命のバトン。

  ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

おはようございます。

朝の気温はぶるっと来るくらいです。

日中は25度声にうんざりしながら巣押さなければなりません。

田舎の朝はとにかく早い。

4時半ともなるともう 草刈り機のエンジン音がそこここで

競うかのように響き渡る

草煙が巻き上がってもいます。

故郷の山々に癒され、悲しみまでも「大丈夫大丈夫」と

静かにそっとそっと包み込んでくれるようです。

命のバトンを受け継いでいく。を

中学生1500作品から選ばれました。 みるく世(ゆ)の謳(うた)

12歳。

初めて命の芽吹きを見た。

生まれたばかりの姪(めい)は

小さな胸を上下させ

手足を一生懸命に動かし

瞳に湖を閉じ込めて

「おなかすいたよ」

「オムツを替えて」と

力一杯、声の限りに訴える

大きな泣き声をそっと抱き寄せられる今日は、

平和だと思う。

赤ちゃんの泣き声を

愛(いと)おしく思える今日は

穏やかであると思う。

その可愛らしい重みを胸に抱き、

6月の蒼天(そうてん)を仰いだ時

一面の青を分断するセスナにのって

私の思いは

76年の時を超えていく

この空はきっと覚えている

母の子守唄が空襲警報に消された出来事を

灯(とも)されたばかりの命が消されていく瞬間を

吹き抜けるこの風は覚えている

うちなーぐちを取り上げられた沖縄を

自らに混じった鉄の匂いを

踏みしめるこの土は覚えている

まだ幼さの残る手に、銃を握らされた少年がいた事を

おかえりを聞くことなく散った父の最後の叫びを

私は知っている

礎(いしじ)を撫(な)でる皺(しわ)の手が

何度も拭ってきた涙

あなたは知っている

あれは現実だったこと

煌(きら)びやかなサンゴ礁の底に

深く沈められつつある

悲しみが存在することを

凜(りん)と立つガジュマルが言う

忘れるな、本当にあったのだ

暗くしめった壕(ごう)の中が

憎しみで満たされた日が

本当にあったのだ

漆黒の空

屍(しかばね)を避けて逃げた日が

本当にあったのだ

血色の海

いくつもの生きるべき命の

大きな鼓動が

岩を打つ波にかき消され

万歳と投げ打たれた日が

本当にあったのだと

6月を彩る月桃が揺蕩(たゆた)う

忘れないで、犠牲になっていい命など

あって良かったはずがない事を

忘れないで、壊すのは、簡単だという事を

もろく、危うく、だからこそ守るべき

この暮らしを

忘れないで

誰もが平和を祈っていた事を

どうか忘れないで

生きることの喜び

あなたは生かされているのよと

いま摩文仁の丘に立ち

私は歌いたい

澄んだ酸素を肺いっぱいにとりこみ

今日生きている喜びを震える声帯に感じて

決意の声高らかに

みるく世ぬなうらば世や直れ

平和な世界は私たちがつくるのだ

共に立つあなたに

感じて欲しい

滾(たぎ)る血潮に流れる先人の想(おも)い

共に立つあなたと

歌いたい

蒼穹(そうきゅう)へ響く癒(いや)しの歌

そよぐ島風にのせて

歌いたい

平和な未来へ届く魂の歌

私たちは忘れないこと

あの日の出来事を伝え続けること

繰り返さないこと

命の限り生きること

決意の歌を

歌いたい

いま摩文仁の丘に立ち

あの真太陽まで届けと祈る

みるく世ぬなうらば世や直れ

平和な世がやってくる

この世はきっと良くなっていくと

?(つな)がれ続けてきたバトン

素晴らしい未来へと

信じ手渡されたバトン

生きとし生けるすべての尊い命のバトン

今、私たちの中にある

暗黒の過去を溶かすことなく

あの過ちに再び身を投じることなく

?ぎ続けたい

みるく世を創るのはここにいるわたし達だ

沖縄はいま 沖縄はいま

続く本土との溝、揺れる米軍基地問題。沖縄でいま、何が起きているのか。[記事一覧へ

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終わりなき沖縄戦

難民は10年前から言えば倍増してもいます。

 沖縄は、敗戦から76年を迎え志津香に志津香に鎮魂の祈りを迎えました。

沖縄の人口4人に一人がなくなってもいます。

20万煮物人が戦争の犠牲者でもあります。

慰霊の日として静かに迎えております。

人間の手により引き起こされる戦争だけはどのような大義名分をも許すものではありま

せん。

 今日のスタートメニュ。

梅ご飯 玉ねぎナスの味噌汁

サバの塩焼き にらの卵とじ おから

ヨーグルトブドウ ばなな

 どうか今日が少しでも心豊かでありますように…