加計問題、ひけしもいないとは?
ご機嫌いかがでしょうか。
視界ゼロのミコばあちゃんです。
中国新聞の「なるほど」記事に動かされた。
国の特区に議事録がないとは不思議の不思議?
政府側は答弁は最初から一貫してマニアル的回答に終始した。
酪農業も希望の縮小は後継者がいなくなったところで
これからも働き手の確保が難しいのが現状です。
このような時なぜに牛医学部が不足しているといえるのでしょうか
野党も時間配分の不足、内容の精査が不十分と言わざるを得ない内容。
野党としての仕事はきっちり果たして全力を挙げて
加計問題の内容に踏み込んできちんと調査してほしい。
これは、職業人としての義務そのものです。
国家戦略トックは総理の立ち上げた機関です。
これの公的文書がないとは怠慢でしかない。
総理のポケットマネーでこの期間が運営されているのではございません。
すべて税金で賄われています。
国会の場を軽視してほしくはないものです。
野党の成長も欠かせないところです。
今の状況では議員の削減も検討課題でもあります。
此のたびの公務員の給与アップの提案に反対者はいませんでした。
議員報酬に似合う仕事がかんぺきであったといえましょうか??
加計問題も野党にも仕事不足としか言いようがない。
国会運営が中身のある内容であることを期待してやみません。
中国新聞より。
加計問題審議 はぐらかし、度が過ぎる
2017/11/17
質問時間が限られていた上、あいまいな答弁が目立った。これでは国民の疑念は拭えまい。加計
学園による獣医学部の新設計画について、文部科学省が認可した翌日になって、衆院文部科学
委員会で審議があった。
野党がただしたのは、「既存の獣医師養成でない構想が具体化」をはじめ、国家戦略特区認定
の前提となる4条件などだ。誰が、どういう事実に基づき、条件を満たしていると判断したの
か。しかし、特区制度を所管する内閣府から、きちんとした答えは聞かれなかった。
計画が獣医師ら専門家のチェックを経たか問うても、はぐらかした。特区関連の審議経過は記
録がなく、あるのは結論だけとも答弁した。説明責任を果たす考えがあるのか。国民の不信感
を募らすだけではないか。都合の悪いことが何かあるのか。そんな疑惑を深めてしまう。
野党も決め手を欠いた。背景には、審議の経過や会議で出た意見をまとめた議事録が作成され
ていないなど、公文書の不備がある。
大学設置・学校法人審議会がどんな議論を経て「可」としたのかも分かりにくい。判断を一度
先送りしたのは、教育課程や組織編成、獣医師の需要予測などに不備があったからだ。どう改
善されたのか。完全に解消されたのか。詳細なやりとりを明らかにすることが必要だろう。
ところが、林芳正文科相は議事録はないと文科委で述べた。審議を公開するとメンバーの自由
な発言が妨げられるとの説明だが、今回のように疑念が生じた案件では、名前は伏せてでも審
議の詳しい内容を明らかにすることが不可欠だ。
消化不良の質疑応答になったもう一つの理由は4時間という短い質問時間と与野党間の時間配
分である。従来の与党2、野党8を与党の主張で、与党1、野党2に変更し、野党が時間を十
分確保できなかったためだ。
与党が政府とほぼ一体化する議院内閣制では、与党は疑問や改善要望は法案作りなどの過程で
ぶつけることができる。野党は国会質疑でチェック機能を果たすしかない。野党を重視する時
間配分は、そんな理由があるからだ。従来並みの比率に戻すべきではないか。
与党の質問者として、8月まで文科副大臣だった義家弘介氏も登壇したが、当事者がチェック
役を務められるはずはなかろう。一種の「利益背反」行為ではないか。しかも、文科省による
省内の文書調査についての質問など、重要なら副大臣の時に聞いておけばいいはずだ。時間の
無駄としか思えない。
野党は、民進党分裂の余波で連携した質問ができなかった。政府のチェックではなく、他の野
党やメディアに矛先を向ける議員もいた。審議の質低下は、私たちの民主主義の劣化の表れな
のかもしれない。
安倍晋三首相が「一点の曇りもない」と言うなら、今からでもできることは多い。例えば4条
件がクリアできたと判断したのは誰で、どんな事実に基づいているか。記録文書を示すなり判
断した人から説明させるなりすればいい。首相として指示を出し、国民の前に明らかにすべき
である。そうした丁寧な説明を地道に重ねないと、国民の疑念は拭い去れず、認可も納得され
ないままではないか。