おふくろの味も…
お機嫌いかがでしょうか。
視界ゼロのみこばあちゃんです。
おはようございます。
バックには「goodby」が流れています。
明日は雨予報となっています。朝は長そででよいみたいです。
気温は集めで眠れない暑さです。
天候の不順が野菜に影響も 農薬の値上げも影響を受けています。
円安対策は日銀が毎日 国債の買いを始めたようです。
円は150円時代もそこまで来ています。
今の子供たちは おばあちゃんの夕食よりも
コンビニがおいしいと言ってしまう時代に
なり下がっています。
手作りがおいしいと言ってくれるようなおふくろの味が残してほしいものです。
【朝晴れエッセー】おふくろの味・6月15日
小さな中華屋を継いで50年になる。お客さんに恵まれて、今まで続けてこられたが、
ときとともにお客さんも変わってきた。
この頃はひとり親と子供の組み合わせが多くなり、学童クラブの帰りなのか、夕方ラン
ドセルを背負った子と父親が来店し、子供にラーメンを食べさせ、自分は餃子をつまみ
にビールを飲んだりしている。
またあるときは、両親ともに仕事が遅くなったのか、男の子が千円札1枚を持って、ラ
ーメンを食べにきた。今時の子ゆえ、スマホをいじりながら麺をすすっている姿は、一
人外食をたのしんでいるように見えたが、私には孤食という寒々しい言葉の影も見る思
いがした。
今の子たちが私の年になる頃には、おふくろの味などという言いまわしはなくなってい
るだろうが、特別手をかけずによいから、この一品というお母さんの味を、子供の舌の
記憶に残してあげてほしいものだ。
私の両親も店が忙しく、間に合わせの料理が多かったが、誕生日などにはちらしずしを
よく作ってくれた。高野豆腐、かんぴょう、サヤインゲンなどを混ぜ込んだすし飯の上
に、錦糸卵や甘めに煮たシイタケ、のりなどをかざった一皿だ。
たまに懐かしい味を再現しようとするのだが、似ていても何かが足りない寂しさを味わ
うことになる。
もう母はいないのだ。
片岡純二(68) 東京都中野区