薬局が服薬指導まで…

  ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

おはようございます。

寒気はゆるぎみとはいえ6時台の気温は  まさに今朝気温2度とブルンブルンの武者震い…

去年はといえば、18度になると暖房のお世話になっていました。

それくらいの冷え性です。

今年はお金に不足しています。

関東の人は、暖房が壊れていも我慢我慢の日々とか…

お金がなければない袖は振れません。

 わが兄は糖尿病で3年も薬剤師のお世話になっています。

おかげで甘いお菓子もチョコレートも一切やめて運動も抑止

今は元気そのもの。

規則正しい生活に忠実です。

「薬局」が変わる 服薬フォローアップ義務化1年

「薬局」の役割が大きく変わろうとしている。昨年9月に施行された改正薬機法で、薬

剤師が患者への服薬指導、健康管理などを行うことが義務付けられ、今年8月の改正で

地域連携薬局がスタートした。改正によって、患者に調剤する場所だった薬局は、患者

の情報を共有し、指導を行う場所になる。「患者が自身の病気を受け入れ、医師や薬剤

師の指導に従い、健康をコントロールする」。こうした取り組みがなければ、優れた薬

が開発されても台無しに終わる。「変わる薬局」を考える。

分かりやすく、丁寧に

「先週出したインスリンの注射はできていますか」

「4日ほどしか注射していない。食事に行って飲酒して寝てしまった日がある」

これは、神戸市薬剤師会と米製薬大手イーライリリーの日本法人である日本イーライリ

リー(本社・神戸市)が共同で開催した「服薬フォローアップ講習会」の一場面だ。薬

剤師役の参加者が糖尿病患者役の参加者に電話をかけ、患者の服薬を管理・指導するロ

ールプレイを行った。

薬剤師役は、糖尿病の薬の働きや日常生活での運動、調理のコツなどが記されたシート

をもとに、インスリン注射の意義や打ち方を分かりやすく説明した。シートは患者役に

も渡されており、低血糖や合併症などについての知識が書かれたQRコードへの誘導な

どもやりとりされた。

参加した薬剤師の女性はロールプレイを終えた後、「(今回のシートのような)資材が

あれば、一緒に確認ができるし、正しい服薬への理解が深まり助かる」と感想を述べた

昨年9月に施行された改正薬機法で、こうした服薬指導が義務化された。なお平成26

年11月に薬事法が改正された際、法律名も「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び

安全性の確保等に関する法律(薬機法)」へ改められた。

薬局と言えば、従来は調剤のみを行う場所だったが、改正によって①服薬期間中の管理

・指導の義務化②他医療施設への情報共有の努力義務③オンライン服薬指導-などを行

う場所となった。

現在、全国には約6万の薬局があり、約31万人の薬剤師がいる。果たす役割は大きい

。例えば、薬を処方された患者が、先発医薬から後発医薬への変更を聞かされるのは、

多くが薬剤師から。複数の診療科に通っている患者の場合、多剤服用や重複投薬、残薬

などが考えられる。服薬指導や健康管理に薬剤師が携われば、こうした事態を避けられ

る可能性がある。

取り組み進まず

医師や看護師、ケアマネージャー、薬剤師らが連携し、地域で医療を包括的に担うチー

ム医療は、国が掲げる目標の一つだ。今年8月の改正でスタートした地域連携薬局が含

まれ、服薬フォローアップはその第一歩ともいえる。だが、服薬フォローアップが薬局

、薬剤師の間で本当に実行に移せているのだろうか。

今回講習会を共催した神戸市薬剤師会の担当者は現状について、こう語る。

「周知自体は進み、薬局もやらなければならないという認識はあるものの、フォローア

ップのためのマニュアル等もなく、そのやり方が見えず、取り組みは進んでいないので

はないか」

薬が処方・調剤されて1週間程度の指導であれば、電話での対応がメーン。相手が高齢

者などであれば、うまくコミュニケーションが取れないケースもある。

同会は「降圧剤が追加になったり、初めてインスリンが処方された方など、どういう患

者に対しフォローアップをするべきかは薬剤師も承知している」とした上で、具体的に

どのように確認すればよいかが分かっていない点を課題に挙げる。つまり、対象者がど

ういう人かはわかっているものの、どういう形で行えばいいのかに戸惑いがあるのだ。

今回、神戸市薬剤師会と日本イーライリリーで作成した下敷き型のシートには、指導や

情報伝達が一方的になるのではなく、患者も自身の病気への理解をしつつ、薬剤師とと

もに病気に立ち向かえるような工夫されているという。

製薬メーカーも地域医療に巻き込む

難病や特定の疾病に対して画期的な薬効を示す医薬品が開発・発売されたところで、そ

れが正しい形で使用されなければ意味がない。薬を作る側の製薬企業にとっても良いこ

ととはいえない。

今回の講習会について、日本イーライリリーは「(製薬メーカーとして)薬の開発や提

供だけでなく、患者さんのより良い人生のため、薬の適正使用のために、培ってきた情

報をどう伝えれば、地域で有効に使ってもらえるかという点で、製薬会社も(地域医療

の)チームの一員、パートナーとして貢献ができるのではないか」としている。

一方、神戸市薬剤師会の越後洋一副会長は「薬剤師の役割を改めて自分自身で振り返る

とともに、患者さんやそのご家族、医療関係者等の幅広いステークホルダーに薬剤師の

役割を伝え、安心感や信頼感を醸成できるよう、新しい取り組みを進めていきたい」と

コメントしている。