思いやり貯金も…

  ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

おはようございます。

まさにかぜかおっる5月でしょうか…

故郷の山々は、すっぽり霧雨の中です。

暖かい朝にも救われています。

バックには「見上げてごらん 夜の星を」が流れています。

チイサナ足元の幸福に感謝したいものです。

 お母さんの勤めをしながらの弁当作りは想像を超えるほどの

大変さが求められると思います。

 みこちゃんもよくクジラ肉がどんと乗せられて「またか」との

ボヤキも何度となく経験しています。

またそれが母のメンタルな部分の写し絵ともとらえています。

息子が言葉で「おいしかったよ」は何よりのプレゼントでもあります。

言葉は心の財産ともなりえると思います。

【朝晴れエッセー】お弁当・5月10日

春休みも終わり、始業式を迎えた日の夕方、4年生の息子の通う小学校からメールがき

た。本来なら明日から始まる給食が、事情により提供できず、当面の間、お弁当の用意

をお願いしますという内容だった。

私はそれを職場で受け取った。近隣の小学校も同様で、同僚のママさんも困惑している

。共働き家庭にとって、給食はなくてはならない救世主なのだ。

さて、困った。やっと春休みが終わって、お弁当作りから解放される!と喜んでいた直

後の連絡。今日が最後と思って冷蔵庫には何もない。しぶしぶお弁当作りを続けた。

1週間ほどたったある日、職場で自分のスマホが鳴った。息子の名前が表示されている

。あれ? 今日は習い事はないから、その教室への到着連絡も、お迎え催促の電話もな

いはずなのに、どうしたんだろう? もしや何らかの体調不良、はたまた不慮の事故か

トラブルか…。慌てて出ると弾んだ息子の声がした。

「もしもし? 今日もお弁当、おいしかったよ」

息子からの予想外の感謝の意を突然受け、一瞬とまどい、次にホッとし、そしてじわじ

わとうれしさが込みあげてきた。しばらくスマホを離せなかった。

こちらこそ、おいしく食べてくれてありがとう。不本意で正直いやいや作っていたのに

、こんなうれしいご褒美をもらえたなんて最高だ。学校には一日も早く再開してほしい

けれど無理なら仕方ない。

さあ、明日からもお弁当だ。おかずは何にしようか。

滝本みゆき(53) 大阪府東大阪市