命のバトン。

  ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

おはようございます。

今日は強風の中のスタートです。

午後には雨予報も出されています。

煮込みうどんを おいしく完食

とても幸せの中のひと時でした。

夏を 早撮りしたかのような暑さには惨敗です。

 おばあちゃんの後に良く孫が生まれることはよく聞かされます。

 家族が仲良く 素敵な人格形成が出来たならと思えます。

良い家族からは良い子が育つような気もしています。

 みこちゃんも応援しているブログの中に、生後

4年を過ぎていますが多くの病気を抱え なおも懸命に生きようとする命のエネルギーも

あることを

心の隅に留め置いていただきたいとも思っています。

【朝晴れエッセー】命のバトン・4月25日

桜の花びらが舞う頃、母は91歳の生涯を閉じ静かに息を引き取った。そして同じ日に

娘の妊娠が分かった。

「きっと、ばぁーちゃんは命のバトンタッチができたから天国へ行ったんだね」。家族

でそう話しながら母を見送った。

昨年12月のコロナ禍の中、娘は元気な女の子を出産した。娘にとっては初めての赤ち

ゃん、私にとっては初孫。楽しくも悪戦苦闘の毎日がはじまった。

「抱っこしてるから早くご飯食べて」

「お風呂は何時がいい」

娘にかける何気ない会話の私の声が母の声と時折重なる。私の子育てのとき、母も同じ

ように言っていたからかな。

娘の子育てを手伝いながらふと、母はこんなとき、なんと声をかけてくれただろうと考

える。改めて母の存在が大きくなっていく。

2月の風の強い日、娘は私の着物を着てお宮参りをした。母が私のためにそろえてくれ

た着物を久しぶりに出した。

着物の着付けなんて全くしたことのない私は着付けの動画を何度も見ながらまたまた悪

戦苦闘! こんなことなら着付けを母にしっかりと教えてもらえばよかった。

どうやら着付けができた娘と孫は、にこやかに笑っている。澄んだ青空の中に、そんな

孫娘を見ながら亡き父と一緒にほほ笑む母の姿が見えたような気がした。

木村千秋(61) 奈良市