ママチャリペースの持続。

  ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

おはようございます。

 バックには「追憶」が流れています。

わが同級生は しまなみ海道サイクリングコース「50キロを目指します。

岡山からの出発なのでかなりの距離があると思います。

ばばちゃんは日常生活も奮起がいります。

春は大急ぎで歩みを続けそこここで、桜の満開が伝えられています。

なんだか 息苦しさを感じています。

学校の通学でママチャリにより体力アップも

身に着けてもも肉が発達し

地震を身に着けたその勢いは大切にしてほしいと願っています。

高齢化になると体力の低下が

日常動作も低下の傾斜をたどる

シナリオが容易に描けるようになります。

 わが従妹も ママチャリの経験から がんまで克服し

今ではイチゴ農家を目指し頑張っています。

71歳のその時も年寄り施設に勤めるほど 元気ぶりです。の

【朝晴れエッセー】ママチャリペース・3月31日

バイトが終わった夜8時。白い息を吐きながら、ママチャリを漕いで帰る。

電動自転車なら息を切らさず上れる坂を、意地で私は立ち漕ぎをする。喉に痛みを感じ

た。誰もが経験したことのある痛みだろう。カラッカラに渇いた喉、かすかに血の味が

した。

思い出したのは、冬の定番、持久走。苦手な私は冬が来るのが嫌だった。先生が暖かそ

うなベンチコートで見守る中、私たち生徒は半袖半ズボンになって走った。毎年、当然

のように周回遅れだった。

体力がついたのは高校生。毎日学校までは下り坂を30分、家までは上り坂を40分か

けてママチャリを漕いだ。部活動もしていたので、見てわかるほど足に筋肉がついてい

た。高校2年生になり、体力がついた私は冬が来るのを心待ちにしていた。持久走で力

試しをしたかった。

この私が女子の先頭を走っている。男子を数人抜かしたときには、本当に気持ちがよか

った。自分の中で実況中継をした。

「今、男子を1人抜かしました! いや、2人目もとらえました! まだまだ勢いは止

まりません!」。心の中でガッツポーズをした。おさまりきらず、にやけていたのを必

死に隠した。

今年の春からは大学生。おしゃれをしても自転車を漕げるのかな。新しいバッグをカゴ

に入れるのをためらうのかも。見た目は変わっても中身は変わらない。私らしく周りに

流されず、自分をもっていきたい。

楽をせず、かみしめるように、リズムよくひと漕ぎひと漕ぎ、立ち漕ぎで目の前の坂を

上るのが私は好きだ。

杉藤詞野(ことの)(18) 大阪府河内長野市パワー全開です。