ご機嫌いかがでしょうか。
視界ゼロのみこばあちゃんです。
おはようございます。
昨日とは一変し、穏やかな太陽にびっくり。
春から冬にと季節はどうなっているのでしょう…
春の花々も震えているのでは?
当地は 午後から強風を感じさらに体感温度を下げてもいます。
大山ではこの時期としては珍しく37センチの積雪量に震えています。
最前線でご活躍いただいている医療関係者に、感謝申し上げます。
出産病院からお断り連絡にびっくり
コロナ患者の殺到によるものです。
少なからず医療現場は混乱しています。
がん患者まで通常の通院、オペができないじったい!
世界では医療現場で命の選択もあるように聞いてます。
本当に命の現場ではストレスもピークにとお察し申し上げます。
それにしてもあれだけマスメディアで騒がれていても
歓迎会など平気で施工できることが理解できない現実もあちこちで…。
えいず問題も身近な問題としてクローズアップされたこともあり
日本では終息傾向にあります。
新型ウイルスのこのような展開はまさかまさかでございました。
中国での感染拡大の時、継承されたお方もおられたようですがどこか
よそ事的に受け止めていたご気楽トンボでもありました。
地球の一員である限り、災害、感染もあることだけは踏まえても起きたいもの…。
社会にあっては温度差も様々
若者の外出も控えてほしいとは願いながら
聞き入れられない人たちもおられる悲しい実態もまたあるのが
世の中の定め化も
引用文です。――近年、猛威を振るっている感染症
前章につづいて、人の生命や生活に大きな影響をもたらす感染症についてみていく。こ
の章では、マラリア、エイズ、コレラなど、近年、猛威を振るっているものを取り上げ
る。また、微生物への感染が原因となる肺炎、食中毒などの疾患についてもみていく。
1|マラリアは、薬剤耐性を持つ原虫や、殺虫剤耐性を持つ蚊が出現して対応が困難に
マラリアは、エイズ、結核とともに、世界三大感染症の1つとされている。マラリア原虫
という寄生虫が病原体で、これがハマダラカという蚊の雌の吸血によって媒介されて、
ヒトを感染させる。現在、日本ではマラリアの流行はないが、アフリカや東南アジアの
熱帯・亜熱帯の国々で流行が続いている。WHOの報告書によると、2017年には2億1,900万
件の症例が発生し、43万5,000人が死亡したと推定されている。死亡者の61%は5歳未満の
子ども、とされている21。アフリカでは、貧困や戦乱・紛争が発生している地域で、十分
な医療が行われていないことが、その背景にあるものとみられる。
マラリアは発症すると、高熱、頭痛、嘔吐などの症状が出る。症状が悪化すると、意識
障害や、腎不全を起こして死亡することもある。
現在のところ、マラリア原虫に対するワクチンは開発されていない。治療は、抗マラリ
ア薬の投与が中心となる。いくつかの薬剤が開発されており、死亡率の低下に寄与して
いるとされている。予防のために薬剤を内服するケースもある。また、殺虫剤を散布し
て媒介する蚊を駆除したり、殺虫剤を含む蚊帳を用いるなど、生活環境面での予防も推
奨されている。
近年、薬剤に耐性を持つマラリア原虫や、殺虫剤への耐性を獲得したハマダラカが出現
してきている。このため、薬剤や殺虫剤の選択の変化が激しく、対応が困難になりつつ
ある。
21「世界保健機関(WHO) 2018年世界マラリア報告書」より。
2|エイズは、発症していきなりエイズ患者であることが判明するケースが約30%と高率
で推移
エイズは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染症である。感染後2週間程度インフルエン
ザに似た発熱などの症状が出ることがある。その後、症状は収まるが、患者の体内では
ウイルスが増殖していく。そして、この無症候期が10年程度続いた後、発症する。エイ
ズは、免疫力が低下したことによる日和見感染症が中心である。最も死亡者が多い日和
見感染症は、結核とされる。このため、エイズ患者の多いアフリカのサハラ砂漠以南地
エイズでは、HIVの空気感染、飛沫感染、接触感染は起こらない。性行為、輸血、母子感
染(分娩時、母乳)、注射型麻薬などが感染経路となる。
1981年にアメリカ・ロサンゼルスで、同性愛者の男性が死亡したことで注目された。199
0年代半ばまで、エイズは死に至る病として恐れられてきた。その背景には、この病気が
突如現れたこと。病原体が不明であったこと。治療法がなく、発症した患者が急速に死
に至ること、があったとされる。日本では、感染を恐れるあまり患者に対する差別が起
こったり、飛沫感染によっても病気がうつるのではないかとの不安心理から、エイズパ
ニックが生じたりした。
その後、感染のメカニズムが解明され、感染者の発症を遅らせる抗HIV剤の開発が進んだ
。併せて、性行為時の避妊・性病予防具(コンドーム)の使用により感染を防ぐ等の感染リ
スク対策の社会的な認識も進んだ。これらの効果もあり、現在、エイズを死には至らな
い病に変貌させることができた。
WHOが公表しているエイズ関連のデータによると、2017年には世界全体で新たに、約170
万人がHIVに感染。2018年末にはHIV感染者は約3,790万人となった。また、2017年には、
約94万人がHIV関連の疾患で死亡している22。
日本におけるHIV感染者とエイズ患者の新規報告数は、それぞれ年間1,000件、400件程度
。2000年代後半以降、ほぼ横ばいで推移している。無症候期に血液検査でHIV感染者とし
て発見されることなくエイズを発症して、いきなりエイズ患者であることが判明するケ
ースが新規報告数の約30%と高率で推移している。これは、無症候期に性行為を通じて、
感染を拡大させた可能性がある患者が一定数いることを意味しており、感染拡大防止の
観点からは深刻な事態といえる。
図表10. 日本におけるHIV感染者とエイズ患者を合わせた新規報告件数(推移)
3|コレラは、地球温暖化により海水温が上昇することで、感染拡大のリスクが高まって
いる
コレラは、ビブリオ・コレラという細菌の感染症である。感染者の便に含まれる細菌が
、水や食物を通じて経口摂取されて感染する。感染者の8割程度は症状を出さないとされ
る。症状が出た場合、急性の激しい下痢を繰り返し、重症の脱水状態となる。重篤な場
合には、死に至るケースもある。
コレラの原因菌は、コレラ菌のうちO-1血清型とO-139血清型のもので、いずれもコレラ
毒素を産生する23。これに対しては、水道水の塩素消毒が重要となる。
19世紀には、コレラが何度も世界的に流行した。明確なコレラ・パンデミックは、6回あ
ったとされる。1854年には、イギリスの麻酔科医ジョン・スノウが、第3回のパンデミッ
クのロンドン市内での流行について、感染者・死亡者の分布と、井戸の分布を地図で重ね
合わせることにより、感染の原因が飲料水の汚染であることを突き止めている。これは
、疫学を用いて感染症を終息させた偉業として現代に語り継がれている。
現在は、1961年にインドネシアで始まった第7回のパンデミックの途中とされる。近年は
、地球温暖化の影響で海水温が上昇しており、コレラ菌が生育しやすい環境になってい
る。このため、世界各国で、感染拡大に対する警戒が高められている。
23O(オー)は、O抗原という細胞壁の抗原を意味する。コレラ菌は、O抗原によって200種
類以上の血清型に分類されている。
4|エボラウイルス病は、開発されたワクチンの効果が期待されている
エボラウイルス病は、主に、アフリカ中部やサハラ砂漠以南の西アフリカで発生する。C
DCのまとめによると、1976年の流行24を皮切りに、これまでに28回のアウトブレイクが
起きている。特に、2014~16年に西アフリカのリベリア、ギニア、シエラレオネで起き
たアウトブレイクでは、感染者数28,652人、死亡者数11,325人、感染者の致死率は約4割
に上った25。なお、統計にカウントされていない感染者や死亡者がいるとみられ、実際
の犠牲者はさらに多数であったと考えられている。
エボラウイルス病の病原ウイルスは、オオコウモリを宿主としているという説が有力と
なっている。感染経路は接触感染であり、患者の体液と接触することで感染が成立する
。感染の拡大には、いくつかの背景がある。アフリカ中部での流行では、流行地域が過
疎地域で、貧困であったため医療器材が不足し、病院内での注射器の使い回しが行われ
たことによる院内感染が起きた。一方、西アフリカでの流行は都市部で発生した。死者
の埋葬の際、死者を悼んで体を抱擁したり手足をさすったりする、この地域特有の風習
があり、これが接触感染を引き起こしたとされる。
また、2014年の西アフリカのケースでは、アメリカから派遣された医療従事者が本国に
帰って二次感染を起こした。飛行機による人の高速移動が、別の地域に二次感染を引き
起こす事例となった。
2018年の夏にコンゴ民主共和国で発生したアウトブレイクは、2019年8月14日時点までに
、患者2,852人、死亡者1,913人(それぞれ94人の高可能性例を含む)を出している。WHOは
、この事態を受けて、7月17日に緊急事態宣言を出している26。エボラウイルス病につい
ては、ワクチンが開発されており、接種を通じた感染拡大防止効果が期待されている27
。
24この病気は、初期の流行地域であるザイール(現コンゴ民主共和国)のヤンブクを流れ
るエボラ川にちなんで、「エボラ出血熱」と呼ばれた。患者が激しく出血することから
出血熱と名づけられたが、出血を伴う前に死亡する患者もいることがわかり、WHOは2014
年に病名を「エボラウイルス病」に変更した。
25“Ebola Virus Disease Distribution Map: Cases of Ebola Virus Disease in Afric
a Since 1976”(CDC)による。(アドレスは、https://www.cdc.gov/vhf/ebola/history/d
istribution-map.html)
26これまでに、WHOが緊急事態宣言を出した事例として、中南米でのジカ熱の流行(2016
年2月)、西アフリカでのエボラウイルス病の流行(2014年8月)、パキスタンやシリアでの
ポリオ(小児まひ)の流行(2014年5月)、新型インフルエンザのパンデミック(2009年4月)
がある。