こぼれため。
ご機嫌いかがでしょうか。
視界ゼロのみこばあちゃんです。
おはようございます。
っバックには「ベン」が流れています。
これはマイケル14歳児のものです。
きょうっが後悔の少ない日でありたいものです。
誰のもとにも朝はきます。
みこちゃんの朝は早いです。
お腹の虫がいつも泣いています。
のど越しを通り過ぎる味噌汁の味は極上です。
家族が役割を持ちながら
暮れていく人生は最高です。
おばあちゃんの一人映えのお話は良い思い出として心に留め置きたいものです。
カボチャのため歯発芽しやすい品種でもあります。
【朝晴れエッセー】ひとりばえ・5月7日
「ばあちゃん、こんなところに芽がでてるよ」
「あー、それはひとりばえやな」
「ひとりばえ?」
幼いころ、祖母に連れられ自宅から少し離れたところにある畑に行くことがあった。両
親と祖父は会社勤めだったので、祖母がほぼ一人で畑仕事をやっていた。
「ひとりばえ」は、まいた覚えのない場所に、以前育てた野菜の種が落ち、芽が自然に
(ひとりでに)生えてくることだ。
「抜かなくていいの?」
「そのままにしといて。ひとりばえは、丈夫やから」
そういって祖母は、目的の場所を耕し続ける。祖母の背中と、「ひとりばえは丈夫」と
いう言葉は、私の頭の中にセットで残った。
「このかぼちゃ、ひとりばえでねえ」
にっこり笑うのは、突然の帰省にもかかわらず、快く迎えてくれた義母である。
義母は、野菜の皮や種を、畑に埋めて肥料にしている。その中からいつのまにか芽を出
し、育ったものが実をつけたのだ。
「ちゃんと買ってきた種や苗でも、うまく育たないことがあるんだけど。ひとりばえだ
と、得した気分よね」
「ひとりばえって、丈夫なんでしたね」
ほくほくしたかぼちゃを?張りながら、私は祖母のことを思い出していた。あれはなんの
芽だったのだろう。やはり、かぼちゃだったのだろうか。いや、時期的にはきゅうりだ
った可能性もある。
気になる。でも、もう聞けない。祖母が亡くなり、1年がたつ。