被害当日、知らなかった政府飲み会とは!!

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 積乱雲が連続形成されても次から次へと積乱雲が形成されそれが長時間、雨を運び

それが小田川の氾濫を招いたようです。

政府はその日は飲み会であったそうです。

豪雨の情報は政府にもあったはずです。

緊急事態は24時間体制が当たり前です。

 政府の機能は翌日の午後であったと思います。

現地では消防署までが河川の決壊ですっかり飲み込まれ

機能不全状態です。

地域の避難連絡は、河川の決壊情報が身近な適格把握に

どれだけやくだつ情報か知れません。

現地で連絡を取り続けていた家族の多くに悲しい知らせは

すこしでもふせげていたのではなかったろうか?

こんなに初期対応のまずさで多くを失ったことは

悔しくて悔しくてたまりません!

岡山といえば自民党の支持母体でもあります。

安倍総理はおっしゃいます。

「適切かつ現場主義の対応には揺るぎはありません」と。 そして瞬時のうちに多くの暮らしまで飲み込んでしまいました

政府からの緊急援助は、政府発動とか?

これだけ情報のやり取りができるというのに

現場とのミスマッチ減少で

どれだけ無駄を生むことになるかしれません。

これも赤字予算からの形状です。

 政府対応には、かなりの温度差が目に余ります。

 安倍総理リップサービスなど「もうけっこう」!?

カープの「黒田党首」がこの度

1千万円ものお金を寄付いただきました。

本当にありがとうございます。

県外ナンバーの方々のボランティア

お風呂の無料サービスいただける多くの民間

ワシュウホテルの障碍者の受け入れ対応本当にありがとうございます。

それに比べ地元の若者のボランティアの元気もお願いできれば嬉しい限りです。

     産経より。

西日本豪雨】積乱雲の連続発生 「バックビルディング現象」を確認 防科研 (2018年7月10日 21:54)

 西日本豪雨では、同じ場所の上空で新しい積乱雲が次々と生じる「バックビルディング現象」が発生し、通常は短時間で通り過ぎる積乱雲が数珠つなぎになって線状降水帯を形成したため、長時間にわたって同じ地域に大雨をもたらしたことが分かった。中国・四国地方などの雨雲を解析した防災科学技術研究所茨城県)が確認した。

 同研究所は国土交通省気象庁のレーダー観測データを基に、当時の雲の様子を再現した立体映像を作成。それによると、大きな被害が出た広島県付近で6日午後5~9時にかけ、上空で発生した積乱雲が風下の北東に移動した後も、ほぼ同じ場所で連続して別の積乱雲が発生し、同じ方向に進む状況が確認された。岡山県岐阜県でも同様の状況が確認されたという。

 この現象はバックビルディング現象と呼ばれ、複数の積乱雲が帯状に連なる線状降水帯の発生メカニズムの一つだ。

 今回のケースでは、南と南西から流れ込んだ暖かく湿った空気が上空で衝突し、上昇気流が生まれて積乱雲を形成。その流れが何度も繰り返され、「積乱雲の寿命は30~60分程度」(同研究所)にもかかわらず、複数の積乱雲が連続して通過することで大雨が降り続いた。平成27年9月の関東・東北豪雨、昨年7月の九州北部豪雨なども同現象が原因とされる。

 また今回、線状降水帯を形成した積乱雲の最大高度は約7キロで、26年8月の広島の豪雨や九州北部豪雨と比べると半分以下。そのため、 上空の風の影響を受けにくく、進行速度が遅くなり、降水量の増加に拍車をかけたとみられる。

 同研究所は「バックビルディングは局所的な現象だが、今回は広い範囲で複数発生している。珍しい状況だ」と話している。

「やばいっ!」電話切れた息子探す母 自らスコップ握る (7/11)

 土砂崩れと濁流で、大きな被害が出た広島市安芸区矢野東7丁目。スコップを手に、土砂を一心不乱に掘りおこす女性がいた。6日夜から行方不明の広島市立工業高3年の植木将太朗さん(18)の母親だ。「息をしている状態で見つけ出してあげたい」

西日本豪雨、列島各地の被害状況は

 将太朗さんは6日、学校の期末テストを受け、昼過ぎに祖父が運転する車で帰宅。テニス部の練習も雨で中止になった。

 午後7時半ごろ、仕事を終えた母親は豪雨の中、車で長女と自宅に向かっていた。あまりにも雨がひどく、車を止めて、将太朗さんに「じいちゃんの家に避難してね」と電話で伝えると、「わかった」と返事があった。祖父の家は数十メートルしか離れていないが、自宅より山から遠かった。

 2、3分後に将太朗さんから再び電話があった。「まじでやばいよ」。激しい雨音と、混乱した将太朗さんの声が聞こえた。「何が?」と聞き返すと、「やばいっ!」という叫び声とともに、電話が途切れた。何度も電話をかけたが、応答はなかった。

 その夜から眠れていない。「将太朗が何も食べられていないのに、私だけ食べることはできない」と、食事もまともにとっていない。

 一夜明けて7日、知人女性がツイッターで、将太朗さんらしき人が鉄柵に乗ったまま流されているという情報を見つけた。すぐに投稿者に問い合わせると、特徴が将太朗さんに似ていた。

 9日、鉄柵らしきものが植木さん宅の北約700メートルの交差点付近で見つかった。「この近くに将太朗がおる」。この日から母親は休む間もなく土砂を掘り続けている。将太朗さんの通う広島市立工業高校の教員たち約20人も手伝う。

 陸上自衛隊も重機で車や倒木などを撤去するが、捜索範囲が広く、思うように進まない。「手伝ってくれる人たちには感謝しかないけれど、一人でも多くの力を借りたい」と母親は願う。

 11日も午前8時ごろから、陸自や警察官ら約30人と教員、同級生ら約40人が、強い日差しのもとで掘り続けた。午後には近くの住民らも加わり、約150人に膨らんだ。

 母親は言う。「息子はまだ生きとるけ、必ず見つけ出します。当たり前の日常を早く取り戻したい」(大滝哲彰) 

 そもそもバックビルディング現象とは何かをひとことで言うと、積乱雲が風上で連続して発生し、それによって風下で激しい雨が降り続ける現象です。風上で積乱雲が連続して発生する様子がまるでビルが林立するようであることからこの名前が付けられました。

普通の積乱雲は湿った風が上昇気流に乗ることで発生し、狭い範囲に1時間あたり20mm程度の雨を降らせた後に消えます。一方でバックビルディング現象の場合には‘風上で積乱雲が連続して発生するので、局地的に激しい雨が降り続けて集中豪雨となります。

発生した積乱雲は風に流されて移動して行くのですが、すぐに次の積乱雲が作成されるために、新たにできた積乱雲が線状・帯状に並び立つために、一帯に集中的に大雨を降らせることになります。

過去のバックビルディング現象による災害事例

過去のバックビルディング現象による災害事例はいくつかありますが、最も有名なものは2014年に広島県の安佐南、安佐北両区で発生した大規模な土砂災害です。

この広島で発生した土砂災害では77人の死者が発生する大災害になりましたが、この土砂災害の原因になったのがバックビルディング現象による集中豪雨でした。

この土砂災害では、豊後水道を通って日本海側に停滞する前線に向かって広島と山口の県境に流れ込んだ湿った南風が、丘陵部にぶつかり上昇気流となり積乱雲が発生しました。

上空1500m付近では南西風が吹いており、この南風とぶつかり県境付近で発生した積乱雲をさらに発達させながら北東方向へ運んだため、風下側の広島市で長時間にわたり局地的豪雨が発生し、土砂災害に繋がりました。

この他にもバックビルディング現象による水害は今までに何度も発生しております。日本の平均降水量は年間で1,500mm程度になることが多いですが、バックビルディング現象によって集中豪雨が発生すると場合によっては、たった12時間で600mm程度の雨が一気にふることがあります。

バックビルディング現象はその発生を予測することが難しいので、気象庁の注意報・警報をチェックして、大雨による災害が予測されている場合には早めに避難を行うなどの防災対策を行う必要があります。

以上、バックビルディング現象について、そもそもバックビルディング現象とは何か、過去のバックビルディング現象による災害事例、などについて見てきました。