白杖歩行二年生、歩行訓練士について。
ご機嫌いかがでしょうか。
視界ゼロのミコばあちゃんです。
早一月いってしまいました。
健康年齢この世で、何日過ごせるのだろうと思うと
ぼんやり難貸してられませんよね。
居宅訪問による歩行訓練が実施されているなんて、市役所にお尋ねしても皆目
解りませんでした。
福祉相談員さんがパンフレットをご持参いただき、それを読んでいただくことで
その存在を初めて知ることとなりました。
お 当県においては二名のお方が居宅訪問による歩行訓練を
お忙しく実施くださっているとのことでした。
他府県などの訓練センターで、基礎歩行していただいたとしても
我が家からバス停まで行こうとしてもそれは難しいように思える。あくまでも基礎訓練にとどま
り、実践には結びつかず、実動訓練中に基礎訓練を
織り交ぜつつ、メンタルマップの作製を同時進行で進めることができ
それはそれでかなり有効であったような気がしている。
環境の異なるところでの基礎訓練には疑問が残る。
例えば川沿いを歩行するについても危険度の少ないコースの選択など危険回避策が提案され今
では迷いなくキチンと歩行ができていることにも感謝である。
生活エリアに直結した訓練とは程遠く
やはり、メンタルマップを作成しながら実動訓練いただく必要があり
単独歩行目指すのであれば、我が家を拠点に教えていただくことが大切なような気がしている。
ミコばあちゃんは、はじめ、高齢者の初めての白杖使用は、田舎でもあり難しいので
動向を使用して外出するよう言われたが、とにかく強くお願いし
単独歩行に希望をつなぎ、それなりに自分でできることには、並々ならぬ努力を
重ねることで、バス停からバスに乗り駅前までは難なく行けるようになり
訓練士さんのあきらめないご指導いただき、着々と単独歩行の目標にも
挑戦できています。
少しでも歩けたことは自信にもつながり生活の幅も広がったような気がする
視覚障害生活訓練等指導者(通称:歩行訓練士)について
http://www.comit-k.org/handbook/HB000001.html
歩行訓練士さんの引用文です。
。
視覚障害生活訓練等指導者(通称:歩行訓練士)について
所属:北九州盲学校
はじめに
“リハビリテーション”の意味は「身体に障害のある人などが、再び社会生活に復帰するための
、総合的な治療的訓練(辞書:大辞泉)」とあります。特に“治療的”とくれば、自ずと“病
院”をイメージされることでしょう。最もそれが一般的なとらえ方なのですが、この意味には
続きがあるのです。「身体的な機能回復訓練のみにとどまらず、精神的、職業的な復帰訓練も
含まれる(辞書:大辞泉)」・・・となると、“リハビリテーション=病院”にとどまらない
語句の使用が導き出されます。
この治療的訓練以外での“精神的、職業的な社会復帰”ですが、とりわけ視覚障害者に至っては
、屋内外の移動や読み書き、日常生活、身辺処理など、保有視力によっては個人差が生じるも
のの、これまで通りにはいかなくなることが大半ではないでしょうか。
たとえば、“スーパーで買い物をしたい”という欲求があるとします。・・・自室から玄関まで
移動し、身なりを整え、玄関を出る。目的地であるスーパーに到着し、必要な物品を手に入れ
、レジで精算。来た道を戻り、自宅に帰り着く・・・。
視覚に見えづらさを抱えた時、上記の欲求の中にどれだけの困難が潜んでいるでしょう。身なり
も身辺管理や着替えもありますね。靴下の左右色が違うなんてこともあるかも知れません。ス
ーパーまでどのように移動しましょうか?スーパーのどこに必要な物品があるのでしょうか?
精算時、お金は誰が払いますか?…等など。
恐らく大半の人が、これまで特に意識せずに出来ていたことですら、その実現に対し、場合によ
っては新たなスキルや方法が必要となることでしょう。そして見え方に個人差があれば、当然
、実現するための過程、方法、加減など、新たに獲得する生活技術にも個人差が生じます。誰
かを真似て、或いは参考書を見るなどでは到底なしえないこともたくさんあることでしょう。
これら様々な個人差やその技術を必要とする視覚障害者とともに、その方が培ってこられた経験
を生かしつつ、新たな技術の導入を模索するなどの“精神的、職業的な社会復帰”を実現する
トレーニングプログラムのことを“視覚障害リハビリテーション(生活訓練)”といいます。
そして、その視覚障害リハビリテーションの専門指導者のことを“視覚障害生活訓練等指導者
(通称:歩行訓練士)”といいます。
| HOME | 目次 | 先頭 |
通称 歩行訓練士
これまで視覚障害リハビリテーションを実地している機関や施設などによっては、“盲人指導員
”や“歩行訓練士”など指し示す名称が不確定でした。
これにはいくつか理由があり、たとえば、移動に限らず日常生活やコミュニケーションなど実地
指導範囲が多岐に渡ること。また、厚生労働省認定資格であり、国家資格でないことから、存
在自体が一般的でないこと等が挙げられます。
そこで名称化されたのが“視覚障害生活訓練等指導者”なのです。書いて字のごとく、視覚障害
を有する人に対し、歩行のみならず生活全般を訓練指導する者をさします。
この指導者の養成については、歩行訓練士の養成として1970(昭和45)年から開始され、
現在は厚生労働省委託事業である指導者養成(日本ライトハウス実施)、国立身体障害者リハ
ビリテーションセンター学院(共に2年課程)で実施されています。従って、国内における視
覚障害リハビリテーション(生活訓練)は、主にこの2機関を修了した専門の指導者によって
行なわれているのが現状です※。
さて、この“視覚障害生活訓練等指導者”の職域/生活訓練ですが、大きく3つあります。
1)歩行(移動)、2)コミュニケーション(点字・音声パソコン)、3)日常生活(家事技能
、身辺管理、他)です。