ご機嫌いかがでしょうか。
視界ゼロのみこばあちゃんです。
新幹線は、「安全神話」にあまえはなかったのか?
不審に気付きながらJRは「異常なし」と申し送っている。
これはなぜなのか。
異常に気付きながらなぜ運航を優先させたのか。
検証は明らかにされなければならない。
JRは第三次のたびに安全を誓ってきた。
どのような小さな亀裂、異常に対しても報告義務と判断が慎重に行わなければならない。
報告がなければ、次々に運行され取り返しのつかないことになっていたはず。
初歩的ミスが大きな事故につながる。
命をあずかっている重さを認識していただきたいものです。
このたびのずさんな仕事に多くのお方が疑問を持たれています。
事故から学ぶことなど何もないのかと情けなく思えた対処でした。
アサヒコムより。
のぞみ亀裂 安全優先の徹底を (12月20日)
あわや大事故という深刻なトラブルだ。安全最優先の姿勢が欠けていたのではないか。
博多発東京行き「のぞみ34号」が11日、車体と車軸を固定する台車に亀裂が入っていること
が判明したため、名古屋駅で運行を取りやめた。
きのう会見したJR西日本によると、亀裂は最長16センチあった。運行を続けていれば破断し
て脱線したおそれもあった。
乗客は約1千人いた。半世紀前に新幹線が開業して以来、初の事態だ。国の運輸安全委員会は新
幹線で初めて「重大インシデント」と認定し、調査にのり出した。JRは亀裂の原因究明はも
ちろん、毎日の点検や異常時の即応体制について徹底した見直しが必要だ。
問題は、異常に気付いてから列車を止めるまでに、3時間あまりもかかったことだ。
小倉駅の発車時に、最初に乗務員が「焦げたような臭い」に気づき、車掌を通じて東京の総合指
令所に連絡した。しかし列車は運行、福山―岡山間では、乗客が「車内にもやがかかっている
」と訴えた。岡山で3人の車両保守担当社員が乗り、車内で異常な音を確認した。
それでも走行し続け、新大阪でJR西からJR東海に運行を引き継ぐ際には「異常なし」と伝え
ていた。京都を出た後に再び異臭がし、名古屋駅で床下を点検したところ油漏れなどが見つか
り、運行を取りやめた。
走行中に異常が見つかった場合は、東京の総合指令所が車掌らとやりとりし、停止させるかどう
かなどを指示するという。異変があれば、停車駅などで発生源の把握に努めるべきだ。
JR西は「今後は異常がないことを確認できない場合、ちゅうちょなく列車を止めることを徹底
する」と説明したが、なぜ速やかに止められなかったのか、現場と指令所との間でどんなやり
とりがあったのか、細部にわたる検証が必要だ。
新幹線は東京―新大阪間で1日に350本以上運行し、時間帯によっては数分おきに発着する。
定時の運行を優先させようとした面はなかったのか。社をまたいで安全情報を引き継ぐのに、
十分な時間は確保されているのかも気がかりだ。運行中止に至る経緯をふくめ、問題点の洗い
出しを求めたい。
検証に当たっては専門家ら第三者の目を入れることも考えてよい。
JR西日本は12年前の宝塚線脱線事故後、「安全性向上計画」をつくり、安全が何よりも優先
すべきだと誓った。その精神を忘れてはならない。