支配などの原則を毅然(きぜん)と主張しない

日本の姿に、疑問の目が注がれても仕方あるまい。

 ロシアとの国境を画定して平和条約を締結する。それが戦後日本に残された大きな課

題であることは論をまたない。だが、その根本的な目的は、米国、中国、朝鮮半島を含

むアジア太平洋の平和と安定を長期的に確保することにあるはずだ。

 国際関係の大きな構図の中に日ロ関係を位置づけることを忘れ、親密な首脳関係と経

済協力だけをてこに領土問題の譲歩を求める。そんな対ロシア交渉では、展望は開けな

い。

 経済譲歩だけでは北方の解決などあり得ない。

総理は23回もの交渉でどれだけのぜいきんをもちだした!

持ち出してえたものは何もないのではないのか

 ガスのパイプラインの建設は、表面化した中での交渉が求められる。

独裁的な交渉だけはけっしてしてはならない!

北方領土の前進は後退したと言えるのではないか

そのような中でロシアと平和協定条約など結ぶべきではない。

ゆうせんじゅんいがことなるのではないか??