長谷川認知症鑑別スケールの港湾者が認知症となり自らを語る。

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 高齢化に伴い、認知症患者も5人に一人と言った割合で

7年後を予測してもいます。

自らも認知症を発症された

認知症における第一人者でもあり

長谷川式認知症スケールを考案され

今なお使用され続けてもいます。

 長谷川先生89歳は自らの認知症につき公表され

認知症患者との対峙法について

アサヒコムで記者会見されています。

軽症性で、その信仰スピードも遅いともいわれている認知症について

 自らの言葉で述べておられます。

 気を付けていたとしても誰にでも起きるのが認知症

頭は天国に先送りしてしまったものだから

とんでもないしつれいもおゆるしを・・・!

「あれ」あれ、お財布はどこにおいたっけ」

なんていって探すは探す半日もかかっちゃいました。

これも時間遣いができてよかったよかったと

お褒めの言葉と、整理までできて「ありがたやありがたやと

悔み節だけは消去したいもの♪

 この世とのお別れゾーンの経過と、あまり悩まないようにしています。

自己暗示と、ちょっぴり魔法も使ってもみたいもの♪

認知症になったらなんて、先々から悩まないこと。

 「なんだっけ」??

冷蔵庫の酸度通いも「しめしめこれもよい運動ね」なんて

笑ってやり過ごせるスキルだけは身に着けたいもの。

     産経より。

認知症発症を公表、長谷川和夫医師に聞く 患者だからこそ分かる「生」の尊さ (2018

年4月4日 14:00)

 高齢化の進行に伴い、認知症を発症する人は7年後に700万人、高齢者の5人に1

人に上ると予測されている。そうした中、認知症医療の第一人者で、昭和49年に認知

症を鑑別する「長谷川式簡易知能評価スケール(長谷川式認知症スケール)」を開発し

た医師の長谷川和夫さん(89)が昨年、自らの認知症を公表した。発症後に感じたこ

と、伝えたいことなどを聞いた。(聞き手 加納裕子)

                   ◇

 ◆特別な待遇しない

 --認知症になったと、どう自覚しましたか

 長谷川和夫医師 まず、時間の観念が薄くなった。今日が何月何日か、日めくりカレ

ンダーで確認しても納得できなくて、何回も確認したのが始まり。また、出かけた後に

「鍵をかけたかな」と、家に戻って確認する。その後、また確認したくなる。それを何

回も繰り返し、これはおかしい、自分はアルツハイマー病じゃないかと思った。

 --診断はどのように

 長谷川 1年ちょっと前に医師の息子が僕を診察し、アリセプトという薬を持ってき

てくれた。その後、昨年11月に、別の病院でCTやMRI、心理テストなどをして、

アルツハイマー病ではなく嗜銀顆粒(しぎんかりゅう)性認知症といわれた。この病気

は嗜銀顆粒という粒が脳に増えて、物忘れが出る。進行が遅くて、ひどい認知症ではな

いが、薬は飲み続けている。

 --自分が認知症になってどう感じましたか

 長谷川 認知症になった自分とそうじゃなかった自分には、そんなに大きな差がない

。連続性があるという感じがするんだ。だから、認知症じゃない人が認知症の人に接す

るときは、自分と同じ人だと思って接した方がいいと思う。目線を同じ高さに、という

こと。認知症だからといって、特別な待遇はしない。自分と同じレベルだ。それが(認

知症の人を尊重し、中心に置く)パーソン・センタード・ケアだろうと思う。

 ◆腹くくって生きる

 --長谷川式認知症スケールは、どのように開発されたのですか

 長谷川 恩師から、診断がぶれないように、物差しを作りなさいと言われた。ただ、

この検査は直接的には本人のためにはならない。医師の診断のレベルを統一するためだ

からね。人をばかにしたような失礼な質問だと自覚して、「お願いする」というスタン

スでやらないといけない。年に1回か多くて2回、それ以上はやらない方がいいと言っ

ている。

 --これからどのように生活したいですか

 長谷川 他の人からの支えを受けなければ、何もできない。そういう気持ちを持って

、お願いしながらやっていく。未来は不透明だと覚悟して、腹をくくって一日一日を大

切に生きていく。自分のできる範囲で、人の役に立つことをやってみようと思う。

 --自身の認知症を公にすることで、伝えたいことはありますか

 長谷川 非常に重要なのは、生きていることの尊さ。全世界の何十億人の中で、僕と

同じ人生を生きている人は誰もいない。だから尊い。自分自身のことを尊いというのは

おこがましいけれど、それはあなたにも、皆さんにもいえる。一人一人が、みんな尊い

存在であるということを、知らなくちゃいけない。僕はこれからも明るい気持ちで、笑

うことを大切にしていく。

                   ◇

【プロフィル】長谷川和夫

 はせがわ・かずお 昭和4年、愛知県春日井市生まれ。東京慈恵会医科大学を卒業後

、同大学精神神経科で41年から老年精神医学に携わる。48年に聖マリアンナ医科大

学神経精神科の初代教授に就任。49年、「長谷川式簡易知能評価スケール」を発表。

平成12年、高齢者痴呆介護研究・研修東京センター(現・認知症介護研究・研修東京

センター)センター長に。16年の国際アルツハイマー病協会国際会議では組織委員長

を務めた。現在は認知症介護研究・研修東京センター名誉センター長。