財政赤字、阿部総理はするきなし!

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 総理は、がけっぷち外交、わらおもすがる思いで

トランプ外交を演出しようとしています。

北朝鮮に強気な姿勢を取り続けているのであれば

一貫して貫くべきです。

そうでないと北に甘いカードを、送ったことになってしまう。

 骨太予算も教育無償化などと言ってはみるが

これも党利党略

財源対策こそが国難です。

五年後に先送りした借金対策。

五年後が明らかに環境が整えるとなぜ言える。

今できないものが、先延ばしでできるなんてとてもりかいしがたい?

 ビジョン亡き先送りは、経済数値の伸びの今

さらに先送りとは

選挙対策と言わざるをえない!

     中国新聞より。

骨太方針案 財政再建から逃げるな

2018/6/7 危機的状況にある国と地方の財政を再建する気があるのだろうか。政府が示

した経済財政運営の「骨太方針」案からは、その覚悟は伝わってこない。

 健全化には「入る」を量って「出(い)ずる」を制することが欠かせない。しかし「

出ずる」方は今後も高齢化で社会保障費がさらに膨らんでいく。借金は1千兆円を超え

、その返済も毎年相当な額に上る。生半可な覚悟と対策では決して抜け出せない。

 「入る」の柱の一つ、消費税については、2019年10月、10%に上げると明記

した。安倍晋三首相は12年末の政権復帰以来、景気は回復基調にあると胸を張りなが

ら、引き上げを2度も先送りした。財政危機は国民と「痛み」を分かち合わなければし

のげない。理解が得られるよう努力すべきである。

 消費税率の引き上げに合わせ景気対策として大型予算を編成する意向も、首相は示し

た。駆け込み需要とその反動減に備えるためと説明しているが、それだけだろうか。1

9年は春に統一地方選、夏には参院選がある。選挙を視野にばらまきを考えているので

あれば、本末転倒だろう。ブレーキを踏みつつアクセルをふかすような、ちぐはぐなこ

とになってしまう。

 バブル崩壊後、20年以上も景気対策という名の下で公共事業に多額の予算を注ぎ込

んだ。関連業界は潤ったが、必要な産業の構造改革などにつながったのか。地域振興券

なども含め、どれだけ効果があったのか検証をしっかりしないまま、戦略なきばらまき

という悪習を繰り返してはなるまい。

 景気対策の財源をどうやって賄うのか懸念される。第2次安倍政権は新たに借金する

額を毎年抑えてきたが、財政再建に本腰を入れてきたとは言い難い。新たな借金を減ら

さなければ、放漫財政に逆戻りしかねない。

 基礎的財政収支を黒字にする年を20年度から25年度に先送りした。新たな借金を

しなくても社会保障などの政策経費を賄えるという目標で、安倍首相自身が国際会議の

場などで繰り返し強調した公約だった。「景気はいい」と主張する中での先送りは、ど

う受け止められるか。安倍氏が秋の自民党総裁選で3選を果たしたとしても、自分の政

権では財政は再建できないと旗を降ろしたようなものだろう。

 しかも、内閣府の試算では黒字化できるのは27年度としていた。25年度で可能だ

とする今回の案とは食い違っている。どちらも、実質2%の成長を前提にしている点で

見通しが甘すぎる、との指摘もある。

 「出ずる」方の主軸である社会保障給付費は、40年度に今の1・6倍に当たる約1

90兆円に膨らむと、政府は試算している。財源が確保できなければ抑制せざるを得な

い。しかし今回の案では、伸びを抑える目安の数値を盛り込まなかった。従来は「年5

千億円程度」としてきた。これでは歯止めが利かず健全化が遠のく恐れがある。きちん

と国民に説明すべきだ。

 税収を増やすにせよ、歳出を抑制するにせよ、国民には「痛み」が伴う。バランスを

取りながら、持続可能で健全な財政運営の将来像を示す―。そうしてこそ、「骨太」の

方針たり得るのではないか。今回の案は、ビジョンも、長期的視点も欠いていると言わ

ざるを得ない。   総理に使命感を持って、政策に取り組んでいるなどとはとても思

えない。