政府はメディアまでも介入するのか??

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 国民のためのNHKが報道内容に、事実は、判明されませんが

NHK記者が報道規制を受けた後、「森友事件」担当から外され

左遷されるなんて耳を疑いたくなります。

許されてよいわけがありません。

ここにまで政治の力が反映されそこに無力であることが

とても残念です。

新聞よりも容易に得られるテレビ政治報道は一般車の多くに

その影響を強く受けることもまた事実です。

【森友事件】報道は特に国民の関心事の発端ともいえる。

 政府にとってのメディア戦略が働くのも当然であろう!

総理の演説のワンフレーズはとても強烈なインパクトを使用していることからも

そのメディア報道の在り方はがぜんちからもはいろうというもの!

政府の力は、中央官庁にまで平気で文書の隠ぺい、改竄までさせてしまうほどの

人事権をちらつかされる脅威に屈服しかないのであるから

NHK、警察までも権力を振りかざす安倍政権のおごりはどこまでも永遠であろう。

これも国民が求めた結果としてわれわれがうけいれるしかないのであろうか?

総理も権力の乱用に自信までも捨てることはあるまい。

相沢記者がnhkの退職を決意するには多くのことを

失うことも受け入れてからのスタートの決断は

記者としての姿勢を貫きたいと思う並々ならぬ姿勢と

記者としてのある劇姿まで連想します。

規制にとらわれない真実の報道を期待しております。

特に森友問題は、その担当者の自殺までに追い詰めたほどの

事件性をはらんだ内容です。

 何はともあれ、会沢記者が権力に屈服することなく

報道に対する記者としてのあるべき姿に

記者としての筆を折ることをしなかった姿勢を

応援し続けたく思います。

     逢坂新聞よりの引用です。

 安倍総理のメディア報道の敏感さは知られたところでもあります。

相沢記者が語る「森友事件の本質」と「移籍の思い」 (2018/09/28)

 NHKを先月末に退職し、新日本海新聞社が発行する大阪日日新聞に移籍した相沢冬

樹記者(55)は、森友学園への国有地売却問題を一貫して取材してきた。移籍後も、

森友事件を追及しているが、そもそも、なぜ大手メディアから地方紙の記者に転身した

のか。相沢記者は、「どこにもしがらみはなく、遠慮もいらない」(吉岡利固・新日本

海新聞社社主)を基本とする報道姿勢に感銘を受けたと言う。森友事件の本質と移籍の

思いを聞いた。

森友事件と移籍について語る相沢記者視察に訪れた参院予算委の与野党理事らに応対す

籠池泰典氏(手前左から2人目)=2017年3月16日午後、大阪府豊中市森友学

園の小学校名の経緯を明らかにした籠池氏の報告書

 -NHK退職の経緯は。

 突然、大阪の報道部から考査部へ異動を命じられました。私は森友事件を中心になっ

て取材し、そのことはNHK内の誰もが認めていた。そして、異動が伝えられた5月は

財務省の背任事件に対する大阪地検特捜部の捜査がヤマ場を迎えていた時期で、しか

も、いつ終わるか分からない。そんな時期に取材担当者を代えますか。異動先の考査部

は番組を放送後に講評する部署です。これは私にとって左遷と言うより、記者という生

きがいを奪う行為です。生きがいを奪われたから退職を決意しました。

 -「森友問題スクープ記者を“左遷” NHK『忖度(そんたく)人事』の衝撃」と

日刊ゲンダイに報じられたが。

 組織内部のことは分かりませんが、森友事件で私が特ダネニュースを出した後に報道

局幹部が激怒したこと、別の特ダネを出す際に圧力があったことは事実です。「近畿財

務局が国有地売却前に森友学園側から、支払える上限額を聞き出し、その金額以下で売

った」というニュースを放送しましたが、放送後、私の上司に報道局幹部から、なぜこ

のニュースを報じたのかという怒りの電話がかかってきました。

 そして「財務省が学園側に対し、実際にごみを大量に撤去したように説明してほしい

と口裏合わせを求めていた」というスクープニュースを出すに当たっては、報道局幹部

の了解を取り付けるためにハードルの高い取材を求められ、全てをクリアして放送する

直前に、情報が野党に漏れているという理由であやうく放送がボツになりかけました。

しかも、特ダネなのにニュース7の一番最後の項目という扱いでした。何かに忖度した

としか言いようがありません。

 -もともと、森友問題の取材を始めたきっかけは。

 森友問題が明らかになったのは昨年2月8日。豊中市木村真市議が、森友学園に売

却された国有地を巡り、国が売却額を明らかにしないのはおかしいと情報公開を求めて

提訴したことがきっかけです。記者会見を聞いてみると、他の全ての国有地は売却額が

公表されているのに、この土地だけ開示請求しても出てこない。そしてこの土地に建つ

小学校の名誉校長は安倍昭恵首相夫人。その瞬間に何かある、話が大きくなると直感し

ました。そこから私の取材はスタートしました。

 籠池泰典理事長(当時)は最初に各社のインタビューに答えた後、取材に応じなくな

りましたが、その後、学園側から私に電話があり、単独インタビューに応じると伝えて

きました。「相沢さんが信用できると思ったから」という話でした。理事長とのやりと

りで信用されたのだと思います。

 -森友事件をどう捉えるか。

 二つの謎が残されたままです。一つは、なぜ、疑問のある小学校が認可されようとし

ていたのか。もう一つは、なぜ、国有地がごみの撤去費の名目で鑑定額から8億円以上

も値引きされて売却されたのか。そもそもごみは撤去の必要があったのか。問題の土地

は、森友学園の前に大阪音楽大が売買交渉をしていました。ここでは、ごみは問題にな

らず、大阪音楽大が数億円の買い取り価格を提示しても、折り合いませんでした。数億

円で折り合わないものを、なぜ1億3400万円で売ったのか。おかしなことだらけで

す。

 -問題の本質は何か。

 誰が見てもおかしな土地取引なのに、財務省の担当者も、財務相も、首相も「問題な

い」と言い切る。関係書類の提出を求めても「廃棄したからない」と言い切る。ところ

が後から出てくる。しかも改ざんされていたと分かる。誰が見てもきちんとした説明は

されていないのに、「十分説明した。もう終わった」と、子どもでも分かるような嘘(

うそ)を政治の力で押し通した。嘘を突き通せば嘘がまかり通ることを世の中に知らし

めてしまった。多くの人が無力感、さらには政治への絶望を感じているのではないでし

ょうか。

 森友事件は私がNHKを辞めて記者を続けようと思った大きな理由の一つです。この

1年半、「自分はこの事件を取材するために記者になったのだ」と宿命的なものを感じ

ながら取材してきました。先ほど挙げた二つの謎を解明するまで取材を続けるつもりで

す。

 -大阪日日新聞を移籍先に考えた理由は。

 知人を介して7月下旬に、吉岡社主に初めて会いました。私が一通り話をする間、黙

って聞いていた社主は最後にこう言いました。「こういう形で言論を封殺する不条理を

わしは許せない。有為な人材をこんなことで埋もれさせてはならない。うちの会社はど

こにもしがらみがないし、どこに遠慮もない。相沢さん、あんたには自由に取材して真

実をどしどし書いてもらいたい。あんたはうちで面倒みる」。私はその言葉に深く感銘

を受けました。強い者、権力者、スポンサーに遠慮し、忖度して、報道内容を左右しが

ちな今のメディア界にあって、こんな気骨のある人がいたことが大きな驚きでした。

 その後、私は鳥取市新日本海新聞社を訪れ、社長にお会いしました。その時、社長

の名刺に「代表取締役社長 記者」と肩書がありました。社長は「うちの会社は社長以

下全員記者という心構えでやっています」と語りました。これもすごいことです。記者

という仕事に限りない愛情と誇りを感じている私にとって、これほどふさわしい会社は

ないと思いました。

 -今後の抱負を。

 森友事件は私にとって、読者の皆さまへの「取材公約」ですから、最優先で取り組み

ますが、やりたいことはたくさんあるんです。私はあと1カ月で56歳ですが、さらに

修業を重ねて成長を続け、読者の皆さまに新たな視点の記事を送り届けたいと思ってい

ます。

 あいざわ・ふゆき 1962年生まれ。宮崎県出身。87年にNHK入りし、山口放

送局を皮切りに神戸、東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを歴任。大

阪局考査部副部長を最後にNHKを退職。9月1日から大阪日日新聞論説委員