料理こそ丁寧でありたいもの…!

   ご機嫌いかがでしょうか。 視界ゼロのみこばあちゃんです。

おはようございます。

 ぶっ放送が春には東南アジアからやってくるという。

口ばしはオレンジで、身体が緑 森の宝と評されてもいます。

なんだか、南風に乗ってやって来そうなあたたかい日…

 私たちの暮らしになくてはならない包丁。

毎日使ってそのお手入れにも気配りなしの暮らし…

 包丁は高くても5000円以内がせいぜいです。

何年か使って買い替えればとなんと乱暴な考えか…

今年は、物を丁寧に扱う生活にシフトしたく思っています。

じいちゃんが置いてくれていた砥石、これが良いやら悪いやら…。

包丁の切れ味が今一歩のため

かぼちゃなどはレンチンして切る。

トマトが切れ具合不足でぐしゃぐしゃ見るも哀れ…!

鶏肉の筋が切れにくくて疾駆ハック…

豚肉を切る際にも難儀難儀…

ブログ拝見で、簡単包丁とぎ機シャープナーの存在を知りました。

研ぎ器|手軽に使える!初心者にも◎

出典:Amazon

主に簡易研ぎ器といわれるもので、溝に包丁を差し込んで前後に動かして砥ぐことが出

来る簡単なタイプになります。切れ味が良くないと感じたタイミングで気軽に刃を整え

ることが出来ます。扱いが簡単なため初心者にもおすすめです。刃先部分のみを整える

ものなので切れ味の持続性が低い特徴があります。小まめに砥ぐ機会を持ったり、高級

な包丁を研ぐ際の砥石の補助として使用するのも良いですね。

研ぎ器(シャープナー)の種類と特徴

ここからはさらに詳しく研ぎ器の種類や特徴に注目してみましょう。研ぎ器には様々な

種類があります。お持ちの包丁やライフスタイルに合った研ぎ器を選ぶ参考にしてみて

ください。

研ぎ器は大きく三種類に分類が可能です。

簡易研ぎ器(シャープナー)

簡易研ぎ棒

電動研ぎ器

それぞれの特徴を確認してみましょう。

簡易研ぎ器|手軽さ抜群!初心者にもおすすめ

簡易研ぎ器|手軽さ抜群!初心者にもおすすめ

最も手軽に使用できる研ぎ器になります。今すぐに切れ味を回復させたい場合や初心者

の方にもお使い頂きやすいアイテムです。短時間で必要な分だけ切れ味を整えることが

できます。サイズも扱いやすく、収納にも困らないコンパクトなものが多くあります。

ただし切れ味が長続きしづらい特徴があるので、小まめに砥ぐ機会を持ってみましょう

簡易研ぎ棒|省スペースが嬉しい!ハサミに使えるタイプも

簡易研ぎ棒|省スペースが嬉しい!ハサミに使えるタイプも

スティックタイプの研ぎ器で、刃と研ぎ棒の角度を保ちながら研ぎます。一時的に切れ

味を取り戻すことが出来ます。始めのうちは研ぎづらさがあるかもしれませんが、慣れ

ればスムーズにできるようになるでしょう。鎌やはさみなどに使えるタイプもあり、省

スペースで多様な使い方ができます。

電動研ぎ器|素早く作業可能!手間なし

電動研ぎ器|素早く作業可能!手間なし

出典:Amazon

基本的な仕組みそのものは簡易研ぎ器と同じです。手動の簡易研ぎ器は刃を前後に動か

す必要がありますが、電動式はその必要がないため、より素早くスピーディーに研ぎ終

えることが出来ます。手動の研ぎ器よりも高価になる傾向があります。

素材|研ぎたい包丁の素材より硬いものを

研ぎ器の素材には色々な種類があり、包丁の素材に適したものを選ぶことでしっかりと

研ぐことができるようになります。基本的には研ぎたい包丁の素材よりも硬い素材の研

ぎ器を選びましょう。セラミック包丁ならダイヤモンド砥石、ステンレスの包丁はやわ

らかめの素材、鋼の包丁にはセラミックの砥石などがおすすめです。

トマトに包丁を当てると潰れてしまう!

これは包丁の刃先が丸くなってしまっていることが原因なんです。

よく切れる包丁なら、食材がさくさく切れて毎日の料理が楽しめるかもしれませんよ。

とはいったものの、面倒だし、研ぎ方がわからない・・・。

手間ひまがかかるイメージの「砥石での包丁研ぎ」。

今回は包丁の研ぎ方をはじめ、それまでに至る「素朴な疑問」の解決策をまとめてみま

した!

我が家の包丁は砥石で研げる?

実は包丁の刃の素材によって、砥石で研げるものと研げないものがあります。

包丁の刃は、触ったぶんにはどれも硬いですが、素材によって研ぎやすい硬さ、研ぎに

くい硬さがあります。

セラミック包丁は研げません

白い刃が特徴の「セラミック包丁」は、刃が金属製ではないため一般的な砥石では研げ

ません。

白い刃が特徴の「セラミック包丁」は、刃が金属製ではないため一般的な砥石では研げ

ません。

専用のダイヤモンドシャープナーを使うか、製造メーカーや販売店で研ぎ直しをしてく

れることもあります。

それ以外の包丁は研げます

それ以外の素材は砥石で研ぐことができます。

ちなみに写真の包丁の刃は「ステンレス刃物鋼」で、砥石では一般的な研ぎやすさの素

材です。

シャープナーではダメ?

簡単に包丁の切れ味をよくする「シャープナー」という研ぎ器もあります。

溝に包丁を差し込んで、何度か引くと包丁の切れ味が良くなります。

シャープナーはイマイチ

「切れ味が良くなるなら、楽チンなシャープナーでもいいのでは?」

と思われるかもしれません。

が!刃先だけを削り取るように研いでいくため、これが原因で刃こぼれ(刃が欠けるこ

と)を起こしたりします。

包丁の刃を断面にしたイメージ

なので、シャープナーは「すぐに切れ味を復活させたい!」という、できれば一時的な

使用に留めるのをおすすめします。

砥石で研ぐと、刃先の角度が鋭利になります。切れ味が長持ちしますし、刃こぼれしに

くく刃が長持ちするのです。

どんな砥石を買えばいいの?

砥石は石の目の細かさによって、大まかに3種類あります。

荒砥石、中砥石、仕上げ砥石です。

荒砥石は #120?600。刃が欠けてしまった状態のものに使用します。

中砥石は #900?2000。切れ味が悪くなったときに使用します。

仕上げ砥石は #3000以上。鋭い切れ味にしたいときに使用します。

ご家庭で、切れ味を復活させるために使う場合は「中砥石」が一つあれば大丈夫です。

包丁の状態に合わせて砥石を選んでみてくださいね。

面直し砥石は溝がついているのが特徴

真ん中がえぐれた状態の砥石では、包丁が研ぎにくくなるので注意です。

砥石を平らにする「面直し用砥石」や、コンクリートブロックがあると修正できます。

どれくらいの頻度で研げばいいの?

「切れ味が落ちてきたな~」と感じたら研ぎましょう!・・・といっても人の感覚はそ

れぞれです。

ほぼ毎日料理をされるご家庭であれば、「一ヶ月に1~2回」が理想です。切れ味を保つ

こともできます。

まめにお手入れをしたいところですが、私は玉ねぎのミジン切りをした時に涙がでるよ

うになったら、包丁を研ぐようにしています。

毎日の家事やお仕事で時間がなかなか取れない方は、まずは一度、やってみることをお

すすめします。

簡単に研ぐ方法って?ステンレス製のナイフを使って検証!

今回はステンレス製の三徳包丁を使って研ぎ方をご紹介します。

形状:三徳包丁

素材:ステンレス刃物鋼

使った砥石:中砥石(#1000)

【1】砥石を水に浸す

砥石を水に浸す

砥石から気泡が出なくなるまで、10~20分程度漬けて砥石に水を吸わせます。

水を吸っていない砥石は、水をはじきます。砥石が水を弾かなくなるまで浸しましょう

※砥石によって異なる場合もありますので、取扱説明書をよくご確認ください。

【2】おもて面を研ぐ

砥石に対して45度に包丁を向けます。

平らな台に、滑らないようフキンなどを敷いて砥石を置きます。

砥石に水をかけ、刃を手前に向けて包丁を持ちます。

砥石に対して45度に包丁を向けます。

砥石に当てる刃先の角度を約15度(10円玉2枚分や割り箸一本分を目安)に固定します。

砥石に当てる刃先の角度を約15度(10円玉2枚分や割り箸一本分を目安)に固定します。

先端(切っ先)部分、中心(刃中)部分、根元(アゴ)部分まで全体的に研いでいきま

す。

先端(切っ先)部分、中心(刃中)部分、根元(アゴ)部分まで全体的に研いでいきま

す。

まずは3箇所に分けて、それぞれを10~15回程度滑らせるのを目安にしてみてください。

★コツ

手前から奥へ軽く押し出すようにします。引くときには力を入れません。

研ぎドロ(削れた砥石と水が混ざったもの)は洗い流さないようにします。これがある

ことで包丁が研げます。

砥石の全体を使って研ぐようにすると、砥石自体のお手入れが楽になりますよ。

バリ(かえり)が出たら反対面の研ぎに移ります。

図のように刃先に指を当ててみて、髪の毛一本分くらいのひっかかりを感じたらバリ(

かえり)が出ました。反対面の研ぎに移ります。

バリとは、研いだ刃がめくれるように出てきたもののことです。

バリ(かえり)バリのイメージ

【3】うら面を研ぐ

次は刃を向こう側に向け、砥石に対して45度に包丁を向けます。

次は刃を向こう側に向け、砥石に対して45度に包丁を向けます。

角度を15~20度に保ち、おもて面と同様に刃を3箇所に分けて、それぞれを10~15回程度

滑らせるのを目安にしてみてください。

刃の先端にバリ(かえり)が出るまで研ぎます。

【4】仕上げ

砥石の上で刃の全体を根元(アゴ)から先端(切っ先)にかけて滑らせて、バリ(かえ

り)が取れるように2~3度軽く研ぎます。

おもて面にし、角度を15~20度に保ちます。

砥石の上で刃の全体を根元(アゴ)から先端(切っ先)にかけて滑らせて、バリ(かえ

り)が取れるように2~3度軽く研ぎます。

よく洗い、水気を拭き取ったら完成です!

よく洗い、水気を拭き取ったら完成です!

まとめると・・・

1.おもて面を研ぎ、バリを出す

2.うら面を研ぎ、バリを出す

3.おもて面を研ぎ、バリを取る

包丁の研ぎ方

使い終わった砥石はどうするの?

水洗いし、陰干しして乾いたらケースなどに入れて収納しましょう。

研いだ包丁の様子は…

トマトがこんなに薄くスライスできます!

きちんと研いだ包丁は気持ちいいものですね。

トマトがこんなに薄くスライスできます!

包丁を長く使うコツ

包丁は、硬いものを切ったり、ひねるように切ったりすると刃こぼれ(刃が欠けること

)しやすくなります。

冷凍した食材は解凍してから切る

魚の骨を切る場合は出刃包丁を使う

など、意識することで包丁を長く使えますよ。

サビにも注意

サビは包丁が切れなくなる原因の一つになります。

洗った後は水分を拭き取る。

刃に水分が付いたままで他の金属に触れさせない(ステンレス以外の素材が触れること

で、もらいサビといってサビてしまうことがあります)。

このようなことも意識してみてくださいね。

まずはやってみて!

刃の角度を固定できるアイテムもあります。

写真のように、刃の角度を固定できるアイテムもあります。

初めてで不安な方は、こういったものを使うと感覚がつかみやすくなりますよ。

よく切れる包丁があると、それだけで料理が楽しくなります。

また、定期的に砥石で研ぐことで、刃の状態を保って長く使えます。

まずは中砥石だけでもあれば研ぎ始めることができますので、ぜひ砥石で包丁研ぎをし

てみてくださいね。