どうなる日韓関係。

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 韓国とは歴史問題を背景にこじれたゆがんだ認識でとらえられているため

阿部政権においても外交交渉は持たれることはなかった。

竹島問題も譲ることのない主張で韓国からの譲歩を引き出すことはない。

これは文政権が政治政策に『慰安婦婦問題』を最大限に国民向けに利用しているのではとも思わ

せる。

この歴史問題は弁償額も多額に払われており、解決ずみの話であるが

これを蒸し返すのが韓国であり中国なのかもしれない。

歴史問題に反応することは、韓国の計算道理にもなりかねないので

慰安婦」に反応することなくやり過ごすのも刺激の回避につながるのではと思われる。

慰安婦像に反応することは控えることもいるのではと考えます。

引用文です。

■文政権発足半年 高支持率2つの要因

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 「文在寅大統領が最優先課題に掲げる北朝鮮の核問題や雇用の拡大といった経済面での成果は

まだ出ていません。にもかかわらず74%という高い支持率を維持していることについて、韓国

政府が進める日韓慰安婦合意の検証チームのメンバーでもあり文政権に詳しい梁起豪(ヤン・ギ

ホ)教授に話を聞いたところ、2つの要因があると語ってくれました。一つは、国民との『疎

通と共感』。文大統領は様々な階層や地域、異なる分野の人々と疎通することで、国民から高

い支持を得ています。もう一つは『積弊の清算』です。韓国社会に累積してきた不公正、不合

理、これらをひとつずつ取り除く努力を韓国国民は高く支持していると分析しています」

小谷:まず1つ目の「国民との『疎通と共感』」、これはどういうことでしょうか。

 「大統領を罷免された朴槿恵(パク・クネ)前大統領は、大統領の秘書室長ですら容易には近

づけない排他的な政治スタイルが国民から批判されました。文氏は朴氏とは対極的に、国民の

目線とコミュニケーションを大事にする姿勢を示してきました。その庶民性が高い人気につな

がっており、特に20、30代の支持率は90%前後に達しています」

小谷:若い人たちには人気があるんですね。そして梁教授が2つ目の理由に挙げた「積弊の清算

」はどういう意味でしょうか。

 「歴代の保守政権で積み重ねられた害のある政策や慣行を意味しており、この積弊を自らの手

で清算すると訴えて、文氏は大統領選を制しました。朴政権時代の従軍慰安婦問題をめぐる日

韓合意に加え、日本統治時代に日本企業に動員されて労働に従事した朝鮮半島出身の徴用工の

補償問題も文氏は積弊の対象としているわけです。文氏が日韓両政府の過去に結んだ協定や合

意を蒸し返すような発言を繰り返す裏には、国内向けに『積弊の清算』をクローズアップし、

それに積極的に取り組む姿勢を印象付けることで、国民の支持をつなぎとめようとしている面

もあります」

■日韓関係の未来 韓国国民の反日感情

小谷:「積弊の清算」が支持を得ているということは、韓国の国民の間で日本への反感が根強い

ということでしょうか。

 「そうとも限りません。確かに、歴史や領土問題に関する日本政府への反発は根強いですが、

かと言ってそれが『日本嫌い・日本人嫌い』につながらないのも韓国人の特徴だといえます。

ソウル中心部の竜山(ヨンサン)駅の広場に今年8月、第2次世界大戦中の日本統治下で日本

に徴用された朝鮮半島出身の労働者を象徴する像が建てられました。石碑には強制徴用された

労働者がここに集まり列車に乗って出発したと書かれてあります。ヨンサン駅は、ソウルと地

方を結ぶ大きなターミナル駅ですが、像の前で足を止める人はほとんどいません。近くには日

本人駐在員の家族らが数多く住む地域もありますが、特に問題も起きていません」

 「私は2回のソウル駐在で計約6年間、韓国に暮らしていますが、その間に歴史問題で日本人

が韓国人から被害を受けたという話は聞いたことはありません。むしろ韓国人は日本人とわか

ると得意げに日本語で話しかけてきますし、日本への旅行は相変わらずの人気で過去最高を更

新し続けています。そこには、日本に対して過去と現在、日本政府と日本国民、歴史問題とそ

の他の分野をそれぞれはっきり使い分ける『ツートラック』の国民性があります。歴史認識

めぐる隔たりを抱えながらも、日韓両政府が日韓関係を悪化しないようしっかりマネジメント

する外交力が重要になってきていると言えます。年末には日韓慰安婦合意の検証結果が韓国で

出る予定になっています。結果を受けて、文大統領が日

慰安婦合意検証 履行を怠る言い訳にはならぬ

慰安婦問題を巡る日韓合意は、両国が歩み寄って達成した成果である。韓国の文在寅政権に求め

られるのは、合意の着実な履行しかない。

2015年末の合意を検証するため、韓国外交省が設置した作業部会が報告書を発表した。検証

すること自体問題だが、結果はさらに奇怪な代物だ。

「被害者の意見を十分にまとめないまま合意を結んだ」と総括している。当時の朴槿恵政権を批

判するのが眼目らしい。説得力のある根拠はない。元慰安婦の支援団体の政治的に偏向した主

張に沿っているのは明らかだ。

合意に至る過程で、朴政権は15回にわたって元慰安婦や市民団体と協議し、日本軍の関与の明

確化、日本政府の公式謝罪、日本側予算による補償――の3点が重要だと受け止めた。すべて

合意内容に生かされている。

韓国政府が合意に基づいて設立した財団に、日本政府は10億円を拠出した。元慰安婦の7割以

上が、財団からの現金支給を受け入れた。元慰安婦との意思疎通の不足を指弾するのは的外れ

だ。

報告書は、谷内正太郎国家安全保障局長と李丙●・韓国大統領府秘書室長による計8回の「秘密

交渉」を明らかにし、民主的な手続きが不足していたと批判した。(●は「王」ヘンに「其」)

慰安婦問題に関する日本側の要求を盛り込んだ「非公開の合意」があるとも記した。

機微に触れる交渉は、内密にしなければまとまるまい。「非公開部分」が重荷になっているとい

うのは、韓国側の問題である。蒸し返すべき事柄ではない。

日韓合意は、国家間の約束だ。「最終的かつ不可逆的な解決」を確認し、米国や国連など国際社

会でも歓迎された。

文氏は大統領選で、「合意の再交渉」を掲げて当選した。検証を行わせたのは、履行を引き延ば

す思惑からだろう。日本政府に再交渉や追加措置を求める材料が出なかったのは、誤算ではな

いか。

文政権は今後、元慰安婦や市民団体と協議し、対応を検討するとしている。合意を反故(ほご)

にすれば、韓国の信用を落とすだけだ。

ソウルの日本大使館前に設置された、慰安婦を象徴する少女像について、韓国側が合意に従い、

「適切な解決」に向けて努力する動きは出ていない。

文政権は、少女像撤去に向けて、具体的な行動をとるべきである。その努力が見えなければ、安

倍首相が2月の平昌五輪の開会式に出席することは望めない。

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