機能不全家族もあると言う!

          ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 いろんな家族形態があるもんです。

親の育児、いや虐待とも言える異常行動

 この度初めて機能不全家族なる定義を知りました。

 健全家族ってどの程度の割合なんだろうとも

小首をかしげてしまいます。

 果たして機能不全家族招いた犯罪としょりできるのであろうか?

 昔から兄弟は他人の始まりともいわれてきています。

 お金のもつれは不仲の原因になることは通常であるともいえます。

 みこちゃんも長男とはお金のもつれから絶縁状態となっております。

 親の死後、わずかなお金は全部長男に渡しました。

それをきっかけに仏壇もお願いすることにしました。

 家が絶えないためでもありました。

 そこからお金問題が浮上しました。

 ある意味両親のみとりが終えたことで区切りと役割は終えたと

思っていたことも事実です。

 私自身の始末も頼る記などありません。

 永代バカ、墓地は長男に負担なぞ求めることなく

みこちゃんが購入し、35年間もきちんと仏壇も守っても来ました。

お寺の建て替えのお金も長男には請求することなどありませんでした。

母の入院に際しては多くのお金を使い、母には

できる限りを尽くしてきたと思っています。

その時も預貯金は空っぽになりました。

 お金のことで嫌な思いはしたくはなかったので

手切れ金のつもりで、裸になるほどのお金を渡して

兄とはきっかり縁を切ってしまいました。

 姪にはちょくちょくたかられてはいますが

長男とは兄嫁を含め絶縁です。

 ことお金に関しては、常識の範囲を超えているのではと思えるほどの

執着力を見せても来ます。

兄嫁もお金に関してはとても

理解しがたいほどの執着力をあらわにもしてきます。

 これはみこちゃんが異常な思考回路なのかと

ずいぶん苦しんでも来ました。

 兄夫婦がお金に困るほどであれば、気持ちよく兄の請求に答えたと思います。

これは姉の言葉としての解釈でしかありませんでした。

 これも機能不全家族の中であったと言えるのでしょうか

 みこちゃんは母の愛を感じ感謝の中で過ごすことができたと思っていますが

これも勘違いのげんしょうなのでしょうか?

 愛を感じることのできる家族こそが健全家族と思っています。?

     東洋経済より。

育児放棄の傷」は大人になっても消えない 21歳弟を姉が殺す悲劇生んだ異様な家族事情

2016年9月12日、千葉県酒々井町(しすいまち)の一軒家に住む竹内諒さん(当時21歳)

が遺体で発見された。諒さんと連絡が取れなくなっていたことを不審に思った友人たち

が家を訪れ、110番通報。警察官が室内から、バラバラに切断された彼の遺体を見つけた

。翌日、死体損壊と死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、この家で諒さんと2人で住んでい

た、姉の竹内愛美(えみ)さんだった。

公判は2年後の2018年2月に千葉地裁で開かれた。愛美被告は死体損壊と死体遺棄に加え

、諒さんを刃物で殺害したという殺人罪と、諒さんが亡くなった後に彼のクレジットカ

ードを使いフリマアプリで洋服を購入したという電子計算機使用詐欺罪でも逮捕起訴さ

れていた。

逮捕当時、諒さんが生前更新していたSNSが注目され、「2人暮らしだけど冷蔵庫も掃除

機もオーブンもベットも2つあります」「これだから姉は嫌なんだ」といった書き込みか

ら、姉弟の仲は必ずしも円満とはいえないことが推察されていた。とはいえ仲の悪い姉

弟など珍しくはない。だが、冒頭陳述や証拠から浮かび上がってきたのは、この姉弟

厳しい生育歴だった。

調書で明らかになった異様な家族関係

愛美被告は1991年4月に、両親の間に長女として生まれた。下には次女、そして諒さん、

三女がいる。後に6人で、酒々井町の家に住み始めたが、2008年ごろに父親が精神疾患

より休職し、自宅で療養生活を送るようになった。自殺未遂を図り救急車で搬送された

こともあったという。2011年には両親が離婚し、母親が出て行く。その2年後、三女も家

を出て母親のもとへ。4人で暮らしていたが、2014年に父親が死亡し、次女も出て行った

。以降事件まで、この家に愛美被告と諒さんとで暮らす。

両親の離婚当時、父親に経済力はなかった。だが、きょうだい4人とも母親について家を

出ることを拒み、父親と酒々井町の自宅に残った。それはかねてからの母親の虐待行為

が大きく関係していた。証拠によれば母親は子どもたちが小さい時から体罰を加えてお

り、特に諒さんに対しては顕著だったという。生前に諒さんから母親の虐待について聞

いていた元交際相手は法廷でこう述べた。

「(諒さんは)母親のことは『あの人』と呼んでいました。ご飯を作ってくれないとか

、掃除機でたたかれたとか、小さい時は頻繁に暴力を受けていたと言っていました」

母親の弟であり、愛美被告や諒さんの叔父にあたる人物も調書でこう語る。

「姉は愛美や諒くんなど子どもたちに対して、理由はよくわからないがよく怒っていた

。次女と諒くんはよく怒られていて毎回ではないが頭をたたいたりしていた。自分の母

は姉のことを『いちばん育てるのが大変だった。アイロンでいすを壊したり、タンスを

壊したり、モノに当たって大変だった』と言っていた。子どもたちは姉を嫌っていたと

思う。離婚した時も自分についてくると姉は思っていたらしいが、実際は誰もついて行

かず、父のもとに残った。父親が亡くなっても子どもたちは姉に連絡することなく、葬

儀の手続きを自分たちだけでやった。姉は『たまに電話しても出てもらえない』と言っ

ていた」

しかも当の母親も、法廷にこそ現れなかったが、調書で自分のこうした言動が事実であ

ると認めていた。

「小さい頃から諒は口答えが多いと思っていた。体操服は下の妹や弟に順番にお下がり

として着せていた。男女兼用で着せており諒には破れた体操服を縫って着てもらってい

た。裕福ではなく夫も会社を休みがちだった。子どもが多い家はこういうことをどこで

もやっている。諒の高校時代、私との関係は冷え切っていた。妹をいじめたり言うこと

を聞かないので、ビンタなどたたくしつけは、ほかの姉弟よりも多かった。わが家のル

ールとして自分で食器を洗うというものがあったが、諒はしばらくしてやらなくなった

ので、私はその皿を洗わず、前の食事の汚れがついたままの皿に食事を盛り付けていた

。言うことを聞かないので、食事を抜いて2日程度諒だけ食べさせないこともあった」

一方の父親は病気になるまでも、母親の調書によれば、「あまり話をせず、育児にまっ

たく無関心で、子どもの名前を呼ばない、抱かない、話をしない。自分の部屋にこもっ

ていた」という。愛美被告をはじめとする4人の姉弟たちは、そんな両親に育てられた。

長女だった愛美被告は両親の離婚後、大学を中退。経済力を失っていた父親の代わりに

仕事についた。未成年で学生だった妹たちや諒さんにスマホや服などを買い与えていた

という。事件当時までスーパーのレジ打ちの仕事を続けていた。

母親の虐待が子どもたちに与えた影響

精神鑑定を担当した鑑定人は、愛美被告を「機能不全家族で育ったサバイバー」だと評

した。「機能不全家族」とは、家庭内に育児放棄や虐待などが存在し、無意識的に子ど

もが抑圧されてしまう家族のことを指す。こうした環境で育った子どもは、成長の過程

で愛情を得る機会が乏しく、自尊心や自己愛、他者への共感などが欠けることがあると

いわれている。事件の被害者である諒さんも同じサバイバーであり、また母親から特に

暴力を受けていた。

成人してからの愛美被告は、それまで親代わりにと節制してきた反動か、買い物におカ

ネをつぎ込み、バレエやドラムなど、興味を持った習い事をいくつも始めた。一方、か

つて母親から食事を抜かれていた諒さんは料理を独学で学び、わざわざ千葉から京都ま

で出向いて包丁を購入。それを使って友人らに手料理を振る舞うことを楽しみにしてい

た。それぞれに、親との暮らしでは得られなかったものを充足させようと生活していた

ように見える。

だが、愛美被告はなぜ諒さんを包丁で刺したのだろうか。初公判の罪状認否(被告人が

起訴状に書かれた罪状を認めるかどうかについて行う答弁)で彼女は諒さんの殺害につ

いて、「身を守るために包丁を手に取り、体を被害者のほうへ向けたら太ももに刺さっ

たので部屋を出て庭に出た。その後しばらくして部屋に戻ると諒さんが死んでいた」と

、正当防衛であり殺意はないと主張した。殺すつもりがなかったというのだ。しかも、

被告人質問では一貫して“記憶がない”という趣旨の供述を繰り返した。

「あっ、はっきり覚えてないです」

「はっきり覚えてないです、すみません」

「あっ、えーっと、えとー、あっ、座って、何してたか忘れてしまったんですけど、は

っきり覚えてないです」

異世界に急に飛んだような……カーテンっていうか、離れているような、薄い膜のよ

うなものが張られているみたいな……」

終始このような調子で、愛美被告から事件についてはっきりとした話は出ることがなか

った。それでも言い分をなんとか要約すれば、「父の遺産のことや生活費のことで言い

合いになり、諒さんが自分に向かって来たため、とっさに刃物を持ったところ、太もも

にそれが刺さった」のだという。

姉はなぜたった1人の弟を殺したのか?

多くの公判ではこうした証言であっても客観的な証拠から殺意が認定されるが、なんと

判決では、愛美被告の主張が一部認められた。裁判長は「被告が急所を狙うなどした合

理的な証拠がない」として、殺人罪を認めず傷害致死罪を適用。懲役10年の判決を言い

渡したのだ(求刑懲役18年)。検察側は控訴を見送ったが、さらに驚くことに、被告側

がこの判決を不服として控訴した。

愛美被告はこの一審では「殺人については無罪」を主張していたからか。もしくは「弟

の命を奪った加害者」としての自分よりも「母親からの不適切な養育の被害者」として

の自分が勝り、控訴を止められなかったのか。控訴の理由はいずれ開かれる控訴審で明

らかになる。

愛美被告が事件の経緯を明確に話すことはなかったが、1つ、事件の火種になる要素があ

るとすれば、それは父親の遺産を愛美被告が1人で相続していたことだろう。年金型で年

に1度、150万円が振り込まれていたというが、それを諒さんに伝えていなかった。

「知らなかった。本来なら折半だし、1人で受け取るなら家を出て1人で暮らしてほしい

」と事件の数カ月前、諒さんは友人に打ち明けていた。しかも父の遺産を1人で受け取っ

ていながら、愛美被告はカネには困っている様子で、折半するはずの生活費も滞納し、

諒さんがこれを肩代わりしていたという。「父の遺産や生活費のことで言い合いになり

」というのは、諒さんから家を出て行くよう迫られ、激しい言い合いをして事件に発展

した可能性がある。

「子どもたちの年齢の合計が100になるまでに打ち解け合うことができたらと思っていた

が、それもかなわなくなった」

かつて子どもたちに暴力を加えていた母親は、調書でこう語った。しかし、機能不全家

   機能不全家族とは。を形成した中心人物に、この結果の責任はまったくなかった

と言えるのだろうか。

   機能不全家族とは

機能不全家族とは、家庭内で弱い立場にある人に対して、身体的または精神的ダメージ

を与える機会が日常的に存在している家族状態のことをいいます。

機能不全家族においてダメージを受ける存在は、家庭内で弱い立場になりやすい高齢者

や子どもである場合がほとんどです。身体的・精神的ダメージには例えば、虐待やネグ

レクト(育児放棄)といった行為、また家族同士の不仲による対立や生活貧困、子ども

に対する過剰な期待などが含まれます。

機能不全家族のもとで育てられた子どもを、俗称で「アダルト・チルドレン」と呼ぶこ

ともあり、高齢者よりも子どもを対象にした議論が盛んに行われています。

健康的に家族という集団が機能していると、子どもは自分に身近な大人や友人を見本に

、生きる上で必要なさまざまな能力を身につけていきます。人格を形成していく大切な

時期に周りの大人、特に家族から合理的・道徳的な物事の考え方を学んでいきます。

ところが、保護者が偏った考え方を持っているような機能不全家族のなかでは、健全な

学びの体得が難しい状況といえます。その原因は子どもの保護者が招いている場合がほ

とんどです。そういった子ども時代の経験によって、自己認識の歪みや、対人関係が上

手くいかないなどの生きづらさを抱えることがあります。