未来外交、主体性も・・・??

        ご機嫌いかがでしょうか。 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 北朝鮮外交を阿部総理はトランプ大統領の援護を得て

 北朝鮮とのハイレベルの会話を打診しているようであるが

金院長は、34歳でありながらまるでしたたか者でもある。

総理が国会を捜査しているようにはいくまい。

相手は命までも操作できる強敵である。

 北が日本に求めるものは極めて少ない中での交渉は

 例えば、以前なら100万でよかったものが今では500万でもてを

うてないといいはなつであろう?

きわめて難しいとしかい言いようがない!

日本は外交に関しもっともっと民間企業からも多いに学ぶ機械を

得るべきではないのだろうか?

郵貯のm and aの大失敗の責任の問い方まであいまいにするほどの

いい加減さには息が止まる程である。

北朝鮮の問題は歴史的な問題の温度差もあり

お金を出しても出しても解決策は程遠いいように思えます。

勇み足は深みにはまる外交の始まりになるはず。

     毎日新聞より。

    

社説 米朝首脳合意と日本 主体的に新秩序の構築を (2018/06/14)

 昨秋の総選挙で、安倍晋三首相は北朝鮮情勢を「国難」と呼び、危機をあおって政権

浮揚に利用した。しかし、こうした手法はもはや通用しない局面を迎えている。

 初の米朝首脳会談により、両国は新たな関係の樹立に向けた歩みを始めた。同盟国の

決断に、             日朝関係も連動せざるを得ない。

 米朝両首脳が署名した共同声明は、最大の焦点だった北朝鮮の非核化で曖昧な内容に

とどまった。ミサイル問題には言及すらない。それでも安倍首相が米朝合意への支持を

表明したのは、「日米は100%一致している」と述べてきた以上、前向きな立場を示

すしかなかったからだろう。

 日朝交渉は、ロシアとの平和条約締結問題と並び、日本にとって残された戦後処理問

題である。断続的に協議を行ってきたが、2002年の小泉純一郎首相による初訪朝で

拉致問題への反発が強まった。北朝鮮の核・ミサイル開発の進展により、ハードルはよ

り高くなっている。

 日本の最大のテコは経済協力だが、北朝鮮にはかつてほど魅力的でないのが現実だ。

中国の経済的影響力が増したうえ、韓国も大規模な支援に踏み出そうとしている。以前

よりさらに困難な交渉となるだろう。

 それでも、今回の米朝トップ会談で北東アジアに残る冷戦構造は流動化し始めた。合

意内容に批判はあるが、緊張緩和への一歩となったことは間違いない。新秩序を模索す

る過程において、日本は主体的に取り組む必要がある。

 求められるのは、柔軟な発想だ。トランプ米大統領金正恩(キムジョンウン)朝鮮

労働党委員長に拉致問題を提起したことはプラスではあるが、根本的な解決にはならな

い。金委員長の反応も明らかになっておらず、外交的成果として誇示するのはおかしい

 安倍首相は最近、日朝平壌宣言に基づいて国交正常化する考えを表明しているが、唐

突感が否めない。日本の安全保障にとって死活的なテーマである。例えば与野党の党首

会談を開き、政府方針を共有するくらいの本気度を示してはどうか。

 幸い、米国や韓国なども日朝関係改善を望んでいる。周辺国とも協調しながら積極的

に取り組みつつ、国民に理解を求めていくべきだ。

シンガポール米朝首脳会談が行われた12日、東京の上野動物園には長蛇の列ができ

た…

 シンガポール米朝首脳会談が行われた12日、東京の上野動物園には長蛇の列がで

きた。お目当ては、この日1歳の誕生日を迎えたジャイアントパンダの子ども、シャン

シャン(香香

平日にもかかわらず、見学までの待ち時間は最大2時間半に及んだそうだ。園のホーム

ページによると、シャンシャンの体重は28・2キロ(5日現在)に達し、出生時の2

00倍近くに

毎日のように屋外運動場に出て無邪気に遊び回るわが子に母親のシンシン(真真)も授

乳を欠かさず、じゃれ合ったり排せつを促したり、育児に余念がないようだ

飼育員がシャンシャンのために用意したプレゼントは消防用のホースを編んで作った特

製のハンモック。これもお似合いだ。パンダは元来平和と友好の使者であり、国際紛争

の火消し役-。くしくも誕生日と歴史的な外交イベントが重なった

シンガポールからの中継映像を見ていて思った。眼鏡をかけた彼(か)の国の指導者は

満面の笑みを浮かべると、どこかしらパンダのような風貌。性格が平和的かどうか、白

黒はまだはっきりしないが、何としても東アジアの融和を実現させたい

上野に話を戻すと、パンダの飼育は中国と日本が共同で進める繁殖研究プロジェクトの

一環。そこでは生まれた子は生後2年をめどに中国側に引き渡す約束になっている。少

し寂しいが、シャンシャンと会えるのも来年前半まで。見学はお早めに。

=2018/06/14付 西日本新聞朝刊=