ロシア人が語る現状。

  ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

おはようございます。

今日も 湿っぽい空気の朝もやの中のスタートです。

うくら難民は300万人越えともいわれています。

化学兵器を 武器に脅しにかかってもいます。

 みこちゃんは静かな祈りの元あの世に行くことでしょう。

程よい気候は少ないようにも思えます。

 ウクライナのことを 思えば何でもないことです。

とんでもない風景がウクライナにはあります。

30代ロシア人2人が語る「私たちの偽らざる本音」 高橋 浩祐

ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始してから17日で3週間が経った。国連やウクライ

ナ当局によると、既に何千人もの民間人が犠牲となり、300万人以上が国外に退避した。

その一方、ロシア各地で反戦デモが起きている。

筆者はロシアの若い世代の2人に、今回のウクライナ戦争に対する見方やロシア国内の世

論の動向をリモートで取材した。

取材は英語で行ったが、2人とも、ロシア当局が「虚偽」とみなす情報を発信した者に最

大で15年の禁錮や懲役を科す法律を制定したため、取材当初は「War」(戦争)や「Mili

tary actions」(軍事行動)という言葉を使わず、慎重を期して「Conflict」 (紛争)

との言葉を使用していた。

しかし、この情勢下、ご本人たちへの影響を鑑みて「インタビューは匿名とする」との

条件を示すと、「戦争」や「軍事行動」が使えるようになった。こうしたやり取り1つと

っても、プーチン体制の言論統制の厳しさを浮き彫りにしていた。2人へのインタビュー

を順に紹介したい。

モスクワで働くロシア人女性(31)

――ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続いています。どのように見ていますか。

私には今、起きていることはすべて外交の失敗のようにしか見えません。私は欧州をは

じめとする西側のすべてのリーダーがこのような状況を予想していたと思います。しか

し、彼らは何もできなかった。今回の紛争にそもそも興味を持っていた国々があったと

思わざるを得ません。

――他のロシアの人々はどのように見ていると思いますか。

私が知る限り、社会はかなり分裂しています。特にモスクワがそうですが、大都市に住

む大半の若者は、いかなる軍事行動も支持していません。

その一方、40歳以上の人々の中には、「NATO北大西洋条約機構)の潜在的な脅威」か

ら国を守るためにロシア政府が正しいことをしていると信じる人も少なくないと感じま

す。また、このような人々の多くは、今回の作戦が防御のための作戦だと思っています

。彼らは実際のところ、ウクライナで亡くなっている民間人について多くの情報を得ら

れていません。

ウクライナに親戚や友人がいる人々は、もちろんそれとは違った感情を持っています。

彼らはどうしてこのような状況に陥ったのかを理解できません。これが最大の問題です

。つまり、問題を解決できていない政治がはびこりすぎている。ウクライナとロシアの

間には密接な繋がりを持つ何百万人もの人々がいる中、政治的陰謀で離ればなれにされ

てしまっている。

外国に旅行に行ったこともない人もいます。他の言語ができない人もいます。字を読め

ない人もいます。彼らはただ働き、日々自らのパーソナルライフのみに集中しています

。彼らは真実を発見しようとする必要性をまったく感じていません。彼らはローカルニ

ュースを見聞きし、それを信じているのです。

――あなたの場合は?

私は、ロシア語のほか、英語とドイツ語ができ、国内外から情報を得ています。

――あなたはモスクワに住んでいますが、経済制裁の影響を感じていますか。

いえ、まだ実感していません。経済制裁の影響が感じられるまでには、何カ月もかかる

のではないかと思います。

――ロシア各地で反戦デモが起きていますが、プーチン政権は崩壊すると思いますか。

これから先のことを誰がわかるでしょうか。今は何事も予測不可能になっています。も

う何も確信が持てません。

ドイツ・ベルリン在住、会社員のロシア人女性(32)

――ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続いています。どのように見ていますか。

人命が失われていることを目にするのはとても悲しいことです。おぞましいです。すべ

ての人命が重要です。

しかし、今回の紛争については、私自身はイエスともノーとも簡単に答えることができ

ません。経済分析を基にして考えると、今回の紛争にはあらゆる当事者が関わり、不可

避だったと思っています。そして、あらゆる当事者が紛争に向けて準備をしてきました

私は、主として国際金融制度の変化と両国の対立が紛争のきっかけになったと思ってい

ます。そして、誰も今回の紛争について、あらゆるサイドから見た情報を提供できずに

いると思っています。フェイスブックツイッター、ロシアの放送チャンネルなどこれ

らすべてのプラットフォームが検閲を受けています。

これはいわゆる「認知戦」(筆者注:民意を操って意思決定に影響を与えるとされてい

て、第6の戦場とも言われている)です。各自のスマートフォンの画面が戦場になってい

ます。

――あなたは今、ベルリンにいます。ベルリンでもウクライナからの避難民を見たり、

聞いたりしていますか。

はい。私の友だちが実際に彼らを助けています。私も彼らのことを気の毒に思っていま

す。紛争が一刻も早く終わることを祈っています。しかし、願いに過ぎません。私たち

にはそれを止める力がありません。

私は戦争についてのグループソウル(類魂)にエネルギーを費やしたくありません。そ

の代わりに平和を祈っています。

――ロシア国営テレビのニュース番組生放送中に「戦争反対」のプラカードを掲げて拘

束された女性についてはどう思いますか。

彼女はヒーローです。モスクワでは今、戦争を支持している人はそれほど多くありませ

ん。彼女は大変な勇気を持って、ライブ配信中に規則を破り、自らの行動がもたらす法

的結果を覚悟していたと思います。彼女の行動は、ロシアの多くの人々の間で共感を呼

んでいます。

ただ、ちょうど同じ頃にウクライナ陣営によってドネツクの民間人が殺されていたとい

うことも報道されています。彼女の行動によって、このことから人々の目がそらされて

もしまいました。

ロシアの世論はSNSで変わるか

以上、ロシアの若い世代の2人の声を紹介した。今回インタビューした2人はいずれもモ

スクワなど都市部では反戦ムードが強いとみている。ウクライナの民間人犠牲者増加の

情報がロシア国内にうまく伝われば、同国の世論もさらに相当変わる可能性がある。

プーチン大統領は厳しい言論統制をしき、そうはさせないよう強化するだろう。しかし

ソーシャルメディアを通じて戦場からリアルタイムで届けられる情報の拡散はとどま

るところを知らない。プーチン政権の行く末を見るうえでも、ロシアの世論の動向に注

目したいところだ。

高橋 浩祐さんの最新公開記事をメールで受け取る(著者フォロー)戦場かの人々に 安

らぎが求められます。