教頭先生 弱りゆく姿を生徒に公表!

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

広島において、弱りゆく難病、「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の診断を受けた。

教頭先生が生徒に病魔の進行そのものを

学んでほしいとあるがままを公表されました。

 病魔はいきなり健康をも奪い去るあまりにも過酷すぎる

人生が待ち受けているなんて誰もがじゅようなどできない!

教頭先生が病魔のある姿を学んでほしいと生徒に寄り添われています。

  祖母たちとの弱りゆく姿に触れることのない生徒にとって教頭先生がその姿を公表

誰にでも置きゆく病魔に触れ、思いやりであったり

誰にでも訪れる病魔の姿を

我がこととして知ってほしいと公表されたのだと思います。

今ここに、生かされている幸せを知ろう。

 ALSとは。

随意筋を支配する神経を運動ニューロンといいます。「ニューロン」というのは「神経

細胞」のことです。

 運動ニューロンは、歩いたり、物を持ち上げたり、飲み込んだりするなど、いろいろ

な動作をするときに、脳の命令を筋肉に伝える役目をしています。

 この運動ニューロンが侵されると、筋肉を動かそうとする信号が伝わらなくなり、筋

肉を動かしにくくなったり、筋肉がやせ細ってきます。ALSはこの運動ニューロン

侵される病気です。

正常な運動ニューロンと筋肉・ALS患者の運動ニューロンと筋肉

感覚や自律神経はどうなるの?

 ALSでは運動ニューロンは侵されますが、知覚神経や自律神経は侵されないので、

五感(視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚)、記憶、知性を司る神経には原則として障害は

みられません。あなたがだれかに皮膚をつねられたとき、痛いと感じ、つねられた手を

ひっこめるでしょう。痛いと感じるのは「知覚神経」、手をひっこめるのは「運動ニュ

ーロン」の働きです。ALSになると痛いという感覚はありますが、手をひっこめるこ

とができなくなります。

ALSの発症原因は解明されていません。

 「

   アサヒコムよりの引用。

弱っていく姿を見てほしい」 難病の教頭、命の授業

 体の筋肉が動かなくなる進行性の難病で、広島県内の自宅で闘病生活を送っている高

校の教頭がいる。発病後は、生徒たちに病気のことや命の大切さを語ってきた。昨年の

卒業式は生徒が調達したロボットを使って自宅で「参列」、この春は2年ぶりに出席し

、教え子たちの門出を祝った。

 広島県尾道市の県立御調(みつぎ)高校。電動車いすの長岡貴宣さん(56)=同県

三次市=は体育館の最後列から、証書を受け取る生徒たちの姿を見守った。教え子たち

にとって最後の校歌斉唱。大きな声を出すのが難しくなった長岡さんも、口ずさむよう

に歌声を合わせた。

 広島と故郷・静岡の高校で、剣道の指導に打ち込んできた。2015年春、御調高に

教頭として着任。学校運営や進路指導に意欲を燃やした矢先の夏、剣道の防具を着けよ

うとして、背中に左手が回らないことに気がついた。

 半年後の16年3月、「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の診断を受けた。「人工呼

吸器を使わなければ、余命は2年から5年」。最後は自分で呼吸もできなくなると聞か

された。

 薬を飲みながら勤務を続けたが、両足が動きづらくなった。17年春には杖が必要に

なり、夏からは電動車いすに。

 「弱っていく自分の姿を見てほしい」。1学期の終業式で、生徒たちに病気を打ち明

けた。病気を抱える人たちへの理解を深めてもらいたいと考えたからだ。

 病状は進み、17年末に教頭として在籍したまま休職。看護師の妻と長女の支えもあ

り、「これも一つの生き方だ」と受け入れられるようになった。心残りは、進路指導し

てきた当時の3年生が巣立つ姿を見届けられないことだった。

 その気持ちをくんだのが2年生だった柴川綾捺(あやな)さん(18)と松木綾香さ

ん(18)。遠くにいてもタブレットを介してマイクやカメラで会話ができ、腕を動か

して気持ちを表すこともできるロボットを、開発元の企業に掛け合って貸してもらった

。長岡さんは壇上の演台に置かれたロボットの「目」を通じ、証書を受け取る3年生た

ちの様子を自宅で見守った。

 くすぶりがちだった気持ちが勇気づけられた。同じ病気の患者団体に加わり、自治

の職員や医療・介護関係者に病気と向き合う心情などについて語り始めた。御調高でも

文化祭や特別授業で講演してきた。

 余命宣告から2年半が過ぎた昨年10月。長岡さんはずっと迷っていた人工呼吸器に

よる延命措置を、「その時」が来れば受け入れる決心をした。自力で動けず、家族やヘ

ルパーによる24時間のケアが必要になる。しかし今は、日々のリハビリや団体の活動

を精いっぱい続けている。

 長岡さんの自宅には、柴川さんらから活動を引き継いだ後輩たちが毎月通ってくる。

今年の卒業式は「休んでいても先生は学校の一員」と参列するよう誘ってくれた。

 柴川さんは春から、病気や障害のある人たちが過ごしやすい地域のあり方について、

県外の国立大で学ぶ。「社会に参加できない人ほど強い思いを持っているはず。一歩踏

み出す手助けをしたい」。長岡さんからそう学んだ。元々看護師を目指していた松木

んも進路を変え、介護や福祉について学ぶことにした。

 卒業式を終えた2人に長岡さんは一言、「ありがとう」と声を掛けた。2人から花束

を受け取り、「10年後、また会えたらいいな」。照れ臭そうに笑った。(橋本拓樹)

   我が心のエッセンス。

親の病に触れ

自分の体を大切に思いましょう!

『私は、人の想いというものが言葉に変わることで無駄になっているように思います。

人の想いは皆、結果をもたらす行動に変わるべきだと思います。』

   ナイチンゲールの名言。