最大級の予算国会、本筋議論願う。

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのミコばあちゃんです。

 予算国会は本筋状態から逸脱。

過去最大級の予算計上について、野党も予算問題だけに絞り

真剣な議論が戦わせてほしいと願うのはミコばあちゃんだけではあるまい?

法案についても、真剣に議論していただきたい。

予算の中身の分配はどうなのだろうか?

この件の議論なしで、予算案は可決したのでしょうか?

見えてこない国会議論が悲しすぎる。

森友問題と、予算の問題はどちらが優先されるべきなのであろうか。

    新聞記事より。

17年度予算成立 「森友」一色の議論で良いのか

過去最高の一般会計総額97・5兆円の2017年度予算が成立した。

デフレ脱却が足踏みする中、予算には、5兆円余の防衛費、保育士や介護職員の待遇改善、民間

企業の活力向上の政策などが含まれる。「成長と分配の好循環」の実現へ、着実に執行したい。

前半国会では当初、トランプ米新政権との外交や働き方改革が論点になった。その後、文部科学

省の天下り陸上自衛隊の日報、テロ等準備罪などに焦点が移り、野党は松野文科相、稲田防

衛相、金田法相らを追及した。

2月中旬以降は、学校法人「森友学園」への国有地払い下げ問題に質疑が集中した。売却価格が

評価額から約8億円減額されたことを巡り、政治家の関与と行政側の忖度(そんたく)の有無

が焦点となった。

学園の籠池泰典氏が国会で、安倍昭恵首相夫人から100万円の寄付を受け、国有地に関して夫

人付の政府職員が財務省に照会したと証言し、騒ぎが拡大した。

政府や昭恵氏側は引き続き説明すべきだが、与野党も、この問題の本質がどこにあるのか、熟考

して質疑に臨むべきではないか。

見過ごせないのは、国会審議がこの問題でほぼ一色になったことだ。経済再生と財政再建の両立

、新たな段階に入った北朝鮮の核・ミサイルの脅威などの議論が疎(おろそ)かになったのは

残念である。

自民党の「1強」が続く中、野党は、安倍政権に打撃を与える格好の材料と考えたのだろう。だ

が、他の様々な重要課題の論戦にも積極的に取り組む必要がある。

後半国会では、多くの重要法案の審議が控えている。

テロ等準備罪を創設する組織犯罪処罰法改正案は、2020年東京五輪に向けた国際的な捜査共

助の強化に欠かせない。7月の東京都議選を前に、公明党には改正案の審議への慎重論もある

が、今国会で成立させねばなるまい。

野党は、「1億総監視社会になりかねない」「一般市民も処罰される」といった極論で国民の不

安を煽(あお)るのでなく、もっと冷静な議論を仕掛けることが大切だ。

天皇陛下の退位に関して、与野党が歩み寄り、退位を認める特例法の制定に合意したことは評価

できよう。政府は5月に法案を国会に提出する予定だ。より多くの政党の賛成で成立させたい。

衆院憲法審査会は16日、4か月ぶりに討議を再開した。優先すべきは改正項目の絞り込みだ。

各党は、それを念頭に、建設的な議論を行うことが求められる。

2017年03月28日 06時01分

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