お守りに守られて。

  ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

おはようございます。

 寒の入りにり見身構えてしまいます。

東京では10cmの積雪でした。

日本列島凍結です。

心まで萎えてしまいそうです。

76歳までは10万円生活はキープしなければと戒めてもいます。

 小見無論は、広島山口 沖縄と莫大の被害です。

善い日にちが待たれます。

このようなことは 3年は耐えなければと戒めてもいます。

昨年までは18度になるとストーブのお世話になっていたのですから…

 みこちゃんも捨てられないお守りを大事にしています。

おかげで今までは医者にかかったことなどありません。

これは母が一重に願い続けてくれた

おかげかと思っています。

【朝晴れエッセー】お守り・1月6日

私の財布の中で聖徳太子の一万円札が37年以上も出番を待っている。

何度も財布が変わり、今ではサイズが合わず4つにたたまれ、折られた線で切れかかっ

ているところを補修もされている。

大学の入学式に合わせて、母と兄が一人暮らしを始める準備を手伝ってくれたその別れ

際、母から「何かあったら使いなさい」と手渡された一万円札。

自宅から飛行機を使い何時間もかかる、まるで異国のような地での新しい生活。母にし

てみれば、知り合いのいない遠く離れた土地に一人残し、心配とさみしさとで後ろ髪を

引かれる思いだったのであろう。

一方、私は大学生活に多少の不安を持ちながらもそれ以上の期待を抱き、また照れと強

がりも合わさり、あえて親の心配など察することをしなかった。

4年間、幸いにも親心のこもった「お守り」を使うほどの「何か」は起きなかった。そ

の後も、使われる機会がないまま一万円札はひっそりとお守りとして、財布に残り続け

た。

これまでに、3人の子供が私たち夫婦の元を離れ一人暮らしを始めた。その度ごとに、

心配とさみしさを母の気持ちと重ね合わせ、財布の一万円札に「何事もないように」と

祈った。

月日が流れ、既に母は他界し、私も定年退職を迎えた。先月には初孫が誕生し、今度は

長男が親になる順番となった。

母の記憶とともにある古い一万円札は、今後も出番なく私と家族の幸せを見守り続ける

ことになりそうである。

渡邉靖彦(57) 山梨県中央市それは健康をひたすら願った母がくれたものです。