国づくりは一人一人の責任。

  ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

おはようございます。

寒い朝の空気は極上です。

バックには懐かしい「川は流れる」が流れていました。

歌はそれぞれの都市に思い思いの優しい気持ちを届けてくれます。

ススキが風にたなびく風景はまぶたの中の優しい風景です。

 っそのような風景もやがて、頭からも消え去ることでしょう。

政治にうんざりしている人はそこここにいるのでは…

それも選挙でえらばえた人です。

政治献金で税金の多くを使て当選したその人も

国の役割として選ばれた人です。

だけれどコロナになると、せいっじに無関心の人も国の政策にすがろうとします。

国の大借金もスルーしていても平気です。

わが貧困を嘆き訴える人は政治に向き合ってきたのでしょうか?政治に無関心は子のコ

【一筆両断】国づくりの順番が回ってきた若者たちへ

大学には毎年、新入生が入学してきます。ほとんどの新入生は18歳です。筆者は初め

ての講義で「大人になる」ということについて、四つの視点で考える時間をつくります

一つ目は「身体的に大人になる」ということです。これは男性も女性も出産が可能にな

れば一つの完成をみます。二つ目は「精神的に大人になる」ということです。これは難

題です。人は皆これで悩み続けています。きっと一生かかっても成し遂げられない未完

成の大仕事なのでしょう。精神的にはまだ子供なのに身体だけ大人になっていれば子供

を産めます。そういう子供が子供を産むという例を見聞きしたこともあるでしょう。し

かし生まれた子供と一緒に成長して、大人なっていくということもあります。

三つ目は「経済的に大人になる」ということです。具体的には税金をきちんと払えるこ

とでしょう。学生の中にはアルバイトで相当の収入を得た体験で、一人でやっていける

と勘違いする者もたまにはいます。保護者に世話になっていることや、健康保険のこと

に改めて気づく者もいます。四つ目は「社会的に大人になる」ということです。具体的

には選挙に行くことで国づくりに関わっている自覚を持つことです。

5年前、選挙権年齢が20歳以上から18歳以上へ引き下げられ、ほとんどの高校で選

挙権に関する指導が行われました。筆者も当時ある高校の授業に参加しました。そこで

は授業以外でもテレビ局が入って、高校生が模擬投票する場面を取材していました。選

挙の仕組み、投票の意義、民主主義の大切さ、などなどを型どおりの指導が行われまし

たが、なんとも痒(かゆ)いところに手が届かないようなもどかしさを感じたものです。

18歳の高校生が投票先を選ぶ眼が育っているとは感じ取れなかったからです。選挙で

投票するとは、具体的に誰かを選んで名前を書いて投票箱に入れるという行動です。実

際の指導場面では具体的に誰を選んだらよいのか、どう指導したらよいのでしょうか。

主権者意識を養うということは具体的にはどういうことなのでしょうか。筆者は日本国

の歴史を深く知ることだと考えます。齋藤武夫氏に「歴史の中にはご先祖さまが生きて

いる」という一つの実践があります。簡単に紹介します。

〈私たちひとりひとりには親が2人います。その親にもそれぞれ親が2人います。私た

ちがこうして今生まれるために全部で何人のご先祖さまがいたのでしょうか? 書家で

詩人の相田みつをに「自分の番 いのちのバトン」という詩があります。

父と母で二人

父と母の両親で四人

そのまた両親で八人

こうしてかぞえてゆくと

十代前で千二十四人

二十代前では--?

なんと百万人を越すんです

過去無量の

いのちのバトンを受けついで

いまここに

自分の番を生きている

それが

あなたのいのちです

それがわたしの

いのちです

どんどん遡(さかのぼ)ると、ある時期から日本の人口を超えてしまいます。とすると、

日本人はどこかで先祖が重なっているということになります。しかし実は大切なことが

もう一つあります。世界には滅びてしまった国が多くあります。国が滅びてしまって世

界中に散らばった民族や、国をつくる前に乗っ取られて大勢が殺された民族もあります

。先祖が命をつないだだけでは、日本人としての私たちはいないのです。先祖が古い時

代に国を作り、文化を創り、命がけで敵と戦い、守ってきた。そういう国づくりの努力

があったからこそ、今の日本があり、日本人としての私たちがいるのです〉

先祖が営々と築き続けてきた努力の上に暮らしている。そして、その努力の順番が今の

私たちに回ってきた。これが当事者意識、主権者意識でしょう。

今、世間ではある政党のリーダーを決める選挙で喧(かまびす)しくなっています。そし

てすぐに衆議院議員の総選挙があります。「政治に無関心な国民は、無能な政治家に支

配される」という言葉があります。巡ってきた自分の順番をじっくり自覚し、次世代に

つなぐことを考える、そんな若者が未来の日本国をつくっていくことを願っています。

参考文献 齋藤武夫著「授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業」(授

業づくりJAPANさいたま発行)ナ対策に不平など言える立場にはありません。