細野豪志氏 発言録。

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 希望の塔が民進党との合流で日本刀が誕生したが

細川議員がこれに参加することはなかった。

 みこばあちゃんも二大政党を望む一人でもあります。

 山系に寄せた発言録の中で、反省論を含め、自分としての在り方を述べている。 

 希望の発足は、煮詰めて発足した党ではなかっただけに

国民からの信頼はない中のスタートには暴言一つも

命取りとなり、やはり即席の希望はそれだけの内容でしかなかったことを

露呈した形となってしまった。

政治組織の 綱領までもにわか作りでは

国民の信頼などは得られないといったことを

実証したのではないのでしょうか?

 あまり主権者を甘く見ないでいただきたいものです。

 議員、国会がとても小さく感じるのはわたしだけではあるまい?

 成熟した議会のもとに、国民の生活が安心できる内容の議論が求められます。

 今の国会は、小中学生にまで恥ずかしく感じる内容でしかないともいえる。

 今、憲法など論じられる環境にはなく、財政黒字化、老人福祉の抑制が

将来どのような課題が起こりどのように方向づけられるのかも

きちんと問題提起いただきたいものです。

地方に丸投げの方法は、福祉の低迷しか招きません。

     産経より。

【単刀直言】細野豪志氏「希望の党のチャレンジは失敗に終わった」 “排除”発言「

慢心あった」「自民入り?立場は変わりません」 (2018年5月8日 01:00)

 新党「国民民主党」の設立により、希望の党はなくなることになりました。二大政党

の一翼を担うというチャレンジは失敗に終わったと認めざるを得ません。先の衆院選

訴えた「現実的な外交・安全保障政策の展開」「9条を含めた憲法改正論議の推進」を

政策として具体化することができなかった。党創設メンバーの一人として国民の皆さん

におわびします。

 国民民主党が掲げる政策をみれば、希望の党の結党理念の実現は難しい。私にとって

不参加以外の選択はありませんでした。

 私はこれから無所属議員として再出発します。ともに希望の党を創設した松沢成文

院議員の新党には参加しません。松沢氏らとは共有している理念や政策が多くあり、連

携はできると思います。けれども、今回の希望の党の失敗は私自身に大きな責任がある

。ケジメをつけたい。再出発するときにはまずは無所属を選びたいんです。

 これまでの議員活動の中で霞が関や永田町にさまざまなネットワークを築いてきまし

た。無所属であっても、思い描く政策を実現する道はあります。

 希望の党が政策を練り上げることができなかった理由は、衆院解散直後の非常に短い

期間で民進党との合流を図ったことにあります。理念を十分に共有できなかった。例え

ば安全保障法制については、民進党旧民主党時代から「白紙撤回」を強く打ち出して

きましたので、考えの隔たりが大きかったのです。

 とはいえ、私自身にも大きな責任があります。民進党出身者の合流の可否に関し、衆

院選前のテレビ番組で「三権の長を経験した人は遠慮してもらいたい」と述べたことで

す。野田佳彦菅直人両元首相らを念頭に置いた「排除」発言は有権者の強い反発を生

み、いまだにわだかまりを抱く民進党出身議員は少なくありません。

 私は野田、菅両元政権で閣僚を務め、お二人には大変お世話になりました。しかし、

旧民主党のイメージを背負う重鎮を退けるための)壁に誰かがなる必要があった。当

時は希望の党への有権者の期待が高まりつつある時期でした。その中枢にいた私に慢心

や過信があったことは否めません。本当に申し訳なかったと思います。

 私は希望の党憲法調査会長を務め、精力的に改憲議論を前に進めたと自負していま

す。だけど、本丸である9条の議論にはなかなか踏み込めなかった。調査会の会合では

論点整理だけで終わり、意見集約には至りませんでした。

 なぜか。民進党との統一会派結成構想が持ち上がった昨年末以降、党内の意見対立が

表面化しかねないテーマの議論を避ける傾向が出てきたのです。私は、希望の党の今後

の展望は非常に厳しい、と感じるようになりました。

 そして、両党が合流して新党を結成することになった場合、参加しないことも決めて

いました。その気持ちに揺らぎはありません。党内で発言の機会があるたびに「合流せ

ずに希望の党単独でやっていくべきだ」と主張してきました。

 ただ、最後はね…。考え方の違いだから、やむを得ないですよ。非常に複雑な経緯の

中で民進党希望の党に合流したので、やむを得ないでしょう。

 国民民主党に合流する人たちは、新しく出発するわけですから、しっかり頑張ってい

ただきたい。一つだけ言わせてもらえれば、来年の参院選共産党と候補者調整を行え

ば、民進党時代と同じ轍(てつ)を踏んでしまう。政権交代を遠ざけてしまうのではな

いかと懸念しています。

 希望の党というチャレンジが失敗に終わったことで、政権交代可能な二大政党の実現

は遠のいた気がします。自民党に対抗する野党第一党は、保守の流れをくむ人からリベ

ラル系議員までを束ねなければなりません。立憲民主党は、安全保障や憲法に関し左派

的なイデオロギーがやや濃いように感じます。

 日本は「穏健な多党制」のもとで、複数の政党が連立を組み替えながら国民の価値観

を実現する時代に入るのかもしれない。欧州で小選挙区制度をとっている国でも、二大

政党は機能しなくなっている。英国の労働党、フランスの社会党も少数政党になってい

ます。ドイツやイタリアもそうですよね。

 自民党入りを模索していたのではないかって? 私はもともと旧民主党国会議員

動を始めており、(非自民という)立場はこれまでと変わりません。ただ、審議拒否を

続ける現在の野党の姿勢については疑問を感じます。安倍晋三政権に対して感情的にな

り過ぎている。北朝鮮情勢を考えれば安全保障の議論などきちっと前に進めないといけ

ません。

 昨年夏に民進党を離党した時点で、民進党を存続させたい人からは恨みを買いました

。「八方美人」で生きていくのは無理だと分かりました。

 今後は、やらねばならないことについては信念を貫いて行動していきたい。政策、理

念で一致できる人たちとの連携の可能性を幅広く探っていきたい。「排除」せずにね。

 (政治部 奥原慎平)