老人世帯の家計簿

  ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

おはようございます。

木枯らしにも負けない体づくりは必須でもあります。

 ぶるぶる生活に耐えております。

バックには「ロシアより愛をこめて」が流れています。

今日も暖かい朝です。

北海道では雪も聞こえていますのに…

今年も20日ほどとなりました。

ポリタンクの消費期限は5年ともいわれています。

置き場所にもよりますが

ふたが割れるようになったならかええ時でしょうか。

 2000万円問題が浮上して久しいですが

生活費はすでに上がっています。

厚生労働省国民生活基礎調査の概況』(2019年)によると、

65歳以上の者のいる世帯は 2,558万4,000世帯。

全世帯の49.4%とおよそ半分を占めており、

高齢化社会ニッポン」を身をもって痛感する数値となっています。

高齢者世帯の所得状況、年間平均は312万6,000円。

前年調査から6.7%と減額となりました。

本件、さらに詳しく見てみると、

60歳~69歳の1世帯当たりの所得平均は566万0,000円、

世帯人員1人当たりの平均は239万5,000円。

70歳以上では、1世帯当たりの所得平均394万6,000円、

世帯人員1人当たりの所得平均は190万1,000円となっています。

所得状況の内訳を見ていきましょう。

312万6,000円のうち、公的年金・恩給は199万0,000円。

全所得のおよそ6割を占めています。

いわゆる働いて得るお金、稼働所得は年間が72万1,000円。

そのほか、財産所得が20万4,000円、年金以外の社会保障給付金が1万8,000円、

仕送り・企業年金個人年金・その他の所得が19万4,000円となっています。

老後も働いてお金を稼いでいる人がいる一方で、

所得が公的年金・恩給だけの高齢者世帯は全体で48.4%にも上っています。

現在、厚生年金保険(第1号)受給者の平均年金月額は、14万6,000円。

国民年金受給者の老齢年金の平均年金月額は、5万6,000円(新規裁定者は5万4,000円)

ですから、

月々20万円をもらっていたら、「御の字」といったところです。

上記はあくまで理想のケース。

新卒から定年まで勤め上げ、年金をしっかりと払っていれば受け取れる受給額ではあり

ますが、

人生100年時代、働いてない期間があったり、生活の事情により年金を納めていなかった

り・・・

といった事態は当然起きています。

実際、満足な生活は送れているのか? 

高齢者世帯の支出状況を月別に見ていきましょう。

2人以上の世帯では、65歳~69歳が26万0,145円、

70歳~74歳が24万2,579円、

75歳以上が21万3,303円となっています(2020年家計調査年報)。

65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)について見ると、

可処分所得は12万5,423円となっています。

一方で消費支出は13万3,146円となっており、

毎月「7,723円」の赤字が発生していることが明らかになっています。

2人以上の世帯、単身者世帯ともに、消費支出のもっとも大きなウエイトを占めているの

は食費。

2人以上の世帯は6万5,804円、単身者世帯は3万6,581円と、それぞれ3割弱を占めていま

す。

さらに家計を圧迫しているのは、非消費支出。

直接税や社会保険料といった、節約しようがない負担です。

2人以上の世帯では非消費支出が3万1,160円、単身者世帯では1万1,541円となっています

☆自助努力の末の「資産形成」…投資信託などが人気だが

国民皆保険制度の日本社会。

病気になったり、怪我になったりしたときの手当は厚いものですが、

「万が一」に備えた結果、日々の暮らしが厳しくなってしまうのは、なんとも辛いもの

があります。

高齢になってからも豊かに過ごそうと、

現役世代の間では投資信託をはじめとした資産形成が注目を集めていますが、

総じていえるのは「長期勝負」であるということ。

FXや暗号資産でリスクを賭けて大儲け・・・とは基本的に対をなす投資ですから、

はじめの数年は「思ったより増えない!?」と驚かないよう注意する必要があります。

「穏やかな老後」。それすらも、危ぶまれている日本社会。