人間を 襲うツキノワグマ。

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 ツキノワグマが秋田において人を次々に食い殺した

ニュースが報道されてもなお山に入る人の心理が理解しがたい。

それはどうも、タケノコが高く取引されていることに由来するようだ。

ツキノワグマの嗅覚はとっても良いとされています。

執念深く襲われた原因はクマの好物を

後生大事に抱えていたことも襲われた要因に

なっていたのかもしれません。

熊は人間は襲わないとの安易な考えがあったのかもしれませんね。

 統治においてはイノシシは日中で歩くことはないといわれていましたが

今では、白昼堂々と群れを成して闊歩してもいます。

日本のものはこの1亜種でニホンツキノワグマS. t. japonicusとよばれ、本州、四国に

分布するが、九州では絶滅したものとみなされている。西日本での分布域の減少が著し

い。

 春はフキ、スゲなどの草本、タケノコ、秋はミズナラ、ミズキ、ヤマブドウなどの樹

木の実を主として食べるほか、アリやハチも好む。樹洞や岩穴などに入って冬ごもりし

、この間、雌は1~2子を産む。春先、冬ごもり穴から出てきたクマは、越冬前に比べ体

重が約20%も減少している。

 この状況は明日のテレビで上映が予定されています。

フジテレビ「報道スクープSP 激動!世紀の大事件Ⅵ~平成衝撃事件簿の真相~」取材班

(1月26日夜9時から放送)

     東洋経済からの引用です。

男女4人食った「凶暴グマ」のおぞましい実態 -

今も厳戒態勢の下にある秋田県鹿角(かづの)市・熊取平(くまとりたい)と呼ばれる

一帯……3年前の初夏、ここで悲劇は起きた。ツキノワグマが次々と人を襲い、4人もの

人が命を落としたのだ。

しかし当時、地元の住民たちは耳を疑った。この土地は古くから野生のツキノワグマ

生息しているが、彼らは人間の気配に気付くと逃げると信じられてきたからだ。

は、人を襲うはずがないと思われてきたツキノワグマにいったい何が起きたのか??その

真相をつかむべく追跡取材した。

クマは執拗に人間を襲った

1人目の犠牲者は79歳男性。毎年、熊取平の笹やぶに入り、タケノコを採るのを楽しみに

していた。この時期採れるのは初夏の味として好まれるネマガリダケだ。たくさん採れ

ればそれなりの収入にもなるとのことで、多くの人がこの時期、熊取平を訪れるほどだ

った。しかし男性は翌朝、変わり果てた姿で発見されることに……。巨大な爪で傷つけ

られたとみられる深く大きな傷が身体に残されていた。

遺体発見の次の日も1組の夫婦がタケノコ採りで山に入り、用心のためクマよけの笛を吹

きながら歩いたという。だが、妻がその場を少し離れた隙に、クマは夫を襲い、攻撃し

たとみられている。最初に襲った位置から、遺体発見現場まで100メートル以上も離れて

おり、その執拗さは恐ろしいという言葉だけでは表せないものだった。

専門家も現地に入った。米田(まいた)一彦さんは、40年余り野生のツキノワグマの生

態を追い続けている研究者だ。人間との接触を嫌うツキノワグマがなぜ人を死ぬまで襲

ったのか……米田さんは「人肉を食らうためだったに違いない」と考えた。

取材班は、2人目の遺体を発見した人物に話を聞くことができた。頭には大きなひっかき

傷が、額にはかみ痕、そしてあろうことか、脇腹は、肉がえぐれていたというのだ。

1人目はさらに無残で、左半身の肩や太もも、そして内臓まで食い尽くされていたことが

後にわかった。

巨大な爪、そして鋭い牙でむさぼった無残すぎる遺体……次々と人を襲ったクマは100キ

ロを超えているのではないかと憶測が飛びかった。

2人目が殺されてからわずか3日後、今度は65歳の男性が消息不明に。その5日後ようやく

発見されたものの、ひどく食い荒らされた状態だった。

フジテレビ「報道スクープSP 激動!世紀の大事件Ⅵ~平成衝撃事件簿の真相~」

両手両足はほとんど骨だけとなり、内臓も失われていたという。1人目よりもさらにひど

い状態となって見つかってしまった。

米田さんは、この人食いツキノワグマを“スーパーK(鹿角のK)”と名付けた。

本来、木の実や果実を好み、人間の気配を感じると遠ざかると思われたツキノワグマ

どんな異変が起きているのか?

スーパーKか!?クマから奇跡的に逃げ切った男性

取材班は“スーパーK”と思われるクマに襲われたが、奇跡的に逃げ切った生存者の男性

の話を聞くことができた。彼もまたタケノコを採りに山に入ったという。やぶから突然

現れたクマは、わずか1メートルという至近距離まで近づいてきた。

荒い息づかいとともに、鋭い目でにらみ付けてくるクマに、男性は一瞬「ここで自分は

死ぬのか……」と思ったというが、そう簡単に諦めるわけにはいかなかった。とっさに

取り出したのは、自分のタバコ。獣は火を恐れるのではないかと想像し、無我夢中で火

を付けた。タバコをクマのすぐ近くまで投げる……もくもくと煙を出すタバコに、反応

するかと思われたが、相手は微動だにしなかった。

男性とクマのにらみ合いは、20分ほど続いたという。その後、男性は次の手に出る。目

だけを動かし、そばにあった竹を持っていたナイフでそっと斜めに切り、鋭い槍のよう

なものを作り、相手の目を狙い思い切り投げた。

すると……目にこそ当たらなかったが、顔に命中。クマはついに、やぶの奥へと消えて

いったという。男性は命拾いしたものの、ある恐ろしい光景が今でも忘れられないとい

う。

「鼻のここのところに、血のりがべったりとついていたんです」

その血こそ、人間を食らったときについたものだったのか……。

そして、ついに4人目の犠牲者が……。女性だった。

相次いで人を襲った“スーパーK”は、次第に凶暴化しているように思われた。

一体、熊取平のどこに息を潜め、新たな人間=餌を狙っているのか――。

人々の不安は高まる一方、タケノコを採りに山に入る人たちは後を絶たなかった。フジ

テレビの取材班も彼らにマイクを向けた。

「クマが出るのを知っていますか?」

すると答えは「知っていますよ。怖いですけど、実際に見たことがないから」。

4人の犠牲者が出てもなお、山に入る理由……それは、あのタケノコ、ネマガリダケだっ

た。旬のネマガリダケは、業者に売れば1キロ350円。1日1万円以上稼ぐ業者もいたとい

う。さらに、この年は不作でさらに高い値がついたと言われている。

ツキノワグマを研究して40年の米田さんは、ある答えを導き出した。

フジテレビ「報道スクープSP 激動!世紀の大事件Ⅵ~平成衝撃事件簿の真相~」

なぜ穏やかなツキノワグマが人食いグマ“スーパーK”に豹変してしまったのか――。

それは、人々が追い求めた、ネマガリダケなのではないか、と。

米田さんの調査によると、このタケノコは、クマの大好物でもあったのだ。この年は不

作で、ただでさえ山に生えているネマガリダケが少ないのに、さらに人間たちに奪われ

てしまう……。

人間の味を知ったクマは再び人を襲う

山に入った犠牲者たちは、自分たちが採ったネマガリダケを身に着けていた袋に入れて

いたという。次から次へと自分たちの貴重な餌が入っていく袋を、どんな思いでやぶの

中からにらみをきかせていたのだろうか。

米田さんは、人間の味を知ってしまったツキノワグマは同じ味を求めて、また人を襲う

だろうと分析した。「駆除するしかないでしょう」と。猟友会に出動が要請される。熊

取り名人らが団結して、“スーパーK”と思われるクマと向き合うことになる。

カメラの前で繰り広げられる激しい銃声……。まさに命がけのミッションだった。急所

を外してしまうという事態に見舞われるも、最終的に仕留めることができた。体重70キ

ロほどのメスグマだった。しかし、このクマが4人の命を奪った“スーパーK”なのか??

それは鑑定をして、胃袋の中を見るまではわからない。3日後、このクマの胃の中から人

体の一部が見つかったが、米田さんは、体格から見ても“スーパーK”である可能性は低

いのではと推測する。

では生存者が見た、巨大な“スーパーK”は、いったいどこに行ってしまったのか?

「数頭以上、関わっているのではないでしょうか」

米田さんによると、人肉の味を知ってしまったクマは複数いて、まだあのエリアに息を

潜めている恐れがあるという。

あれから3年、人が命を奪われるような獣害事件は鹿角では起きていない。しかし、米田

さんは引き続き現地調査を続けている。

概要

ヒグマとは違って本州にも生息しているクマで、元は九州まで分布を広げていたが、201

2年に九州生息の個体群は、ニホンカワウソと同じく絶滅扱いとされた。

ツキノワグマのツキノワとは、そのまま月のことを指し、黒い体毛の中において胸に三

日月のような白い模様が出来ることから、そういった名前がついた。

たまにこの月の模様がない個体もおり、そういったものは「みなぐろ」という愛称で呼

ばれることもある。

あまりにもヒグマが化け物過ぎていろんな事件を起こしているせいであまり陽の目の当

たらないクマであるが、危険度はヒグマとそんなに変わらない。しかも最近はヒグマと

同じく人家に降りてくることもしばしばである。

ヒグマは一定のテリトリーを持っているが、ツキノワグマは特に縄張りを決めず行動す

る。そのためヒグマ以上に人里に出現してくる可能性が多くなっている。

生息地に餌がなくなり住みにくい環境になったためだが、このことで生息数を減らした

りしている。四国のツキノワグマなどは絶滅を危惧されている地方クマとして有名だろ

うか。

生態

ヒグマより体格はやや小さく、体長は120cmから180cm程度、体重もオスの最大が150kg程

度である。大きさで言えば下手をすると大型犬程度の大きさにならない者もいる。

基本的にはヒグマと同じ雑食性であるが、ヒグマと比べれば草食寄りの食生活を送る。

森林内に生息し、果実や昆虫などを食べるほか、動物の死骸も好物である。

能力や習性はヒグマと大体同じで嗅覚が強い。力も強いがヒグマと比べると小型のクマ

なため、駆除や撃退はヒグマよりはやりやすい。

ただ、あくまでもヒグマよりマシというだけの話なのでツキノワグマに出くわした時点

で相当ハードな状況であることはまず理解しなくてはいけない。

実際ツキノワグマによる死亡事故は過去より何回も起きていることである。なめてかか

れば死ぬのは人間の方である。

トリビア

実は東京にも住んでるぞ!

もちろん大都会の中でツキノワグマがサラリーマンをやっているわけでも、暴力団の構

成員になっているわけでもない。

東京と一言でいっても、実際は結構広い都市である。

イメージが薄い人もいるかもしれないが、東京にも自然あふれる土地はあるのだ。そし

てそこに、ツキノワグマは少数ながらも生息しているのである。

実際ツキノワグマの遭遇談・目撃談はよく報告されている。ちなみによく目撃されるの

奥多摩方面や八王子など、まだ自然の残っている部分が多い土地である。

対処法はヒグマと同じ

火を怖がらない、逃げると追ってくる、基本臆病だから睨めば逃げることが多いなど、

ツキノワグマと出会った時の対処法は、大体ヒグマと同じである。

そして、ヒグマもそうだが、ツキノワグマが最初から好戦的な態度でこちらに向かって

きていて、明らかに逃げられない状況にあった場合は、勇気を出して戦うことが大事で

ある。

逃げても追いつかれるし、死肉を好むツキノワグマには死んだふりなどまず通用しない

生き延びたければ、諦めるよりも戦って死のうという気概があったほうが、生存確率は

少しでも高くなるのだ。

ヒグマに比べれば、まだツキノワグマは戦える相手である。だがクマはどの種類も総じ

て身体が筋肉の塊なので、闇雲に攻撃しても撃退は出来ない。

よって撃退時は、固いものなどを手に持ち、鼻など急所に強烈な一撃を当てて、ツキノ

ワグマの戦意を喪失させることが最優先である。当然クマにはいろいろなところに急所

があるが、一番手っ取り早いのはやっぱり「鼻」である。

ヒグマだと下手をするとデカ過ぎて急所の鼻に届かないまま殴られて即死もありうるが

、身体の小さいツキノワグマならまだワンチャンス残されている。

実はあるヒグマと異なる特徴

身体の大きさや毛の色以外に、このツキノワグマが得意なことがある。それは木登りで

ある。

ヒグマは幼い頃こそ木に登ることがあるが、成長するにつれて身体が大きくなりすぎて

しまい、木登りが苦手になっていってしまう傾向がある。

しかしツキノワグマは大きさ的に樹に捉まって踏ん張れるサイズであるため、成獣にな

っても木登りが出来るという個体は多い。

ツキノワグマから逃げる時、木登りは有効なようだが、ヒグマとは違って木に登ってく

る可能性が高いのは難点。しかし木に登っている時点でツキノワグマの行動は制限され

るし、こちらが先に登っている状況になるのは間違いないので、攻撃するうえで、優位

に立ちやすい。

あとはツキノワグマが諦めるまでの我慢比べである。